学内公演なので、申込制とします。普通に来ても帰されちゃうかもですから。
新作がなかなか出ないYOU企画ですから、ぜひ見たい、という方、ws@you-project.com 宛にご一報ください。
「そうして、誰もいなくなった・・・」
作:3年「舞台芸術」クラス➕クスキユウ
※ウルトラセブン第8話「狙われた街 」(監督 実相寺昭雄 脚本 金城哲夫)を大変参考にしました。
あらすじ:のんびりした放課後の高校。
自販機の前と、4階屋上を舞台に交わされるなんて事ない会話。
しかし、その背後でうごめく誰かによる陰謀。
大人たちが次々と高校生化していく。「ぎ」が「な」と「さ」に。
犯人は誰なのか。そして最後にわかる意外な結末。
講師・演出より
今回の台本の大元は生徒たちの創作によります。みんなで学校でドラマが起こりそうな場所を取材し(どの場所でも勝手にラブストーリー作るやつもいましたが)“出はけ表”と呼ばれる最初の出だしを考え即興で作ってもらいました。その後日談もさらに作ってもらいましたが、週1日二時間の授業では限界が見えたので・・・、彼らが作ったパーツを集め、セブンの「狙われた街」やはやみねかおるさんの「モナミは・・・を終わらせる」シリーズなどを参考にして、クスキユウこと私が夏休みに旅先で缶詰になって完成させました。
見ていただくとわかりますが、劇のタイトルは、アガサ・クリスティーとは何の関係も参考にもしておらず、むしろ演劇という作品創作における命題とも言えるものです。
全員が集まってこそやっと作り始められるこの舞台芸術というジャンルは、美術や音楽、書道といった個人芸術と違って、もっとも学校の授業にはしにくいものなのかもしれません。
でも集団で作るからこそ、他者と関わることで開かれる自分の創造性や人間理解、そして社会に参加して行く準備をさせられるのではないかと思っています。
最後に、それぞれの進路に旅立って行くこの10人が、この経験を活かして、他の人と助け合いながら自分の人生の主役を演じ切ってくれること、そして観客の皆様もそうであるように願っています。
松浦 友
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