夕方の秋風に。

二階の網戸にしたまどから

夕風にのって懐かしい香りがやってきました。

あ。金木犀かな。



日が暮れかけていたけれど
網戸をあけてよくみたら

すこし蕾がみえました。

そういう季節がやってきたんだな。



昨年9月30日夕方に

愛猫ぴよじがソラに帰って

地球のときのからだは金木犀のもとに眠っています。

金木犀の花香る季節だったから
花びらの絨毯に包まれるように


そうしてわたしが金木犀の季節に
ぴよじと過ごせるように。

わたしのこころの想いでそうしました。

こどものころから
わたしをみていてくれた
金木犀が
わたしと十四年あまりずっといっしょに
いてくれたぴよじと
重なったのかもしれません。


ところで

ぴよじが旅立つ一週間前、
おだわらのふしぎな雑貨屋Ｃonteさんで
みつけたぴよじそっくりのこのこ。



買ったら、ぴよじがしんじゃうみたいでやだな、と手にしたとき思ったのですが
あまりに似ているので
買ってしまったけれど
やっぱり形見になって

わたしとともに居てくれてます。

(このこを制作してくださった作家さん、そしてＣonteさん、どうもありがとう。)

写真は
昨年、ソラに帰ったぴよじを想いつつそんな運命を感じながら、
金木犀の花ひとひらをのせて
撮ったいちまいです。