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おぼえがき

聴いた音楽、読んだ本、映画、好きな店、心が動いた瞬間。
すぐに忘れてしまうので書いておくことにします。

サラ・ウォーターズ 「荊の城」

2005-01-08 14:33:18 | 
昨夜読みおえた小説です。 出版社/著者からの内容紹介 掏摸を生業とし、ロンドンの下町に暮らす少女スウ。彼女に顔見知りの詐欺師がある計画を持ちかける。狙いは、ある令嬢が相続するはずの巨額の財産。はたして計画の行方は?  昨年末の『このミステリーがすごい!』「週刊文春」ミステリベスト10で『半身』がダブル1位となったサラ・ウォーターズによる傑作ミステリ! ということで期待して読みました。 おとぎ話 . . . 本文を読む

「痕跡」 パトリシア・コーンウェル

2004-12-25 21:31:13 | 
P・コーンウェルの検屍官シリーズの最新作読みました~ これを読んだ方は殆どシリーズ通して読んでると思うけど どうだろ。 う~ん..やはりね、ケイ(主人公ね)にはバリバリやって欲しい。 古巣に戻ったケイを待ちうけていた現実を思うと こちらの胸まで痛みますね..彼女の性格を知っているから。 この作品自体はなんというか、新たなスタートという感じがしました。 ケイの価値観が少し変わったようなことも書かれ . . . 本文を読む

「クリスマスの思い出」 トルーマン カポーティ

2004-12-17 01:15:28 | 
今年はまだ読んでいないけれどクリスマスというと 必ずこの本を思い出します。 「クリスマスの思い出」 トルーマン カポーティ 「ティファニーで朝食を」で有名ですね。 同じ本の中に入っている短編です。 しかし、村上春樹さんの訳、山本容子さんの銅版画の挿絵で 1冊の本としても出ているようです。 残念ながら私はそちらは持っていないので そのうち購入したいと思っています。 これはどんなお話かというと . . . 本文を読む
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「百万ドルをとり返せ!」  ジェフリーアーチャー

2004-12-13 00:38:12 | 
私の好きな本を一つ。 「百万ドルをとり返せ!」ジェフリーアーチャー あらすじは.. 悪徳詐欺で資産を築いたハーヴェイ・メトカーフは、 新たな資金稼ぎの手段として石油会社を設立します。 その株を買ってしまったスティーヴン、エイドリアン、 ジャン=ピエール、ジェームズの4人は、メトカーフの罠にまんまと引っかかり、 4人合わせて100万ドルの損失を出してしまう。 4人は、協力してメトカーフに罠を仕 . . . 本文を読む

「すべてがFになる」 森博嗣

2004-11-28 23:16:30 | 
大好きな本です。 「すべてがFになる」 森博嗣 これはシリーズものの第一作です。 作者が工学部の教授ということで理系のトリックを使われることが 多いですがこの一作目は特に斬新!! 主人公もその他の登場人物も大体理系の人。 実際理系ミステリーなんて呼ばれていますが、 そんなに構えず読んでも大丈夫かと。 まあ、分かれば尚面白いでしょうが。 いずれにしても手に汗握る展開で結末には呆然..て感じかな . . . 本文を読む

友情について..寺山修司から

2004-11-19 21:57:02 | 
コミュニケーションって難しい。 必要なのはなんだろう。 そこで、寺山修司(無理やり?)から心に響いた言葉 *** 友情というのは、「魂のキャッチボール」である。 ひとりだけが長くボールをあたためておくことは許されない。 受け取ったら投げかえす。 そのボールが空に描く弧が大きければ大きいほど受け取る時の手ごたえも ずっしりと重いというわけである。 それは現代人が失いかけている「対話」を回復するた . . . 本文を読む
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「情事」 森瑤子 

2004-11-16 22:17:09 | 
本ネタが続きます。 先日友達に勧められた森瑤子を読もうと古本屋に行きました。 とりあえず処女作から..と思ったら 「情事」って.. あまりにタイトルが露骨で正直ちょっと引きました。 でもとりあえず買って読むことに。100円だしね。 内容はまさしく「情事」 すごく痛かった。分かるだけに痛かったです。 年齢のことを意識せずにいられない私のような 世代の人には痛いですね。 「オトナの女」と言うと聞こえ . . . 本文を読む

<<黄金の魚>> 谷川俊太郎

2004-11-15 22:34:31 | 
谷川俊太郎さんの詩「黄金の魚」から どんなよころびのふかいうみにも ひとつぶのなみだが とけていないということはない この詩大好き。 ※追記 この記事は後日書き直しました。 本当は全文載せたいんだけど、先日個人のブログとはいえ、 無断で人の詩とかを全文載せちゃうのは良くないんだよ なんて話を小耳にはさんだんで、最後の部分だけです。 前半からの部分があるからこそ、この感動もあると思うので、 . . . 本文を読む
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「檸檬」梶井基次郎

2004-11-05 00:10:14 | 
何度も読みたくなる本、無性に「あ、今あの本を読みたい」って 思うような本、ないですか? 私はこれ。 「檸檬」梶井基次郎 です。 短編集で、彼の名作と言われるものがいっぱい入ってます。 私は中でも「檸檬」がやはり好きですね。 まあ、この本をどうやって人に紹介したらいいのか よくわからないんだけど、彼の病的と言えなくはない 世界観をたっぷりと堪能できる一冊なので是非。 彼の妄想の世界に入り込み、 匂い . . . 本文を読む

「半落ち」横山秀夫

2004-10-16 02:38:12 | 
ということで、宣言通り「半落ち」を前出のソファに座って夕べ読みきりました。 読もう読もうと思いつつ読んでなかったから一気に読んだ。 そう、私はミステリーは長編でも、多少無理しても一日、もしくわ二日で 読みきるようにしてますね~自分勝手な性格のお陰で結構やればできるもんです。 で、「半落ち」ですが.. 一応あらすじ 「請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。 全面的に容疑を認めているが、犯 . . . 本文を読む

「うろんな客」

2004-09-22 22:37:03 | 
今日は本ネタです♪ エドワード・ゴーリー 「うろんな客」 柴田元幸訳 これまた大人の絵本です。 あらすじとしては、とある冬の晩館に妙な奴が闖入(ちんにゅう)してきた。 そして奇行の数々。でもどういうわけか一家はその客を追い出すふうでもない。 その妙な奴と一家の様子が実に巧妙に描かれています。 柴田元幸さんの翻訳が短歌形式でされていて これまたゴーリーの絵とはまり傑作です。 例えば 折に触 . . . 本文を読む

「検屍官」  パトリシアコーンウェル

2004-09-12 19:08:24 | 
音楽ネタが続いたので本にしよう。 今日久々に読んだ。 「検屍官」  パトリシアコーンウェル この本との出会いは10年くらい前じゃないかなあ。 これはシリーズ化されていて、現在まで続いています。 もちろん全部読んでるよ。 私の中では主人公のケイは実在の人物のようにリアルに 心に刻まれているんだ。もちろんその他の登場人物にも 愛着があって、新作が出ると再会に胸を躍らせてしまう。 主人公ケイの生き方 . . . 本文を読む
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父から借りた本

2004-09-02 23:48:25 | 
本日は旅行も無事おわり...となる予定でしたが 父親から「入院した」とメールがあり急遽病院に寄ることに.. 母親が丁度(?)入院中の為、父は母の向かいの病室に入院。 容態は特にどうということもない感じだけど絶食なんだってさ。 「はらへった~」と情けなく訴え続けています。 「ちょっと休みたかったんだ~」などと言いつつ 大量のMD、分厚い長編小説などを次々と取り出し知人にメールしまくる父。 「これのせ . . . 本文を読む

「満潮」 はいいですよ。

2004-08-14 23:18:44 | 
えっと、なんとこの文で10コ目になります。 やったー!!すごい地味な喜び♪こうゆうの好き。 思えば初回から自己紹介を一切せずに、本だの音楽だの映画だの 好き勝手に語ってました。 なのでちと自己紹介。 (名前)ユッコ(出身)東京生まれ神奈川育ち(血液型)B型 (星座)山羊座(趣味、特技、嗜好品)ここに毎日書いてあるので特に書かなくていいですね~ (年齢)...26歳で止まってます。はい。 以上誰 . . . 本文を読む

「ペンギンのペンギン」を読んだら..

2004-08-13 15:50:13 | 
世の中お盆休みだそうですが私は通常モードで仕事ちゅ。 お盆バージョンでおーくりします(フォントの色を変えただけ) しかし、普段空いてるところが混んでたり、 あるはずのものが無かったり、なんかイヤだあ~ 休みよ終われ~ ということでまたまた本の話です(やっぱり無理やり 汗) 昨日は谷川俊太郎さんの詩について書きました。 その流れで今日は彼の訳した絵本について 「ペンギンのペンギン」 デニス・ト . . . 本文を読む
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