スキャナーが壊れてしまって、その後、あれこれといじってみたが、
結局、状況改善には至らなかった。
そんなわけで、調べものはもう諦めて、昨日はスミソニアン博物館やらナショナル・ジオグラフィー協会やら、
無料で入れるところを回りつつ、市街観光に繰り出していた。
それにしても、こちらの天候は日毎に良くなっていて、
日中は20度くらいまで気温が上がり、セーターを着て歩いていると汗ばむほどであった。
こうした陽気になると、どこからともなく公園に集まってくるのが米国人の行動パターンで、
特に正午から午後2時くらいは、オープン・カフェの席もほとんど埋まってしまう。
しかも、ビジネス街だけでなく、近所の大学や保育園から学生やら園児もわんさか出てきて、
いつの間にやらベンチの空席は見当たらなくなるのである。
実に平和な光景としか言いようがない。
今日はブランチを摂った後、この間、行った本屋(Book A Million)で、
買い損なった本を何冊か買って、あとは帰国に向けた荷造りでもしつつ、
時間があったら、どこかまた行こうかと思っていたのだが、
荷造りの最中に入ってきたルームサービスのスタッフが
ほとんど英語を使えない人で非常に焦った。
最初、こちらの発音が悪いのかと思っていたけれども、
どうやらまだ片言の英語しか話せないらしくて、
スペイン語なら分かるらしい。
こちらはスペイン語なんて「パエリア」くらいしか知らないので、
これが本当のボディ・ランゲージといった具合に、
身振り手振りでコミュニケーションする羽目になってしまった。
いい思い出です。
明日、朝早くホテルを出て、ダレス空港に向かい、
そのまま直行便で成田に帰ってくる予定になっている。
いつも思うが、過ぎてしまえば、いつでも一瞬である。
きっと人生も死に際になったら、そう思うのだろう。
しかし、それでいいのである。