足のマッサージ続きです。
さて、足を立てた後ですが、骨の話をします。足の指の骨が、実は肉の中にある、つまり指として分かれている部分に行くよりも付け根側に分岐点がある、ということを伝えます。
そしてその骨と骨の間の肉を揉んでもらいます。主には手の指で押すということです。
それが終わると、いわゆるアキレス腱をもみ、そのまま足の裏側を膝裏までもみます。
これは、弁慶の泣き所であるすねをも同時にもみます。
その後、足の骨と筋肉の間を先ほどの足指の骨と骨の間のようにもみます。
この辺りで、「いつも身体を支えてくれている足への感謝を表してください」って言ってみます。
身体を操作する感覚って多分この客体化にあるんじゃないかと思います。確かにダンスやバレエをやっている方は抜群に身体操作が上手ですが、このように意識を変化させるのも一つの手段として有効です。
さて膝の表面ですが、膝の皿が複雑な形で重なっている話をして同じようにマッサージしてもらいます。
その後は、同じように太ももの裏、骨の間を揉んでもらい、最後は水に濡れた犬のようにぶるぶると骨についている肉を揺らします。
この時に足の付け根を確認してもらいます。そうすると後で骨盤の話をする時に感覚として掴みやすいです。
そして両足を前に投げ出してもらい、マッサージした方とそうでない方との違いを感じとまらいます。
こういう身体の声を聞く感覚が重要で、のちのち大事になってきます。
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