山口大学山岳会

山口大学体育会山岳部のOB、現役部員、及びOBの山岳関係者の情報交換、近況報告を目的にしたブログ

鹿島槍遭難碑レリーフとの再会

2015年10月08日 09時58分09秒 | ナンガパルバット
 広島3人(吉野、竹本、淺田)、9月29日に鹿島槍ヶ岳に登ってきました。5年前に鹿島槍に登りましたが、悪天候の為遭難碑レリーフを見つけられず心残がしていた。今年は天気の良い日を狙って行くことにしました。
 9月27日に車で出発、3人で交代し、12時間掛けて大町市に到着。
 9月28日(晴れ)扇沢の駐車場に車を止め柏原新道を8時15分出発する。紅葉もはじまっており、稜線が見え始まると素晴らしい眺めと成る。午後1時過ぎ、今夜の宿泊地種池小屋に到着する。ここにはジョッキの生ビールがある。さっそく乾杯うまい。
 9月29日 天気は良いが風が強く,寒い。6時出発、8時半には冷池小屋に到着。要らない荷物を置いて鹿島槍に向かう。富山側からの風は強くつめたい。天気は良好である。昼前には頂上に到着する。剣岳、立山方面、五竜方面、遠く槍ケ岳、南アルプス、富士山が見える。
 早速、3人で手分けして、遭難碑レリーフをさがす。この度は天気も良し余裕をもって捜す。35年前、追悼登山で見ているとはいえ、記憶が定かで無い悲しさ、なかなか見つける事が出来ない。「あったぞ」竹本さんの声 よかったと嬉しくなる。回りをぐるりとはえ松に囲まれた斜面のガレ場の中にしっかりとレリーフがボルトで止められている。ボルトはさすがに錆びているが板しっかりしている。この板を製作された方、下にコンクリを打ち、ボルトで止められる作業をされた方々に感謝する。
 早速、線香を焚きお参りし、橋崎、天野両君の冥福を祈る。回りにはかってお参りされた形跡がみられる。竹本さんの話によるとあと30年は大丈夫だろうとのこと。場所は頂上の標識から真東10m下の回りをはえ松にかこまれガレ場
 3時には冷池小屋にかえりビールで乾杯する。
 9月30日 相変わらず風が強く、水や木々が凍っている。6時下山開始、途中今年も雷鳥2羽にであう。種池小屋を過ぎ柏原新道に入ると風もやみ
楽になる。1時前には扇沢におりる。
 

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5 コメント

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慰霊碑 (竹本 惺)
2015-10-08 13:15:17
浅田君のに追加しますと碑の位置は頂上標識より110度方向、距離15m位。標識との間にハイ松群があるので先ずは北(コル)側に15mほど向いそこから東側に廻り込みハイ松群を越えた所。ハイ松にも覆われず大きな岩にしっかりと埋め込まれていた。良い場所・良い仕事がされている。碑の前の石の間にハイ松の小枝を切りそろえて火で燃やしたものがあった。燃えやすいようにか鋸の跡が残っていた。どなたかがいつごろか来られたらしい。
追悼登山、ご苦労さま。 (川本)
2015-10-12 09:04:34
 天野君、橋崎君が遭難されて36年もの歳月が経って います。改めてご冥福を祈ります。追悼登山、ご苦労さまでした。鹿島槍では天候にも恵まれた山行がでいたようですが、木々も凍るなど冬が近い様子が窺えます。これからも広島の三人の先輩方が健康を保たれて山行が続くことを祈ります。
 昨日、九重登山を終えて帰ってからこのブログを拝見しました。私も自分なりの登山を続けたいと思っています。九重登山はまたブログに投稿します。
 川本

 
 
追悼登山 (井出 清)
2015-10-17 15:29:48
プレートがどうなっているか、気になっておりました。きれいな状態だったので、作製された方に感謝です。合宿で鹿島槍を登る際は、プレート前でタバコを御供えしていました。遭難から36年、偉大な先輩に対し、改めて御冥福をお祈りします。
追悼登山感謝 (ハヤシ)
2015-10-23 20:43:35
追悼登山と報告ありがとうございます。
私は昨年行きましたが時間が少なく見つけられませんでした。その後Mさんに教えてもらい次回にはと思っています。
ちなみに銅版は日立電線の高級品・無酸素銅で井上さんの提供です。
私のブログ「ヤマとランとエトセトラ」にも掲載していますので興味ある方はご覧ください。遭難碑にはふれていません。
コメントに感謝 (淺田義 )
2015-10-25 11:02:35
 林利之様、川本長雄様、井出清様
コメント有難うございました。遭難碑に関わってのいろいろな事が分かってきました。

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