潜水服は蝶の夢を見る

2010-06-09 21:52:36 | Weblog

日曜日に借りた、3泊4日の「電王」のDVDを返しに行った。
ふと自動検索装置が目に入ったので、触って見ようと前々から見たいと思っていたDVDを検索してみた。
確かに、見つかったが具体的な置き場所は表示しないんだなぁ。
結局、店員に陳列場所を聞かなければならないので、あまり利用価値は無いように思えた。

で、借りた。100円だし。
「潜水服は蝶の夢を見る」
脳と意識はクリアだが、全身がマヒした人の自叙伝。
ロックト・イン・シンドロームと言うらしい。
瞬きだけで意思の疎通をして、本を書いた人のお話だ。

病院にも同様な患者が何人もいて、彼らがどんな気持ちで過ごしているかが気になっていたときに、ほかのDVDで予告編を見たのを頭の隅で記憶していた。

で、見た。
コミュニケーション、入浴介助、リハビリテーションなどが患者目線の映像でつづられている。
でも、彼は具体的な意思の伝達方法を得る。
介助者がアルファベットを順番に読み上げて、患者が瞬きで合図をした文字を並べる。
結果、それが単語になり、文章になり、コミュニケーションが成り立つ。

病院では、なぜかこういう光景を見ないな。
なぜかな。
何か道具を使えば、会話もできると思うが…。
 膨大な時間がかかるから。
 人員が足り無いから。
 前例が無いから。
確かに、看護師は毎日業務に追われてバタバタなのである。
一人で何人もの患者を見なければならないので、ゆっくり一人のところで留まる時間は無い。
言語聴覚士なども居るが、数百人いる患者に対して数人しかいないので、物理的に無理だろう。




んん?、ここに隙間があるかな?
全身麻痺の人のコミュニケーションツール。

売れるかな?

あれ、話が逸れた。





患者の気持ちが少しでも分かればと思って、DVDを見てみたのだった。
分かったかな?分かったような気がするが、きっと分かってないな。
でも、参考にはなった。かな?
明日からの患者との関わりに、何か良い方向で現れればいいと思う。


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