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コロポックル村の独り言

赤井川コロポックル村での活動内容や身の回りの出来事を面白可笑しく後継者(2代目)の目線から発信します!

縄文杉

2010-02-24 23:31:05 | Weblog
屋久島滞在2日目。 AM4時30分民宿を出発。

前回登った時はトロッコ道で有名な荒川登山口からの出発でしたが、今回は崖崩れに

より通行止め。白谷雲水峡からの出発。最初からこちら側から登る予定だったので

特に影響はなし。

一般に荒川登山口からは片道4時間半、白谷雲水峡からは片道5時間半と言われている

ようです。

5時半頃からヘッドランプをつけて登り始めましたが

絶景と言われる「白谷雲水峡」や「もののけの森」は暗闇の為何も見えません。

下りに期待してただひたすら縄文杉を目指し歩き続けます。

屋久島には熊は居ないので単独でも怖くないが、獣道のような登山道が続くので

暗くて周りが見えないと結構道から外れて迷う事があるそうです。

私は4回くらい道を外して後戻りしました…。

暗闇から何者かの気配がしてライトを照らすと大抵は鹿。屋久鹿のパラダイス?!



屋久島の島民が1万4千人なのに対して屋久鹿は1万6千頭。増えすぎのようです。

実は歩き始めてきずいたのですが、カメラの充電がありません…

ここまで来て写真を撮れなかったら悔しすぎるので上から順番に写真を撮る事に

したので、縄文杉までは休憩もそこそこに歩き続けます。


なのでいきなり縄文杉の写真です!!



比較対象物が無い為大きさ太さを写真で表現出来ませんが…、本当に凄い木です!

こればっかりは間近で見た人しか分からないかもしれません。。

推定樹齢が7200年とも言われています。

7200年って…。

人間の平均寿命が72歳だとしても100代以上もさかのぼる頃からこの場所で

生きている事になります。

まだ人類が人ではなく道具を使えるくらいの動物の頃ですかね?!

想像がつきません。ただただ凄いの一言。

さらにこの木の凄いところは他の太い屋久杉のほとんどがはっきりと腐れが

見て分かるのに対して、見て分かる腐れはありません。

そして着生の多さにも驚きます。一体何種類の植物が縄文杉を大家とし生活している

のでしょうか。北海道でもたくさん見られる「ヤドリギ」とは違い木の養分を吸って

生きている寄生ではなく、木を土台として根を下ろしているので大家を傷めることは

なく、完全な共存だと思います。

新しい自然のあり方を見た気がしますね。

まぁそれにしても存在感のあるこの屋久杉を一度自分の目で見ると人生観が変わるかも

しれませんよ!絶対にお勧めします!


以前は「展望デッキ」も無く根元まで歩いて行けたのですが多くの人が根元を

歩く為木の根が踏まれ傷むので今は根元まで行けません。

根元まで行けた時は「一握りの命」(確か名前は合っているはず…)という運動が

あり登山道の中間地点に1キロの砂がありそれを持って登り縄文杉の根元に

かけてくるという運動もしていました。

年間の降雨量が山頂では日本一、10000ミリを越すこともあるそうで(一日の最高

降雨量は986ミリを記録だそうです…)

激しい雨で砂が流される為意味が有ったとか無かったとか。。

あの場所に18年前砂をまいたこと、同じ木をまた同じような場所から見ていること、

色々な事を思い、思い出し、感動してしまいました。

親父になる前にこの場所にまた来れてよかったなぁ~。。。





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