日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

ブラジル国費留学生が筑波大学へ

2014年12月17日 19時49分31秒 | 日本語教育

ブラジルには国費留学生を日本などの先進国に送る制度がある。

Ciência sem fronteira。直訳すると、国境なき科学。

その名前が示すとおり、同制度を利用して海外留学に行けるのは理系の学生のみ。大学生、院生、ポスドクと、その対象も広ければ、一人の留学生に対する諸手当もかなり充実している。

その点、日本は文部科学省が海外から国費留学生を受け入れているのに、日本人の海外留学に対しては何の制度も有していない。

どんだけーって感じだ。

日本がブラジルに見習うべき点の1つかなと思う。

で、話は戻るが、僕が勤める私立大学の日本語公開講座の元生徒であるルーカスさんがブラジル政府の国費留学生として僕の母校である筑波大学に1年間留学していることを最近知った。

日本語教師である僕の周囲には日本に留学したい学生がたくさんいるので、彼らへの有用な情報提供の意味合いも含めて、ルーカスさんにインタビューを申し込み、それをブログ上で公開したい旨を伝えた。

そうしたら、ルーカスさんは二つ返事で了承してくれた。

その記事がこちら。(全部ポルトガル語ですが)

ルーカスさんは頼んでもいないのに、現在住んでいる寮の部屋や施設の様子をビデオに撮影してくれた。その様子は以下の通り。

Dormitório destinado para estudantes estrangeiros na universidade Tsukuba

実はここは筑波大学の一の矢宿舎で、僕が大学時代に住んでいた宿舎でもある。僕が住んでいたのは日本人学生寮であり、このビデオのものよりも酷い環境だったが、すごく懐かしかった。

また、自分の教え子が母校で学ぶというのは何か感慨深いものがある。

海外で教える日本語教師にしか味わえない幸せだと思う。

 


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