Y.INOHANA&SONS 惜しまれつつ閉店

先日京都に行った時に、久しぶりに町中を歩きました。いつもは車で通り過ぎることの多い中心部ですが、ブラブラと歩いてきました。寄りたかった「Y.INOHANA&SONS」にいくことが出来ました。店の前に立つと「SALE」の張り紙と「お知らせ」が張ってありました。そこには「４月２０日」で閉店とあるじゃないですか。店に入るともうそれほど多くない商品と、直しが上がり引き取りを待っている商品がありました。お聞きすると売りたい商品が少なくなったことと殆どが中国製になってしまったことと仰ってました。良いものと日本製にこだわったトラッドな品揃えとスピリットは最後まで変わることが無かった店でした。
私が初めて訪れてからもう４０年です。当時はVANも元気だしアメリカントラッドやアイビーのファッションが主流でしたので良い時代だったねと話されてましたが、店が教科書みたいでした。靴も初めって買ったアメリカ製はこの店で買った「ボストニアンのローファー」でした。残念ながら数年前にモカシンのところが裂けてしまって手元にはありませんが想い出の靴でした。
当時、全国の主要都市に有った「VAN SHOP」も多くが姿を消してしまいました。夫々がその地の「IVY 教室」的な位置づけで、多くの少年をファッションに目覚めさせおしゃれにしました。その功績はとても大きいと思います。
私の中の素敵な想い出の店がまたひとつ無くなりました。とても寂しいことです。