






4月29日、快晴
林道終点から沢を登って行く。暫くしてヤマシャクヤクの最初の自生地が現れた。数株の花は蕾であり、時期が早かったのかと当てが外れた想いが湧いてきた。他の登山者からも同じような声が聞こえてきた。少し登ったところで足元が悪く手をついて怪我してしまった。治療にと友人が赤チンを出してくれた。今時赤チンがあるなんて驚きだった。そこから程なくするとヤマシャクヤクの自生地が一帯に広がっていた。蕾から少しばかり咲いた白い花びらと葉の緑がとても鮮やかであった。辺り一面が白い花と緑の葉が広がっていて、まさに群生していた。見事なまでに美しく可憐であった。森の中は涼しくて静寂の中にあり、大勢の登山者が白い花と辺りの雰囲気を楽しんでいた。とても爽快であった。稜線直下の急な径を登り稜線に出た。一休みをしてから登って行った。上空には雲一つない青空が広がっていた。見晴らしがとてもよく山並みと阿東の田園がよく見渡せた。既に田には水が張ってあるものがあった。
頂上はヤマシャクヤクの鑑賞登山者たちが大勢いた。70~80人くらいは居た。ここでこんな大勢を見たことがない。頂上で朝にぎったオニギリと卵焼きを食べた。中村さんからは甘酒をいただいた。何時も山頂で作ってくれる。この山は独立峰であり、360度の展望が広がっている。春夏秋冬、それぞれに素晴らしい。
下山では太ももに結構な痛みを感じながら降りて行った。
島根と山口の県境にある願成就温泉で温泉に浸かった。下山後の温泉、何時からか分からないが恒例である。
なお、長い間このブログに投稿してきましたが、gooblogのこのサービスが11月に停止されるそうです。これを機会に、本投稿で終えたいと思います。
山口大学山岳会のブログに関心を持たれ読んでいただいた方々に感謝いたします。
川本