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演出家、特に若手は何か新しいことをしたい!ととても思うものです。

今でも思い出しますが、劇中に突然客電(劇場では舞台をしている間はお客様の方の電気はつけません。)をつけたりしたくて、実際にやりました。

そのやろうとしていた意図は分かるのですが、やり方がまだまだ稚拙だったなあと思います 。
客席の日常と舞台上の日常が地繋がりしているという意図です。

後年、僕自身は拝見していないのですが、立命館出身の後輩が劇中でそれをやったという劇評を見て、みんなやりたがるんやなあ、と思ったものです。

そこでも観客との関係性についての探求だったようで、古今東西試みられてきているものだと思います。

この古今東西、というのがポイントで、一見新しく思えても、実は既に誰かが試みたことがあることだったりします。

だから演劇史をひもといたり、同時代の演劇を見に行ったりすることは重要です。

とはいえ、全く新しいことをやることが出来たりもするのが事実で、これが演劇創作の奥深さだなあ、 と思います。

演劇というものはきっと未来永劫なくならない気がします。


そういえば那須先生のずっこけ三人組シリーズで文化祭編があったと思います。あれに出てくる演出は、消火器のくだり以外は、やってみたいと思ったことを思い出しました。

小学生のころですが。
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