鉄道模型のワイズ模型店ブログ

MICRO ACE 2025年 新製品・再生産品 のご案内!

 今回は、MICRO ACE 2025年 新製品・再生産品 クモユニ81005 横須賀色 豊橋機関区・301系 グレー 黄帯 非冷房・阿武隈急行 AB900系 2号車 グラスグリーン・E721系0番代 P6編成+P36編成・キハ22 初期型+キサハ45 2種・ナロ10 32 青他のご案内でございます!

 この夏のシーズンも青春18キップの発売が行われますが、皆様はどのような使われ方を考えられますか?

 ご予約商品の商品情報を更新いたしました!

 今回は、MICRO ACE 2025年 新製品・再生産品 のご案内でございます!

A1175 クモユニ81005 横須賀色 豊橋機関区
A1540 301系 グレー 黄帯 非冷房 7両セット
A7121 阿武隈急行 AB900系 2号車 グラスグリーン 2両セット
A7494 E721系0番代 P6編成+P36編成 4両セット
A8692 キハ22 初期型 登場時 旧塗装 2両セット
A8693 キハ22 初期型+キサハ45 気動車標準色 3両セット
A9337 ナロ10 32 青
A0038 419系 クハ419・新北陸色 6両セット
A2079 ホキ10000 太平洋セメント 石炭用 10両セット
A8470 E926系 新幹線電気軌道試験車 East-i 6両セット

 クモニ83100番台に改造される前に横須賀色となったクモユニ81が登場いたします!

A1175 クモユニ81005 横須賀色 豊橋機関区

 戦後の運輸省鉄道総局では東海道線客車列車のラッシュ対策として高効率化を図り、世界でも前例の無い長距離列車の電車化に着手しました。従来は都市内や近郊輸送の手段であった電車に客車列車の車体と接客設備、新式のブレーキ装置などを組合せ、1949年に「湘南電車」として登場したのが80系です。

 塗装デザインは、警戒色として、オレンジの黄かん色とグリーンの緑2号のツートンカラーの「湘南色」が採用され、その後に登場した113系や165系にも引き継がれています。
 80系は、1958年までに、652両が製造され、東海道本線のほか、上越・東北・高崎・日光・信越・中央・身延・飯田・山陽線など幅広い区間で活躍しました。

 0番台の1次型車のクハ86は、正面3枚窓でしたが、1950年に登場した2次型からは、2枚窓の特徴的な姿となり、「湘南型」スタイルが確立する事となりました。
 100番台は、1956年に登場し、耐寒能力とシートピッチの拡大などが行われました。
 300番台は、1957年に全金車体を採用し、長距離準急運用運転にも対応した装備を有して登場しました。

 登場当初は初期故障が頻発しましたが対処が行われ、安定性が確保されると共に評価が向上しました。
 1950年からは、準急運転を開始し、1957年からは、東海道本線準急「東海」東京~大垣間・「比叡」名古屋~大阪間などの長距離運用にも投入されました。

 80系は速達性能と居住性から非常に好評を博し、1955年頃の東海道線東京口では、2等車を2両組み込んだ10両編成を基本に、付属5両編成と郵便・荷物電車のクモユニ81を連結した最大16両編成で活躍し、当時の電車列車としては世界最長を誇りました。80系電車の成功により、後の151系や新幹線の登場に繋がり、現在につながる日本の鉄道技術の発展に大きな功績を残しました。

 東海道本線を中心に長距離・長大編成で活躍を始めましたが、153系・111系などの後継車両の登場に伴い、地方線区への転用が1960年代に始まりました。これに伴い、1965年以降、サロ85の2等車サハ85への格下げ改造や、短編成化で不足する先頭車のためのサロ85・サハ87の先頭車化改造によるクハ85などが登場すると共に一部の車両は他の旧型国電との併結対応改造なども施工されました。

 また、1956年以降に更新修繕が、1973年以降にアコモ改善工事が順次施工されました。
 直流電化区間各線で活躍しましたが、新型車の投入に伴い、1983年までに営業を終了し、1985年に形式消滅しました。

 クモユニ81は、1950年に6両が製造された80系用の郵便・荷物電車です。当時の郵便・荷物電車が老朽化した旅客電車の改造によって賄われていた中では異例の新造車で、前面形状や塗装を含む外観デザインは、80系(2次型)と揃えられました。
 田町電車区に配置され、1955年頃の東海道線東京口では80系電車が10両編成を基本に、付属5両編成とクモユニ81を連結した最大16両編成で活躍、当時の電車列車としては世界最長を誇りました。
 クモユニ81は、1961年から更新工事を受け、前面窓がHゴム支持になるなどの外観上の変化が生じました。1962年頃からは、大垣電車区に転属し、東海道本線名古屋口で活躍が見られました。
 3両は、飯田線用として、1963年に、浜松工場で全室荷物車のクモニ83形100番台へと改造され、豊橋機関区に配置され飯田線で引退まで活躍しました。
 その後、クモニ83 100番台に改造されなかった3両のクモユニ81は、1968年までに2両が岡山運転区・1両が松本運転所北松本支所に転属し、1981年の引退まで活躍し、廃形式となりました。
 松本運転所北松本支所に転属した003は、大糸線用として青22号に塗装変更され、「海坊主」の愛称で呼ばれました。
 クモニ83 100番台に改造された車両は横須賀色に塗り替えられ、旧型国電と編成を組んだり、17m級のクモニ13とコンビを組んだりして活躍しました。

 クモユニ81004~006の3両は「ヨンサントオ改正」で知られる1968年10月以降には豊橋機関区へ転属し、飯田線で廃車までを過ごしました。 飯田線時代はクモニ83101~83103として有名な3兄弟は、転属直後は車体色も湘南色のまま、1970年までは形式標記も「クモユニ81」のままでした。中でもクモユニ81005は1969年の郵便室廃止で郵便マークが消される前に車体塗装が横須賀色に変更されていた写真が残されています。

 多くのご要望にお応えし、80系湘南電車の郵便荷物電車を単品でセレクトいたします。
 A3984 80系湘南色 1・2次型 更新車 増結4両セット(2009年7月出荷)を基に、時代設定を再検証したバリエーション製品です。
 車両更新工事施工後の1961年より後の姿となります。
 1968年頃からの豊橋機関区配置時代で、車体色が横須賀色に変更された後、郵便マークが残り、形式も変更される前の姿を再現いたします。
 検査標記は「43-12 浜松工」、保安標記は「S・A」を印刷いたします。
 他車種との連結を考慮し、両エンドともアーノルトカプラーを装備し、ゴムタイヤの取付を省略いたします。
 ヘッドライト・前面列車番号表示は、電球色で、テールライトは、赤色で点灯式です。

◇ ご注意 ◇ 部品共用のため、一部実車と異なる部分があります。

オプション
室内灯 幅広室内灯(G0001/G0002/G0003/G0004)
カプラー マイクロカプラー 密連・黒(F0001)

 是非、クモユニ81の個性的な横須賀色の005をこの機会にいかがでしょうか?

 301系に車体色が灰色8号となった7両編成時代が登場いたします!

A1540 301系 グレー 黄帯 非冷房 7両セット

 1966年、中央緩行線から営団地下鉄東西線への乗り入れに備えて、国鉄では初めてとなるオールアルミ製車両、301系通勤型電車が登場しました。車体は103系を基本とした20m級両開き4扉を持ちつつ、アルミ製車体を採用した事で大幅な軽量化が行われました。前面に非常扉が設けられヘッドライト・テールライトや前面表示器の配置が変化した事、客室扉の周囲に斜めの面取りがされていることなど、103系とは差異があります。足回りは自然放熱式抵抗器やバーニア式制御器を採用した103系1000番台を基本としつつ、空気ばね台車DT34/TR204が採用されました。製造当初は、アルミニウム合金製でクリアラッカーを吹き付けた銀色のボディが特徴で、その上に黄色5号のカナリアイエローの帯を巻いた姿でしたが、後にライトグレー塗装(灰色8号)+カナリアイエロー帯(黄色5号)へと変わり、最終的には帯色が水色(青22号)へと変更されました。
 301系は、1969年までに7両編成8本56両が製造され、三鷹電車区に配置され、中央・総武緩行線営団東西線相互直通運用に充当され活躍を開始しました。
 しかしながら、コスト面の問題から1970年以降の増備は103系1200番代に移行しました。1970年代中頃より103系1200番代と同じ灰色8号+黄色5号帯に塗り替えられ、1980年代前半より10両編成化に伴い、編成の組み換えや一部先頭車の中間封じ込め化、3両のモハ301/モハ300に対して電装解除が行われました。JR発足後中央・総武各駅停車に黄帯の205系が投入され、誤乗防止のため301系・103系1000・1200番代は、青22号の水色帯に変更されました。その後、1989年以降冷房改造や車両更新工事を受けて活躍しましたが、2003年に後継のE231系800番代が登場し、同年6月に定期運用を終了、8月にさよなら運転を行い引退し、型式消滅となりました。

 国鉄301系が、1970~1980年代の姿で久々の生産です!
 A0052 301系 東西線 黄帯 非冷房 基本5両セット(2006年1月出荷)を基に、フライホイール動力化でグレードアップいたします。
 グレーに黄帯、非冷房で側面のJNRマーク付きの7両編成を再現いたします。
 ヘッドライト・テールライト・前面表示器は、点灯式です。
 2種類のベンチレーターを作り分け、常磐無線アンテナ台座を別パーツで取付ます。
 グレーは、A0794 103系1200番台 東西線 青帯 サハ組込編成 基本6両セットと同色に変更し、各標記などを再検証の上見直します。
 妻面窓サッシを銀色印刷で再現し、先頭車シルバーシートマークは印刷済となります。
 行先シールは、独特の字体が特徴の布幕タイプで、前面のJNRマークや快速表示器も含みます。

◇ ご注意 ◇ 部品共用のため、一部実車と異なる部分があります。

オプション
室内灯 幅広室内灯(G0001/G0002/G0003/G0004)
カプラー マイクロカプラー 密連・黒(F0001)

 是非、東西線の営団5000系や、中央・総武緩行線や、中央快速線の101系・103系や中央本線の183系「あずさ」・165系「アルプス」・115系・EF64牽引の客貨車列車などと共にいかがでしょうか?

 阿武隈急行AB900系の第2編成と、E721系0番台が登場いたします!

A7121 阿武隈急行 AB900系 2号車 グラスグリーン 2両セット
A7494 E721系0番代 P6編成+P36編成 4両セット

 E721系は、仙台空港鉄道開業に伴う直通運転開始と仙台地区の老朽車置換え用として、2006年にJR東日本が登場させた交流一般型電車です。乗降用扉下部にあったステップを廃止することでバリアフリー化を推進するため、小径車輪の採用や床下機器のコンパクト化によって従来の車両よりも大幅な低床化が行われ従来車に比べてボディが下まで伸びた特徴ある外見を持っています。室内はセミクロスシートで、座席寸法の拡大などによってゆとりある空間を提供しています。
 2008年に鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。

 仙台空港鉄道、青い森鉄道、阿武隈急行にも同系列の車両が順次投入されており、東北地区の標準型近郊電車として名実ともに主力車両として活躍する姿が見られます。

 0番台車は、仙台地区ローカル運用車で、2006年から2両編成44本88両が製造されました。災害による廃車と 500番代へ編入改造された車両以外の41本が2024年現在も東北本線、磐越西線、仙山線、常磐線などで活躍しています。車両製造メーカー毎に妻面のリブの有無や側面幕板部の継ぎ目の有無、屋根のビード本数の差など細部の造作が異なります。一部の編成は、ワンマン対応設備を有しています。また、T12編成は、磐越西線郡山~会津若松間快速「あいづ」用指定席対応改造で、一部座席がリクライニングシート化されています。
500番台車は、仙台空港アクセス線用として、2007年に2両編成4本8両が製造されました。都市型ワンマン設備や大型に持つ置き場などを有し、空港アクセス路線用装備を有しています。また、1編成が後に0番台から改造され編入しました。
 1000番台車は、仙台地区ローカル運用の719系0番台置き換え対象として、2016年から4両編成19本76両が登場しました。 E721系では初めて中間車が製造されたのが最大の特徴で、先頭車の寸法に準じた前後非対称の車体構造を持つことで客用扉の位置が2両固定編成を複数連結した場合と揃うようになっています。
 4両編成16本全ての製造メーカーが同一で、従来車で見られた製造メーカー毎の車体や屋根の細部構造の見付が統一されることになりました。
 識別のために車体帯のうちアクセントとなる赤系の色がピンクに変更されたこと、制御車(クハ、E720)の屋上にGPSアンテナの準備工事が行われたことなど、外見上の小変化も見られます。

 仙台空港鉄道SAT721系は、仙台空港アクセス線用として2006年に2両編成3本6両が登場しました。仙台空港鉄道の自社発注車です。
 青い森鉄道青い森703系は、2両編成2本4両が2013年に登場しました。
 阿武隈急行AB900系は、開業以来使用している8100系の置き換えようとして、2019年に2両編成で登場しました。E721系4両固定編成で登場した1000番代の先頭車に準じた設計です。2両固定編成であるほか、内外装の仕上もJR東日本所属車両とは異なります。
 AB900系は登場順に「1号車」「2号車」と呼ばれており、2番目に登場した「2号車」のテーマカラーは鮮烈な印象を与える「グラスグリーン」が選定され、前面部分の仕上げのほか、阿武隈急行の頭文字の「A」をモチーフとした車体側面の大きな車体装飾にはテーマカラーのフィルムが貼付けられました。

 E721系は、仙台車両センターに配置され、現在も仙台地区を中心に東北本線、常磐線、仙山線などの主力として701系と混結して活躍しています。

 ヘッドライト・テールライト・前面表示器は、点灯式です。

 阿武隈急行 AB900系 2号車 グラスグリーン
 A7120 阿武隈急行 AB900系 第一編成 2両セット(2023年10月出荷)のカラーバリエーション製品です。
 阿武急の次代を担うAB900系の中から2番目に登場したグラスグリーン色の編成をセレクトいたします。
 実車に基づき、自転車持込OKマークは青色基調のものを印刷いたします。
 パンタグラフ周辺の一部の機器が省略された屋根上をJR車と作り分けます。
 座席部品成型色をJR車とは作り分けます。

 E721系0番代 P6編成+P36編成
 製品は、東急車輌製造(当時)製のP-6編成、 P-36編成をモチーフとしています。
 多くのご要望にお応えし、E721系0番代の中から東急車輛製ボディのグループをセレクトいたします。
 A7497 E721系1000番代 4両セット(2023年10月出荷)の先頭車を基にしたバリエーション製品です。
 1000番代とは異なる屋根、クハの側面を専用金型で再現いたします。
 ヘッドライトが4灯化、計器用変圧器が交換された後の姿で、床下、台車はライトグレーの姿を再現いたします。
 車端部床下機器を取付ます。
 側面ワンマン表示器準備工事部分は印刷で再現いたします。

◇ ご注意 ◇ 部品共用のため、一部実車と異なる部分があります。

オプション
室内灯 幅狭室内灯(G0005/G0006/G0007/G0008)
カプラー AB900系:マイクロカプラー 密連・黒(F0001)
    E721系0番台:マイクロカプラー 密連・グレー(F0002)

 是非、仙台・福島地区の701系やEH500などと共に、最新の東北本線の一員にいかがでしょうか?

 キハ22に0番台初期型と、元祖PDCとも言えるキサハ45が登場いたします!

A8692 キハ22 初期型 登場時 旧塗装 2両セット
A8693 キハ22 初期型+キサハ45 気動車標準色 3両セット

 キハ20系は、国鉄型気動車の基礎となったキハ10系の改良型として1957年に登場した車両で、全国各地の非電化路線で様々な形式の車両と併結し、国鉄動力近代化の基礎を支えました。
 キハ10系列の動力性能を活かしながら、ナハ10系列の軽量車体構造を採用し、車体の大型化に成功したキハ55系列の活躍を受けて一般型として設計されました。

 暖地向け1エンジン車として、両運転台キハ20・片運転台キハ25・片運転台郵便荷物普通合造車キハユニ26と、2エンジン車キハ52が登場しました。

 北海道向けは、1エンジン車のみで、両運転台キハ21が製造されましたが、冬期における室内保温が不十分だったため本格的な北海道向けの車両として登場したのがキハ22です。
 新規設計として徹底した耐寒大切構造はその後のキハ56などにも引き継がれました。
 このため、北海道はもとより東北地方にも配置され、一部は北海道の私鉄でも同一設計の自社発注車も存在しました。

 キハ22は、両運転台車でボディの肉厚増加・側面窓の二重窓化・デッキと仕切りの設置・暖房方式変更・木製床板化・床下危機のカバー設置などの改良が施された事により、前面窓が上にずれ、側面窓は一段上昇型の小窓が並ぶなど酷寒地向けに特化した対策が施されたため、特徴的な外観になりました。
 初期に製造された約100両はタイフォンがヘッドライトの横に並んでいましたが、以後はテールライト横に移されました。
 北海道向け車ではその後、片運転台車や2エンジン車は製造されませんでした。
 1958年から1962年にかけて0番台170両、1963年からは室内灯を蛍光灯に変更した200番台143両が製造され、北海道および東北地方の一部で使用されました。
 0番台のベンチレータは6個で客用扉はプレスドア、200番台(201~245)は、ベンチレータが7個、200番台(246~343)はベンチレータ9個(ただし317以降は配列が逆)で客用扉はフラットな形状となっています。

塗装は当初窓回りが黄褐色2号、幕板・腰板が青3号の旧気動車塗装でしたがこの装いは非常に短く、1959年秋製造車以降は、クリーム4号と朱色4号に改められ、従来車も塗装変更されています。

 北海道各地で活躍していましたが、一部急行列車にも充当され、「遜色急行」とよばれたりしていましたが、急行運用には、蛍光灯装備の200番台車か蛍光灯へ交換された0番台車が優先して充当されていました。
 急行運用では、キハ56で組成された編成の片端に連結され支線直通運用などで活躍していました。
 また、冬期は、1エンジン車と言う事で、排雪能力に不安があり、2両編成で運用されていました。それでも現場からは冬期でも安定した性能を有していて絶大な信頼を得ていました。

 600番台は、200番台車の一部を簡易郵便荷物車とするために一部ロングシートを増設した車両で1980年に5両が改造されました。
 700番台は、JR北海道でのワンマン化改造車で、函館本線砂川~上砂川間用として1989年に2両、翌年は江差線用に4両改造されJR北海道色に塗装変更されました。
 しかしながら、走るべき路線の廃止が相次ぎ、後継となるキハ40 100番台の活躍などにより、1995年に全車廃車となり形式消滅しました。

 60系客車は、戦後の輸送力増強と安全性確保のために17m級木造客車の台枠などを流用して、1949年より3,500両が改造され登場した鋼体化改造車です。
 17m級車台枠を切り接いで20m級台枠として、新造車体を載せ、台車など流用できる部品は可能な限り流用してスハ43ににた鋼製車体を載せています。
オハ60/61/62・オハフ60/61/62などの3等座席車や荷物車の他、郵便・荷物の合造車も多種存在していました。
 また、一部オロ60やオハ61改造のスロ62やスロ81などの優等車や、オハニ63の台車を振り替えたオハニ36などの優等列車用の車両も登場していました。
 シートピッチが木造客車と同様で狭く、居住性に難があるためローカル線を中心に投入され、他形式とも混用されて運用されていました。
 50系まで普通列車用の客車の新造が行われなかったため、活躍期間が延び、旧形客車の晩年まで各地の普通列車で活躍しました。
 また、荷物車や救援車などへの転用改造の他に、ディーゼルエンジンを取り付けてキハ08となった車両も存在しています。
 一部の車両は、多客期の急行・快速列車に使用するため塗装のみ青15号に変更されていました。

 1960年ごろ、全国のローカル線には非効率的な客車列車が多く残っており、より効率的な運用が出来る気動車化の要望が地方区所から多く上がっていました。これに少しでも応えようと企画されたのが客車の気動車化改造です。これには61系客車が用いられ、運転台の数や動力の有無などの違いにより4形式14両が登場しました。このうち、キハ40は、キハ08に、キハ45は、キハ09に1966年に形式称号が変更されました。キクハ45・キサハ45は、称号改正前に廃車となっていますので、変更後の型式称号はありません。これは、キハ23系キハ45登場に際し、形式名を開けるために改称されたためです。

 キサハ45は、その中の1形式で、オハ62を元に1963年に3両が改造されました。気動車用引き通し回路の設置、気動車用幌枠やテールライトの取り付け、ウェバスト式暖房装置の設置など最小限の改造が施されたのみで、客用ドアも手動のままでした。走行用エンジンや運転台は設けられず、一見塗装のみ変更しただけに見える外観でした。室蘭機関区と苗穂機関区に配置され、キハ22など他の気動車に連結して運用されましたが、ナハ10系と異なり軽量化構造の無い従来型構造のため車両重量があり、編成で見た場合の出力低下を招き運用区間にも制約が大きく、わずか3年後の1966年には廃車となり、廃形式となりました。

 キハ22は、ヘッドライト・テールライト点灯式です。
 キハ22は、前面タイフォンが窓上に装着された0番代初期型を製品化いたします。
 A8680 キハ22 一般色 4両セット(2005年9月出荷)を基に、動力フライホイール化・幌やダミーカプラーの形状見直し・ジャンパーホース取り付けなどのディテールアップを行います。

 キハ22 初期型 登場時 旧塗装
 キハ22型気動車の登場時、ベージュ(黄褐色2号)+青色(青3号)塗装を再現したモデルです。
 キハ22 21+キハ22 22ともに稚内機関区(旭ワカ)所属時代がプロトタイプとなります。

 キハ22 初期型+キサハ45 気動車標準色
 キハ22型とキサハ45型のセットです。朱色(朱色4号)+クリーム(クリーム4号)の気動車標準色を纏った1960年代初頭の姿です。
 苗穂機関区(札ナホ)車がプロトタイプです。前面窓下にナンバーが貼られる前の姿となります。
 キハ22 39は屋根上のベンチレーター2個がガーランド型に交換された姿となります。
 キサハ45は、A5722 62系客車(2011年9月出荷)を基に妻面を新規作成
気動車用幌部品を取り付けます。

◇ ご注意 ◇
 キハ22は、部品共用のため、側面の票挿しディテールが付くなど一部実車とは異なります。
 キサハ45は、部品共用のため、床下ディテールなど一部実車とは異なります。
 キサハ45妻面のテールライトは非点灯です。

オプション
室内灯 キハ22:幅広室内灯(G0001/G0002/G0003/G0004)
    キサハ45:幅狭室内灯(G0005/G0006/G0007/G0008)
カプラー マイクロカプラー 自連・黒(F0003) ※キハ22のみ対応 キサハ45は取付不可

 是非、蒸気機関車や旧型客車、貨物列車など、無煙化推進中の北海道の国鉄の在りし日の姿の一員にいかがでしょうか?

 長距離客車列車の優等車の一員として活躍したナロ10の青15号時代が登場いたします!

A9337 ナロ10 32 青

 10系は、1955年に試作車のナハ10/ナハフ10が登場した一般型客車です。10系の特徴は軽量構造の車体構造を採用した事で、スイスの軽量客車に範を取ったと言われています。また、大型窓の採用などデザイン面でも従来の国鉄型とは一線を画し、車体構造はその後の国鉄の電車・気動車・客車の基礎となりました。
 軽量設計は、車体構造のみならず、台車や内装部材にまでおよび、木材部品のほとんどが置き換えられました。
 座席車は二等車と三等車、寝台車も二等寝台車と三等寝台車、食堂車・郵便車・荷物車などが登場しました。
 増備途中から、寝台車や食堂車などは、有休車の台枠を流用した車両も登場しました。
 画期的な軽量構造で一世を風靡した10系客車は1960年代に入ると一気にその数を増やし、さまざまな派生形式が生まれました。
 登場時は、特急列車にも充当され、「つばめ」「はと」の青大将編成や「かもめ」「はつかり」で活躍を開始しました。
 その後、全国の急行列車に充当され、活躍範囲を広げていきました。
 当時、機関車を新型にしなくてもスハ43なら3両の所、ナハ11なら4両の連結が可能と言う事で、輸送力増強に貢献しました。
 サービス改善や労務環境改善、電化の進捗に合わせ、グリーン車と寝台車・郵便車には冷房設置改造が施工され、東北・北陸方面で使用される車両には電暖追設改造が施工されました。
 しかしながら、鉄道向け軽量技術の初期の車両であるため、軽量化を追求したため、蓋板の強度不足などを要因とした老朽化が進行し、急行列車の中には座席車がスハ43に戻された列車もあります。
 その後、新幹線の開業や夜行急行の特急格上げ、20系の急行への転用などにより、座席車・寝台車共に廃車が進み、寝台車は、1982年の急行運用、1985年の普通列車運用を最後に引退し、郵便車は1986年の小荷物・郵便列車廃止により廃車となり、座席車は、事業用車としてJRに承継されましたが、1995年に廃車となり10系は形式消滅しました。

1957年から33両が製造された2等座席車がナロ10です。前年に登場していた3等寝台車に準じた裾絞りのある幅広車体と深い屋根を持ち、側面は10系客車に共通した一段下降窓が座席配列どおり12列分並んだ優雅な姿で、当初から当時の最優等列車である特急「つばめ」「はと」への投入を見込んだ「青大将」色で登場しました。ラスト5両は「あさかぜ」用としてぶどう色で落成しましたが、1958年からの特急「はつかり」投入に際して青15号にクリーム1号の細帯を2本腰部に巻いた姿に変更、カラフルな姿で客車特急全盛期の千両役者として活躍しました。
 特急列車の電車・気動車化が進行した後のナロ10は客車急行用として転用されました。ナロ10-32 は品川客車区に配置されており、急行「那智」で使用された記録が残されています。1964年以降は規定の変更により軽量客車や近代化改装工事が施工された車両の車体色が青15号に変更されました。
 1967年から冷房化改造が施工され、低屋根化の上、AU-13を搭載し、ディーゼル発電機を搭載したため、全車オロ11へと改造され、ナロ10は、1968年に廃形式となりました。但し、車体構造の関係から電暖設置改造は見送られ、電暖が必要な路線にはスロ62が充当されました。
 オロ11は、東海道・山陽本線・紀勢本線・九州方面急行列車に充当され、「高千穂」「桜島」「日南」「紀伊」などに充当されていましたが、各列車の配しに伴い、廃車となり、1975年に形式消滅しました。

 10系客車グループ唯一の「特ロ」、ナロ10の急行列車向け転用後の姿を単品でセレクトいたします。
 A5252 スハ44系客車 特急 はつかり 8両セット(2011年7月出荷)に含まれるナロ10を基にしたバリエーション製品です。
 車体色が青15号に変更された1964年以降の姿となります。
 等級帯は、淡緑色(淡緑6号)で、出入台上の行灯には「1等」を印刷いたします。
 座席部品は、赤色で成型いたします。枕カバー部分を白色にて塗装仕上げいたします。
 検査標記は、「C 41-2 大宮工」を印刷いたします。

◇ ご注意 ◇
 部品共用のため、一部実車と異なる部分があります。
 本製品に動力車は含まれません。走行には別途機関車が必要です。

オプション
室内灯 幅広室内灯(G0001/G0002/G0003/G0004)
カプラー 対応なし

 是非、荷物車・郵便車・寝台車・普通車などと共に、往時の長距離客車急行列車の一員としていかがでしょうか?

 下記商品が再生産となります。

A0038 419系 クハ419・新北陸色 6両セット
A2079 ホキ10000 太平洋セメント 石炭用 10両セット
A8470 E926系 新幹線電気軌道試験車 East-i 6両セット

 再生産のため仕様変更はございません。

   スタッフ一同皆様のご来店をお待ちいたしております!!!
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