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日本の伝統食、玄米に味噌・納豆が放射性物質を排出

2011-03-31 | 原発・核
('11 3/30)
日本の伝統食、玄米に味噌・納豆が放射性物質を排出
http://health-station.com/n147.html

 日本の伝統食、玄米に味噌・納豆が放射性物質を排出
 チェルノブイリ原発事故では欧州各国が味噌を日本から輸入


味噌や納豆に含まれるジコピリン酸、放射性物質を排出

3月15日、共同通信によると、福島原発事故による放射物質の飛散で健康被害が懸念されることから、フランスのフィヨン首相は、日本の在住フランス人にエールフランス航空の臨時便での出国と健康被害を抑えるために安定ヨウ素剤1万個を輸送する方針を示したという。

ヨウ素は、昆布やワカメなどの海藻類、カキやサケやエビといった魚介類に多く含まれる。放射性ヨウ素は、日頃の食事でヨウ素の補給が十分でない場合、とくに幼児において甲状腺がんの発生率が高いとされる。

日本人の場合、伝統的に海藻類を多く摂ってきていることもあり、とくにヨウ素が不足することはない。むしろ、過剰に摂ることで甲状腺機能障害が起きることが懸念されている。

また、味噌や納豆に多くふくまれるジコピリン酸には放射性物質の排出作用があるといわれている。

1986年4月の旧ソ連チェルノブイリ原発事故では、ドイツ、ベルギー、オランダ、フランスなど近隣諸国へ大量の放射性物質が飛散した。この時、味噌に含まれるジコピリン酸に放射性物質の排出効果があることから欧州の国々で味噌の輸入量を大幅に増やしている。

さらに、玄米に多く含まれるフィチン酸も放射性物質をはじめ、水銀や鉛など重金属の排出に効果があるとされている。
実は、長崎の原爆投下の際、玄米と味噌汁で原爆症を免れた医師がいる。それがフランシスコ病院医長の故・秋月辰一郎病院長である(1916~2005)。秋月医師は、長崎市に生まれ、京都帝国大学医学部卒業後、1944年(昭和19年)に長崎浦上第一病院(現・フランシスコ病院)に勤務。翌年の1945年(昭和20年)8月9日に長崎の原爆投下で被爆した。

長崎浦上第一病院は、爆心地から1.8kmほど離れた所にあったが、秋月医師は玄米と塩分を濃くした味噌汁を被爆した人々に摂らせ、自身ともども原爆症を免れたという。秋月医師は28歳で被爆するが、その後、医師として、平和運動家として精力的に活動し、89歳で他界している。

ちなみに、福島原発事故で3号炉からのプロトニウムが漏れていることが明らかになっているが、長崎で使われたのがプルトニウム型原子爆弾、広島ではウラン型が使われている。

熟成味噌、抗腫瘍や放射線防御作用の物質を産生

2005年1月8日、9日の両日、大宮ソニックシティで第11回日本未病システム学会が開催され、その中で、広島大学(原爆放射能学研究所)の渡辺敦光教授が「食品による制癌効果並びに放射線防御作用」と題して講演している。

渡辺教授は、大豆の機能性が世界的に注目されている中、とくに発酵食品である味噌の有用性に着目、「味噌が放射線防御作用並びに大腸ガンの前がん病変(ACF)並びに胃腫瘍を抑制する」とし、味噌の熟成度の差による制ガン効果、放射線防御作用についてラット実験を行った。

実験では、胃ガン、大腸前ガン病変、大腸ガン、肺ガンなどの制ガン効果、放射線防御作用をみるため、熟成味噌を投与したところ、とくに180日熟成味噌が最も有効性を発揮することが判明し、「発酵により抗腫瘍効果や放射線防御作用を起こす物質が産生されることが示唆された」という。

玄米に味噌・納豆、そして海藻。そうした、放射能物質を排出する食で培われた日本人は世界でもとりわけ放射性物質への抵抗性が強い民族ということがいえそうだ。

健康のために、限りなく「和食」を目指す米国

1月31日、2010年版アメリカ人の栄養ガイドラインが発表された。アメリカ人の健康管理のために5年ごとに改訂されているが、この中で推奨されているのが、野菜・果物、魚、全穀物の摂取。全穀物とは玄米のような未精製の穀物のこと。2005年版で全穀物の推奨を始めて明言したが、10年版でもふだんの食事で、少なくとも半分は全穀物で摂ることを薦めている。また、たんぱく質についても、肉に偏らず、魚、卵、大豆などバラエティ豊かな食品から摂るようアドバイスしている。

ともあれ、精白した穀物はOUTとして、かなり嫌われている。このことを知らないのは日本人だけであろう。健康のために、限りなく「和食」を目指す米国。世界でも「和食」は長寿食として高く評価されている。いずれ、「和食」が世界のスタンダードに日も近い。


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