歩きカメラ

代々木健康友の会が運営している「歩きカメラ部」のブログです

足立市場*歩きカメラ37

2023-11-18 14:28:14 | 日記

足立市場*歩きカメラ37

隅田川近くに位置する足立市場(あだちしじょう)。

千住の魚河岸として知られています。

今回の歩きカメラは8人。

Aさんの写真は

普段はプロの仕入れの方々で賑わう当市場ですが、一般のお客様に向けて市場を開放する「あだち市場の日」を、奇数月の第2土曜日(1月は第3土曜日)に開催しています。

足立市場に行くならばこの旧日光街道の散策は外せません。

古くからある問屋さんの痕跡があちこちに残っています。

何を隠そう「奥の細道」の始発点です。

第二土曜日は一般人が市場の中へ入れるし、魚河岸問屋さんから直接鮮魚などを買えます。

Bさんは

市場の中の魚河岸問屋さんよりもかっての栄華に興味を持たれたようです。

足立市場に限りませんが、市場のことを「やっちゃば」と呼びます。

私は淀橋青果市場の近くの生まれなので、「やっちゃば」という呼び名は自然に幼少の頃からそう言っていましたが、知らない人は何で「やっちゃば」なんだと疑問を持つそうです。

そういう私でさえ、何で「やっちゃば」と呼ぶか知らなかった。

「やっちゃば」は市場の中でセリの最中に、大声が飛び交うと「やっちゃ・やっちゃ」と聞こえたからだそうです。

私も昔から普通に「やっちゃば」と言っていますから。

旧日光街道沿いに古い問屋跡が続いていました。

江戸時代、明治時代の頃はさぞかし賑わっていたんでしょう。

Cさんは

足立市場に行くとなって「買うぞ」と気合が入っていました。

買い物袋を持参で買い物しながら「歩きカメラ」だった。

いいことじゃありませんか。

買い物はストレス発散になります。

だいそれた買い物じゃなくても、心の健康の栄養になりますから。

魚河岸問屋から直接買えるので、市中でより安く新鮮なものが買えるのでしょう。

千住掃部(かもん)宿は日光街道と水戸佐倉への水戸街道の分岐にあります。

昭和20年4月13日の夜間空襲の際、千住仲町の日光道中沿いの商家は一軒も残らず焼失したそうです。

残念ですね。

Dさんは

いきたドジョウを発見、さすがに千住の魚河岸専門の市場と感激。

ドジョウはウナギに比べればずいぶん小さなお魚です。

隅田川の駒形の「ドジョウ鍋」が有名です。

江戸の北に広がる関東平野の水田で取られたドジョウだったんだろう。

この日は一般客が入れる唯一の日でした。

たぶん、問屋さんたちも普段とは違う素人のお客さんなので楽しみにしているのではないか?

大きな魚の鱗をバリバリとっていました。

お魚にあんな硬いウロコはなんであるんでしょうね?

高速で泳いでいるから体に傷をつけないような仕組みなのかしら?

代々木健康友の会の「歩きカメラ部」

03−5411−9589 

足立市場(都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場)

〒120-0038 東京都足立区千住橋戸町50

https://www.adachi-shijyo.or.jp/


神代植物公園*歩きカメラ36

2023-10-23 20:45:38 | 日記

神代植物公園*歩きカメラ36

最寄りの交通機関はJR中央線の三鷹駅からバス、京王線の調布からバスがあります。

深大寺と隣り合わせで、どちらも読み方はジンダイですが、書き文字が違います。

深大寺のほうがはるかに古いそうで、神代の文字が出てくるのは明治に入ってからのよう、

神代植物公園の前身は東京都の苗床だったそうで、戦後に公園に改装された。

えらく広くて歩きがいがあります。

今回の歩きカメラの面々は8人。

Aさんの見たものは

ダリアの花園があったのです。

バラ園や菊園などは良く聞きますが、ダリア園はめずらしい。

ダリアにこんなに品種があったのと、びっくりさせられました。

パンパスグラスの前で歩きカメランの面々の記念写真。

ひとり行方不明になっていた。

公園なので広大な広さがありますが、グルグル回っていればどこかで出あいます。

さほど離れ離れになっても心配はご無用。

パンパスグラスの背丈は4mを超えます。

学術名のパンパスグラスのゆえんは、南米アルゼンチンとウルグアイの大平原(パンパス)に自生していたからです。

ひょうたんゲージにはつる性のウリ科の植物がぶら下がっていた。

オニハスは初めて見ました。

大きくて神秘的です。

子供が乗っても沈まない丈夫さがあります。

Bさんの見たものは

バラ園は神代植物公園の目玉でしょう。

ところが、、、今年の夏が暑すぎたのでバラの発育が悪いそうです。

こんなに暑きゃ植物だってくたばってしまう。

野菜の出来も暑すぎてダメになったのが多い。

有名なバラ園もさびしげだった。

バラはダメだったがダリアはすごかった。

アマゾンなどのオニバスも元気そうだった。

暑くて快調なのか?

迫力があります。

Cさんの見たものは

暑かった夏が終わって公園にも人が戻ってきました。

でも暑すぎたのでバラさんは元気がなかった。

それに反してダリアの元気なこと、ダリアの原産地は熱帯なのか???

なんだかダリアがヒマワリに見えてきた。

巨大なダリアの数々。

金モクセイかな?

確か、元々の原種は銀モクセイだったと思う。

這い、歩きカメラの面々は巨大オニバスにくぎずけだった。

Dさんの見たものは

これは珍しいですね、タイサンボクの種です。

タイサンボクは雌雄別体で雄の木と雌の木があって初めて実(種)をならせます。

銀杏の木と同じです。

私もタイサンボクの実は知っているけど、こんなにきれいなピンクになるとは知らなかった。

10月に桜が咲いていました、、、じゅうがつサクラと言う品種だそうです。

本当に10月にサクラが咲いていた。

ビックリです。

神代植物公園のパンパスグラスは有名だそうです。

私がパンパスグラスを初めて見たのは、国営ひたち海浜公園でです。

ススキにしては巨大だな~~~と感じたしだい。

パンパスグラスは密集していて背丈が高いから、この中に入ったら何も見えない。

野生動物でもいたら、、、怖いですね。

というわけで、皆さんオニバスを気に入ったようだ。

世界は不思議に満ち満ちています。

やはり見どころはダリアだったようです。

Eさんの見たものは

羽子板の羽に使われていた黒い実だそうです。

昔はこの黒い実を羽つきの羽の黒い玉に使った。

名前を聞いたらムクロジと言うそうです。

石鹸の木ともいわれる。

ふうの木と言うが何かご利益でもあるのか?

葉に文字が書けるので、はがきの木と言われる、漢字で書くと「葉書」そのもの。

それで、葉書と言う言葉や文字はこの「タラヨウ」から来ました。

タラヨウの葉に強く傷つけると黒い線ができます。

葉に文字が書けるのだ。

植物公園に行くと、知らないことがいっぱいあって面白い。

これが葉書になったんだから!

私の家にも大きな泰山木が植わっていますが、こんなにきれいに実がなったことがない。

さすがに植物園です。

雄雌の木が近くに隣接しているからでしょう。

種がはじけるとこんな形に。

雑学ばかりですが、面白いですね~~~。

 

神代植物公園
東京都調布市深大寺元町5丁目31−10


小石川植物園*歩きカメラ35

2023-09-03 16:29:56 | 日記

小石川植物園*歩きカメラ35

小石川植物園は1684年に徳川幕府によって小石川薬園として設けられた。その後、植物学の研究と教育を目的に東京大学の附属施設になった。

丘の上にあるので高低差のある変化にとんだ地形です。

9月の「歩きカメラ」は8人で真夏の35℃の中を歩き回りました。

森の木陰は涼しかった!

Aさんの写真です

スイレンの花が2つ咲いていました。

スイレンの葉の特徴は丸い葉の一画が切れています。

睡蓮(スイレン)と蓮(ハス)は似ているけどいるけどずいぶん違いがあります。

花も葉も根っこも全然別物。

簡単な見分けは睡蓮は葉が水に浮かんでいます。

しかも丸い葉の一画に切れ込みがある。

一方のハスは花は水面上に高く茎が伸びてその先に咲きます。

葉も水面より高く伸びます。

トンボの季節になりました。

今年の夏は史上最高の気温だったので、昆虫さんにも大変だったでしょう。

東京では気持ち蚊が少なくなった気がします。

あまりの暑さに植物も大変だったようです。

農作物の種(大根や人参)うえしても発芽する前に、土の中で焼け死んでしまうそうだ

蝉の抜け殻が鼻の先っぽについていた。

今年は、、、中国人の観光客がセミやら蝉の幼虫を乱獲して大変な騒ぎになりました。

中国人にとって日本の自然は手付かずでウハウハなんじゃないか。

鳩もカラスも昆虫だってなんでも食べるし漢方にしますから。

「美味しそうな鳩が東京の公園にいっぱいだよ〜〜〜」

日本人だったら海で泳いでいてナマコを見つけたら、「うーーーん美味しそうなやつがいっぱいいたよ〜〜〜」となるでしょう。

Bさんは

植物園なので樹木の観察でした。

こんな木肌の大木があった。

猿滑(百日紅)のように木肌がツルツルです。

それに白い斑模様が面白い。

日本の森林にはない木々ですね。

これは宿木の標本でした。

元の木は胡桃の木だった。

森の中は東京とは思えないほど静かで涼しい。

何かの実ですがわからない。

Cさんは

小石川植物園の入り口は1つしかなく、そこから入場するとすぐにこのススキが目に入ります。

ところがこれはススキじゃなくパンパスグラス(シロガネヨシ)だそうです。

ヨシはアシとも呼ばれて屋根を拭く材料に使われます。

藁葺き屋根になるのかな。

古代の関東平野は見渡す限りヨシの原だったそうです。

ムラサキシロガネヨシ。

シロガネヨシの色違いです。

湿地帯に生えていた気根。

ニョキニョキ地面から生えていて異様な光景です。

大きな笹株です。

群生していました。

スイレン(睡蓮)は小さいけど目立ちます。

歩きカメラは撮影機材はなんでもOKです。

一眼デジカメ、ミラーレス一眼、コンパクトデジカメ、スマホでもなんでも可です。

歩いて何かを発見すれば良い。

Dさんは

種だか実だかわからない物に目がいきました。

ミズカンナの原産は北米で、浅い水辺に育ちます。

1cmぐらいの実ですが食べそうだ。

どうも、植物の実を見ると「食べられるか?」が一番気になります。

食虫植物みたいな葉です。

バナナみたいな葉ですが、、、。

スイレンは形がいいですねー。

Eさんの写真は

大きな蜂です。

花の蜜を吸っているので、邪魔しない限り刺してはこないのではないか。

流石に植物園なのでこの季節でも花は咲いています。

最近都内で見かけなくなったミノムシ。

植物園にはしっかり生きていました。

何の実でしょうね。

気根は沖縄など南の島に行くとよく見かけます。

マングローブの気根とは形が微妙に違う。

小さいけど椿に似た花が咲いていた。

ごたぶんにもれず色違いのスイレンです。

水に浮いた葉の外側がギザギザで棘があります。

オニバスみたいなものか?

はすの裏は野蛮な感じがしますよ〜〜〜。

イチョウの大木の前にオルガンが置いてあった。

イチョウが精子で受精するという大発見は日本人の平瀬作五郎!!!

平瀬作五郎のイチョウ精子発見の記事は、明治29年(1896年)10月20日に発行された植物学雑誌第116号に載っている。

イチョウと同じようにソテツも精子でもって受粉する。

どちらも日本の大発見だった。

それを記念してイチョウの葉の標本を見せていたが、、、オルガンはなんだったんだろ。

歩きカメラの面々は好奇心が旺盛なので、オルガンを弾いてもらった。

しかしイチョウの精子とオルガンの結びつきは最後まで分からなかった。

ガイドさんはオルガンも弾けたのだ。

Fさんの写真です

植物園なので草花に興味を持たれたようです。

観葉植物ではない雑草のような草花でも地味な花を咲かせます。

東京の空き地で見かける草花ですが名前はあるのでしょう。

この日は35℃ぐらいあって、人はゆだってしまいますが、植物だってたぶん同じように辛いのでしょう。

小石川植物園

文京区白山3−7−1

正式名称は

東京大学大学院理学系研究科附属植物園というそうな。


清瀬金山緑地公園*歩きカメラ34

2023-07-13 12:41:09 | 日記

清瀬金山緑地公園*歩きカメラ34

東所沢の先の東所沢・清瀬金山緑地公園はなんと東京都です。

多摩湖より流れ出る柳瀬川のほとりに清瀬金山緑地公園はあります。

柳瀬川は大雨が降るとよく氾濫したので、金山調節池を東京都が造りました。

それで川縁に水遊びができる池ができたのです。

今回の歩きカメラは5人。

Aさんの写真から

清瀬金山公園に行く途中の民家の柵に花が咲いていました。

歩きカメラの面々であーだこーだと話し込んでいたら、家の主人が出てきてお花の説明をしてくれました。

見たこともない花です。

柳瀬川には2段ぐらい河岸段丘がある感じだった。

公園の中の蝶々みたいな花。

これも紫陽花の一種で変わり種ですね。

民家の庭にあった大きな花。

人の顔ぐらいの大きさがあった。

写真の作者Aさんは草花にえらく詳しいかたでした。

Bさんの写真は

歩きカメラの面々が歩いた軌跡ですね。

清瀬金山緑地公園に入ってすぐのところだった。

小川が横切っていて蛍が出ると書いてあった。

それぐらいキレイな小川なんでしょう。

この写真も入り口からすぐのところ。

公園から出て土手を登った小道です。

清瀬金山緑地の中の写真は割愛しています。

写真の左側には畑が広がっています。

右手の木々はクルミの木があって実がなっていました。

野生の小動物が多いことでしょう。

小道は柳瀬川からどんどん離れて広大な畑を突っ切ります。

どうも人さまの畑を突っ切っているようです。

関東平野の武蔵野大地の畑なんでしょうね。

Cさんの写真は

清瀬金山調節池の一画です。

池と池をつなぐせせらぎもあり、広大で人工の自然を造っています。

どこにでもある雑草ですが水辺にあるのでイキイキしています。

帰路に通った東福寺の庭園です。

河岸段丘を生かした滝と、大きな観音様があった。

こんな平野の平らな所に一頭三角点がありました。

明治16年にここに一等三角点が設けられて日本全国を測量した。

帰路の民家にあった大きな花。

この花は目立ちました。

Dさんの写真は

清瀬金山緑地公園は柳瀬川の公園なので水辺を撮りました。

池から池への水路だったと思います。

水深の浅い小川で子供が遊べるようになっている。

大雨の時にはいっぱい水を貯められるのだろう。

雑草の宝庫ですね。

浅い池ですがカワセミが小魚を狙っていたので、けっこういるのかもしれない。

蛍が出る小川です。

よっぽどキレイな水じゃないと蛍は住めませんから、、、。

清瀬金山緑地公園

〒204-0003 東京都清瀬市中里4丁目650

 

 

 

 


井の頭自然文化園*歩きカメラ33

2023-06-12 18:15:22 | 日記

井の頭自然文化園*歩きカメラ33

井の頭公園に動物園や水生物園があることは知っていたが、、、その中に大規模な彫刻館があるとは知らなんだ〜〜〜。

動物園は身近な動物ばかりで子供ちゃんに人気なようで家族連れが多かった。

自然文化園は意外に広く井の頭公園の面積の大部分を占めていた。

ではでは歩きカメラの面々の写真を見ましょう。

Aさん

井の頭公園のお池です。

右の方に赤い中華風の建物がありました。

日付が2年分ずれていますが6月10日は間違いありません。

ヤギさんは5頭以上いました。

ヤギさんは高いところ大好きで高いテラスがありました。

井の頭自然文化園になんで彫刻があるの?と思うでしょ。

ところが、長崎の平和祈念像の作者の彫刻が一堂に集められて彫刻館が2館、アトリエ感が1棟もあった。

井の頭公園に、こんなものがあるとは私も知らなかった。

りっぱな古木があった。

Bさんは

ミーアキャットは1匹が高いところに登り見張りばん。

つしま山猫は猫そのものみたいだけど精悍な動きです。

水生物館にいたカイツブリ。

水を徹底的にきれいにしています。

これを怠ると、、、水が腐り臭くなる。

孟宗竹ですが模様があります。

金明孟宗竹は黄色の条斑が特徴。

自然園なので動物から彗星の生き物、植生までさまざまな展示があります。

古木に見入る歩きカメラの面々。

Cさんは

井の頭自然文化園の彫刻館が気に入ったようです。

彫刻館が2つ、アトリエ館が1つ全部が北村西望の作品だった。

北村西望と聞いても私だって知らなかった方ですが、長崎の原爆記念碑になっている長崎平和記念像の作者だった。

長崎生まれの方ですが井の頭公園内にアトリエを構えて、長崎の平和祈念像を作った。

長崎の平和祈念像の元になった同じ銅像があった。

大きいのなんの〜〜〜。

明治生まれの方なので、軍国主義バリバリだった頃は、軍人の騎馬姿や、武人、偉人などの大きな彫刻を手がけていた。

しかし、元々は一般市民の像も作っていて、地味な題材の像も手がけていた。

ただのおっちゃんの像は、軍国主義社会の頃では軟弱で非国民だったかもしれない。

北村西望さんの作品群は全部東京都に寄贈されて、それで井の頭自然文化園に収蔵されることになった。

出かけると、、、色々面白いことを知り得ます。

東京都井の頭自然文化園

180−0005東京都武蔵野市御殿山1−17ー6

65歳以上の方は200円

代々木健康友の会の「歩きカメラ部」*来月は清瀬金山緑地公園です

03−5411−9589