STUDIO+U

日々、クリエイティブに。

うどん派

2005-01-26 | 日常
会社の近所の行きつけのうどん屋
が夜逃げ同然に消えてしまった。

夜中の2時までやっていて、
徹夜の時には必ず行っていたのに。

しかたないので今夜は
コンビニの鍋焼きうどんを
会社のコンロであたため中。

これでは朝までがんばれません。

新しい店開拓しないと。


スーベニア/スピッツ

2005-01-24 | 音楽

きれいなストリングスの旋律と
きゅんきゅんくるメロディ。

レンタルしないで買っちまいました。
青い春と真っ赤な秋。
スピッツに感じるイメージです。

古い学校の校舎とか、秋の落ち葉とか、
埃っぽいような懐かしさ。

旅にでる魔女のこととか、
時に生々しく人生を語るところとか、
むき出しの人間臭さ。

スピッツには永遠に思春期でいてほしい。



ふぐなど。

2005-01-23 | 日常

朝から撮りだめした「ER 9」
「優しい時間」「Mの悲劇」
「不機嫌なジーン」、を一気に処理。

風邪気味だけれど、桜木町といえば「一蘭」へ行くでしょ、というわけで久々食べる。
しかしあの自習室みたいなブースで仕切られて
いるシステムはあいかわらず狭苦しくて好きになれないなー。

仕事で使う建築書を漁りに本屋へ行ったけれど、
文庫本を大量に購入してしまった。
村山由佳にハマり中。
ファンタジーでもサスペンスでもラブストーリー
でもない普通のストーリーを書く稀少な作家だと思う。

夜はふぐを食べる。
店内女性の比率が高い。
淡白すぎて男性には向かないらしい。
けれどヒレ酒は美味かった。

今日は”休み貯め”する。
今日が最後の休日になる予感。
コンペと実施設計の締切が同時に迫る。

パッチギ!

2005-01-22 | 映画
韓国ではなく、朝鮮を題材にしたのは、
イケメン俳優を追いかけることで
日韓交流だと勘違いしている
かつての若貴ブーム的な
”韓流(はんりゅう)”への皮肉にも思える。

単に青春ドタバタでは終わらせない井筒監督の
隠し味が潜んでいるようにも思えたが、
きっと気恥ずかしくてそこまで大げさには
したくなかったんだろうね。

そんなに深い映画ではなかったのが
良かった。

すべての雲は銀の…/村山由佳 著

2005-01-19 | 読書
主人公は、失恋をきっかけに、信州の山奥にある宿
「かむなび」へ住み込みで働き始める。
そこで出会う人々との日々の関わりの中で、
少しづつ再生していくというお話。

上下巻にも渡るストーリーなのに、
ありがちな”偶然の出会い”や大げさなエピソードがない。
余計なおせっかいも、難しい人生論を語る人間もいない。

登場人物達はそれぞれに不安や悩みを抱えてはいるが、
それを無理矢理に終結させるのではなく、
平凡な日常を暮らして行くことで、心の平静を取り戻し
ていく。

時間や気候の描写、仕草、怒り、悲しみの
表現がとても的確で、それらは決して嫌味ではなく、
かといって清潔すぎない。

読み終えた時、彼らの今後が知りたくなる。
いますぐ自分も出かけて行って、「かむなび」
で働いてみたくなる。

あれから10年も、この先10年も

2005-01-17 | 日常
10年前、まだ建築を勉強し始めたばかりの頃、
大阪の祖父母の家へ地震のお見舞いへ行った。

震災からまだひと月と経っていなくて、
建物は倒壊こそしなかったものの、屋根の瓦が
づれ、夜はすき間風がぴゅーぴゅーと吹き込んだ。
修理しようにも、業者はあちこちでひっぱりだこで、
簡単にきてくれるものではなかった。

自分は建築を一応やっているのに、
教科書で習う理論も、仲間とひきらかし合った知識も、
起きてしまった現実の前では何も役に立たない。

あそこで必要だったのは、調査や研究ではなく、
瓦礫を拾い集める力と、励まし合うコミュニケーションだった。

あれから10年たって、資格も手に入れて、
なんとか建築をやっているけれど、
自分が関わっている仕事は、
大きなお金を扱い、時に人の命を
左右する、とてつもなく大きな怪物であることを
十分に認識しているだろうか。

昼に観たテレビで、10年でよくここまで
復旧できましたねというインタビュアーの問い
に対し、「まだまだ。あと10年かかるわ」
と神戸のおっちゃんが言っていた。

10年後、自分は建築をやっているだろうか。
今よりももっと自信をもってやっているだろうか。
そしてそれは人の役に立っているだろうか。

時々振り返らなければいけない。







All the Clips/TM NETWORK

2005-01-16 | 音楽
TMを知る人間であれば、
一時期のTKサウンドが
チャートを席巻したのは
当然来るべき時代であった
ことは容易に想像できただろう。

小室哲哉の時代に対する先見性は、
当時から凄かった。

同時期にバンドブームがやってきて、
生音やバンドという形態が主流に
なっていた頃から、
”ユニット”、”コラボ”、
”リミックス”という実験を試み、
現在では当たり前になっているPVに
ついてもぬかりなかった。

2005年の今から見れば、
表現はかなり稚拙だけれど、
当時のTMが何をやりたかったのか?
というコンセプトが明確に、
かつ改めて理解できる一枚。

ただしマニア向けに出来上がっていて、
当時を懐かしむという雰囲気ではないかも。

電車男/中野独人 著

2005-01-15 | 読書
ブームに乗り遅れること数ヶ月。
ようやく読みました。

頻繁に登場する”毒男”と
いう言葉。
彼女なしの独身男、”独男”のことだそう。
これはまさに男性版「負け犬の遠吠え」か!?

恋とはこんなにも純粋で無邪気で
無防備で...
こんな気持ちはきっと何歳になっても変わらない。
変わらなくていい。
それでいいんだ。

これ、涙が出そうになります。
それから最後は嫉妬です。

漫画や映画にはしてほしく
なかったな~。

エルメスのティーカップ流行るかも。

土曜日。

2005-01-15 | 日常
2005年初事務所宿泊。
起きたら妙な頭痛。
体調が悪いと仕事が恐ろしく苦痛。
現場で失敗するし、所長の灰皿が飛ぶし。

合間見て一級建築士の免許登録に出かける。
結構早いかと思って報告したら、
一緒に受かった人は「君が最後」と笑っていた。

そんな雑談で救われて、
そのまま仕事に戻って、
土曜日を休みにするために朝帰り。

頭痛いし寒いし眠いし天気悪いし
これといって用事もないし、
こういう時はこういう生活に”?”が渦巻いてしまう。

マジもう終わりにするぞ。


らーめん山頭火

2005-01-12 | 日常
はい。
いつのまにやら美味しそうな
ブログに変わってしまいました。

仕事で恵比寿に行ったついでに
寄ってしまった。
っていうか空腹に合わせて
スケジュールを組んだ。

山頭火との出会いは一昨年
北海道へ旅してからでした。

クリーミーなスープなのに、
さっぱりとしていて、細麺に
上手に絡んでくる。

こいつが東京でも食べられると
知ったのもその時。
いまや川崎でも横浜でも
食べられる。

店ごとに微妙に味が違うのが
ラーメン屋の魅力だけど、
チェーン展開し始めて、
各店バラつきがなくなったのも
また魅力。

8番ラーメンと第七ギョーザの店

2005-01-10 | 建築
金沢2日目は建築もそこそこに、
金沢B級グルメツアーを堪能。

国道8号線沿線で創業したことから名付けられた
「8番ラーメン」と、7番目のお弟子さんが創業した(らしい)
「第七ギョーザの店」へ。

ラーメンは太麺に炒め野菜がたっぷりとのっかって
ヴォリューム大。スープは塩、醤油、味噌から選べる。
家で野菜を入れてつくるラーメンの感覚。

餃子はかなりの人気店らしく、
カウンター席背後で人が常時待っている状態でびっくり。

”ホワイト餃子”が名物らしく、10個で378円は格安!
ちなみに通は”D・D・T"と頼むそうな。

餃子(大)、大ライス、豚汁だってさ。
丸くてぼた餅みたくでっぷりした形してました。

西田幾多郎記念哲学館

2005-01-10 | 建築
おなじみ安藤忠雄氏の仕事。
吹雪の中、金沢市からローカル線で行きました。

地上2階建の横に長細い展示室棟と、研修室・喫茶・展望室を設けた
展望棟で構成される。
外観のシンプルさがもの語るように、
内部構成も実に機能的でシンプル。

展示室を移動する度に長いスロープをゆっくりと
上らされ、そこからは巨大なガラス越しに周囲の風景を眺める
という安藤建築おなじみの手法。
けれど借景が駐車場とはいただけなかった。

空間の豊かさを感じられるのは、地下ホールのホワイエと
1階エントランスホールを貫く、逆円錐の吹抜空間。

トップライトからの光が地下まで落ちてきて
気持ちいいんだけど、地下ホールに用事がない人は
気づかないまま帰ってしまうでしょう。

金沢の旅

2005-01-08 | 建築
連休に入っていた打ち合わせが延期になり、
急に休めることになる。

それで突然旅に出ることを思いついた。

金曜の終電間際にチケット予約。
土曜の8時には雪の舞い散る
金沢に立っているのであった。

というわけで金沢レポートをどうぞ。

金沢21世紀美術館

2005-01-08 | 建築


話題の妹島和世+西沢立衛/SANAAの金沢21世紀美術館へ行く。

室内は展示室を除いて、壁といわれるものがなく、
全てガラスで仕切られている。
外壁にいたっては全く存在しない。
その徹底ぶりに感心!

平屋の建物であるため、奥はかなり暗いと思いきや、
中庭が所々にポコポコと設けられ、
ガラスを通して向こう側の展示空間や
通路が見通せるようになっている。

廊下でもぎりをしていた女性が、ここは冬でも暑いとぼやいていた。
去年の秋にオープンしたこの美術館は、夏の日射しをまだ知らない。

展示室は自然光と蛍光灯の光が、アクリル板(?)の天井を
通してやわらかく落ちてくる。天井の高さと
あいまってものすごい開放感だった。

金沢21世紀美術館
所在地:石川県金沢市広坂
設計:SANAA
敷地面積:26,964.5m2
建築面積:9,515.54m2
延床面積:17,363.71m2

金沢市立玉川図書館

2005-01-08 | 建築


こちらは谷口吉生氏の初期の仕事。

外壁は紫色の鋼板でほとんど覆われ、
四周に対しては閉じた形態をとっている。
図書館とは気づかないくらいに
あまりに素っ気ない外観。

これは隣接する歴史的建造物
である煉瓦造りの資料館に対する
気遣いにも思える。

対して資料館とをつなぐ中庭側は、
ガラスを使った開放的な空間となっている。


金沢市立玉川図書館
所在地:石川県金沢市玉川町
設計:谷口建築設計研究所
敷地面積:8,142m2
建築面積:2,850m2
延床面積:6,340m2