てぃーんず ぶるーす・・・原田真二
当時高校3年生だった原田真二が書いたこの曲は、反骨精神の思いがこもった社会派メッセージソングだったそうだ。
それは広島から始まり、後に大ヒットを生むことになる。
自分の思いとは裏腹に、ビジネス路線の台車に乗り、書き換えられた歌詞と、元々ロック調だった曲をピアノの弾き語りにアレンジした曲が次々 にヒット。
こうして原田真二はアイドル、スターの座を駆け上がることになる。
今でも精力的にライブ活動を行い、反骨精神がいまだそこには生きているのだろうか。
本来自作の曲で世に出たかった思いが、大人たちによって方向性を変えられたやるせない気持ちが、今でも強く残っているのだろうか。
同世代として大いに共感するところだ。
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※換骨奪胎(かんこつだったい)=詩文を作る際に、古人作品の主趣意は変えず語句だけを変え、又は古人の作品の趣意に沿いながら新しいものを加えて表現すること。俗に「焼き直し」の意に誤用。・
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(2012年6月23日付 朝日新聞)
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