剣岳 点の記

映画「剣岳　点の記」を見ました。山・人・音楽すべて素晴らしくお奨めです。
原作者新田次郎の次男でベストセラー「国家の品格」の著者藤原正彦の感想文を紹介します。
筆による自然描写にかけては、身びいきながら父が世界一と私は思っている。しかしこの映画は確実にそれを超えている。映像のすさまじさである。「剣岳　点の記」の映画化という奇想天外な着想をした木村大作監督、そして過酷な自然に生命の危険をさらしながら撮影に参加したすべての人々の、執念のすさまじさである。かくも美しい映像の映画はこれまでになかったし、これからもないのではないか。そして人に知られることもなく黙々と献身する人々の姿に、我々はしばらく忘れていた大切なものを発見するにちがいない。

ところで６月に登った秋田・森吉山のお花は素晴らしかったです。さすが花の百名山、特にチングルマとイワカガミの群落は圧巻です。
７月の予定は光・聖と飯豊連峰です。
４３年　林