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L:learn

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「学ぶ」ということです。

今回はかなり演出には関係ありませんが、今私がやっていることにはずいぶん関係があります。
今、「ワークショップデザイナー育成プログラム」と言うものに参加しています。
大阪大学と青山学院大学が共同で実施しており、文部科学省の委託を受け、最終的には厚生労働省も認めるジョブカードというのに履修証明書として書ける講座です。

端的に言うと「ワークショップ」を企画・運営する専門家です。

また、中学以来の友人と新たな塾の構想を今練っていて、「学び」は私にとって主要な関心事です。
演出家としての活動にもきっと繋がる気がしているので、まとめておきます。

まずは英語から。studyとどう違うのか。
studyは勉強です。learnは「知る、身に着く」で、発見するとかにも近いですね。

例文です。

I studiied English. 「私は英語を勉強した」
I learned English. 「私は英語を学んだ」

前者が学校の授業のようなイメージがあるのに対し、後者は体験で身に付いた感じがします。
実際に身に付いているのは、後者ですね。
前者では、勉強したけど身に付いていない可能性もあります。

実際、学校での勉強はほとんど覚えていない人が多いのではないでしょうか。

この間、僕自身、はっと気づいたのですが、多くの人は普通課高校に行くのに、「五教科型の勉強がしたい」から行くわけではないようですね。

僕は、商業・工業・就職・専門学校・イタリアのクレモーナにバイオリン作りの修行に行く、という選択肢の中であえて、五教科型の教養を身につける勉強がしたいと思って進学しました。

実は大学も一緒で教養課程が魅力でした。
そして五教科型の勉強がしたかったので国公立を目指しましたし、数学を切り捨てないでよくなるので京大受験を選んだ側面は大きいです。


それはさておき、「学ぶ」ことの本質はどこにあるのでしょうか。
それはやはり“自ら”「学ぶ」と言うことに尽きると思います。
自分がそこから何かを得なければならないのです。

ワークショップデザイナーに必要な資質で、どんなことにも楽しみ・喜びを見つけられること、と言うものがありました。
これには自信があります。利き腕を骨折してなお、その状況を僕は楽しめましたし、発見の連続で楽しかったので。
だから、いけるとこまでこの道は極めたいと思っています。


も少し話を進めて、生徒が自分から学ぶのだとしたら、何のために教師はいるのでしょうか。

もちろんワークショップの時の僕はナビゲーター(案内人)だと思っています。
だからやるワークの指示・案内はするけど、そこから学ぶのは本人の自由だと思っています。

でも、あわよくば伝えたいことというのは確実にあって、そこに気づいてくれるように頑張るし、祈ります。
これは塾で勉強を教える時もそうです。

例えば、数学のAと言う問題を解く際に使う解法が③というものだとして、実際にそのAと言う問題を見たときに浮かぶ選択肢は本来①から③まであると思います。
でもそのときに、Aときたら③だと覚えさせるのではなくて、Aときたらどんな解法が浮かぶか考えさせて、①でも②でもないから③だと教えたいと思います。

無駄かもしれませんが、本来、何かの問題にぶち当たった時はそうですから。
選択肢を考え、決断してその解法で行くわけです。

これがたとえ暗記する(Learn ~ by heart)場合でも、その覚え方にはクリエイティヴィティが発揮されなくてはならないと思うのです。
恩師のダイマジンの覚え方で借りると、遣唐使が廃止になったのが894年で、治外法権廃止も1894年で共に白紙(894)と言う年代だとか。

多分、学ぶとはこういうことではないかと思うのです。
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