中国へ初めて行ったのは1997年だった。仕事での渡航であった。
台湾は前年に行っていたので、大して変わらないのかなと思っていた。
関空から上海へ。当時は虹橋空港(今は殆どが浦東空港着)が入り口
であった。上海へ行ったと言っても仕事なので勿論観光は無い。郊外の
工場へ行っただけで翌日には福建省のアモイへ移動した。
アモイから車で2時間ほど走り漳州市へ行き、ここでも工場の視察。夜は
アモイのコロンス島(ピアノで有名)で食事。少し観光もどきを体験できた。
翌日には広州へ移動。広州市内、深セン、そして香港と忙しく工場を視察。
観光地とは程遠い劣悪な環境の工場ばかりを見た一週間であった。
この旅での強烈な印象はなんと言っても食事であった。
コロンス島ではサメやカブトガニ(食べてもいいの?)広州ではコブラを
食する羽目になった(さすがに食は広州に有)。
広州のレストランの前はさながら小さな動物園。蛇、狸、野鳥等々
それを店に入る前に選んでから席につくのが慣例のようだ。
兎にも角にもあまり良い印象の無かった初中国。その後何回も
訪れるとは夢にも思わなかったのである。