昨日、今日と屋上で一人、作業をしている。
一人は嫌だ。
考える時間が増える。
自分を責める時間が増える。
こないだ子供達のおもちゃ部屋に入った。
引越しの用意は進んでいて、本棚は空っぽになっていた。
カーテンを開けると窓にはクッション材が貼ってある。
この家を買った冬の余りの寒さに
クッション材をロールで買って来て窓の内側に貼ったのだ。
もうこの家に住んで8年。
クッション材も太陽にさらされボロボロと崩れるようになってしまった。
「あー、また貼り替えるようかなあ」と口にしたら、
後ろにいたさっちゃんが
「パパ、ありがとね」
と言った。
一瞬空気が止まった。
「な、なんだよ、急に」
「ううん、なんでもない」
きびすを返して部屋を出ていくさっちゃん。
意味はわかってた。
でも、まだ、聞きたくなかった。
それ以上、聞きたくもなかった。
時は残酷にも別れの時までのカウントダウンを刻み続ける。
「時が解決してくれる」
そんな優しい時はまだ、
私の所などにやってきてはくれない。
一人は嫌だ。
考える時間が増える。
自分を責める時間が増える。
こないだ子供達のおもちゃ部屋に入った。
引越しの用意は進んでいて、本棚は空っぽになっていた。
カーテンを開けると窓にはクッション材が貼ってある。
この家を買った冬の余りの寒さに
クッション材をロールで買って来て窓の内側に貼ったのだ。
もうこの家に住んで8年。
クッション材も太陽にさらされボロボロと崩れるようになってしまった。
「あー、また貼り替えるようかなあ」と口にしたら、
後ろにいたさっちゃんが
「パパ、ありがとね」
と言った。
一瞬空気が止まった。
「な、なんだよ、急に」
「ううん、なんでもない」
きびすを返して部屋を出ていくさっちゃん。
意味はわかってた。
でも、まだ、聞きたくなかった。
それ以上、聞きたくもなかった。
時は残酷にも別れの時までのカウントダウンを刻み続ける。
「時が解決してくれる」
そんな優しい時はまだ、
私の所などにやってきてはくれない。