もうすぐ2014年も終わるが、師走の名の通り、結構忙しい。
12月の第1週の日曜日は全伯スピーチコンテストに質問係として出席した。
今まで10年ほど地元の地方大会には審査員として出ていたが、全国大会に関わったのは今回が初めてである。
この質問係というのは、各地方大会を勝ち抜いてきた参加者がスピーチを終わった後に、日本語でそのスピーチに関して質問するというもの。
僕は参加者の実際の日本語のレベルが高くないことを知っているので、公開処刑にならないよう、なるべく参加者が答えられるような質問を考えた。
難し過ぎず、易し過ぎず。
もし自分が同じ立場だったらと思うと、そうせずにはいられない。可哀想だもん。
そして、12月の第2週の日曜日は日本語能力試験の監督をした。
これも10年連続でしていたが、ここ2、3年はやっていなかったので、久しぶりに監督として現場に復帰。
N5という一番初心者のクラスを受け持ったのだが、嘗ての教え子と一緒に監督をすることになった。
その教え子は今では日本語教師をしているそうで、いつの間にか同業者になっていた。
うーん。時が経つのは早いなあ。
試験前に問題を配っていたら、一人のブラジル人受験生が僕に「あなたのブログ読んでいます。あなた有名ですよ」と話しかけてきた。
ブログでは顔写真などを公開していないのに、何で僕だって分かったのだろうと不思議に思った。
まあ、残念ながら有名ではないが、ブログを続けていなければ、決して起こらない事であるから、やっていた甲斐があるというものだ。
大学の日本語公開講座もあと10日ほどで終了。それが終われば、もうクリスマス週間に入り、その後は年末年始にサンパウロ旅行と、かなりドタバタしそうである。
暇よりずっといいけどね。
すでにブラジル年金を貰っている友人に、「いくら貰っているのか」「きちんと口座への入金があるのか」聞くと、いい加減で金額はバラバラ、入金もバラバラで、どうなっているんだと怒っていました。
ブラジルの年金担当部署に直接メ-ルで抗議しても、返事が返って来た事は一度もないそうです。友人にそう聞いていたので、その事を日本の年金機構本部に昨日電話すると「個別の問題は、直接ブラジルの担当部署に日本語で良いですから、手紙かメ-ルで出してもらうことになっています。」と言うので、私は「お金がかかるから日本語の専門家を雇っているとも思えないし、難しい日本語が読めるブラジル人は、百万人に一人位だから直接ごみ箱行ですよ、別の抗議の方法を考えて下さい。」と言いました。
たけちんさんの「ブラジル人の日本語レベルは高くない」をみて、今回これを書いてみました。