On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

くじら

2006年06月26日 | 音楽活動
小松原俊の「くじら」を弾いてみた。とりあえず音だけ全部取って、運指を確かめつつ、タブ譜を修正する。こういったオープンチューニングではいつもどの弦を使えばいいのか迷ってしまうのだが、楽譜が手に入らないのでしかたない。
とても綺麗な曲である。プレーヤーズ天国でも何人かが弾いていて、私はこれを元に耳コピーしてみた。使う弦がどうやら人によって違うみたいな感じもする。割とはっきりした人の音源を使った。それからまた別の人の演奏音源を聞く。
Wpakというソフトは耳コピー用にWAVファイルをいろんな形で演奏できる。私は半分の速度で特定の部分だけを切り出して(最初と最後を指定してリピートする)その音を流し続け、頭に入れてからすこし音を下げてギターシュミレーターで位置を拾い、タブ譜に書き入れる方法を取っている。採れない時にはフィルターを入れる(イコライザみたいなものだ)と低音だけとかでてくるのだ。

まずイントロ。最初に聞いた人は素直に弾いていたが別の人はタッピング奏法だった。これは多分タッピングが正解であろう。そういやヨシ~ダさんもタッピングで弾いていたような気がする。で、譜面を修正する。
主旋律は9フレットを皮切りにベースが下がっていく。指使いがどうにもわからないので、最初は開放弦を2つ入れて弾いていたが、最後の手段でヨシ~ダさんに聞いてみた。彼は開放弦を使わないそうである。私は開放弦を1つだけ入れることにした。この音源を聞く限り開放弦に聞こえるんで。(実は小松原さんの音源は聞いたことがなかったりするので正解は分からない)
いろいろ弾いてみて最初に耳コピーしたものから比べてかなり弾く弦を入れ替えて譜面を書き換えた。これははまっていきそうな曲であるな。

オープンチューニングを使うってことは効果的な開放弦の使い方が必要なのだと私は思う(またはタッピングが目的かも知れないが)。このチューニングは3弦がF#なので割りと特殊だ。であるから4弦4フレットのf#(2カポなのでG#)というのがカギになりそうな感じだな。それと伸ばす音が肝心である。開放弦を鳴らしつつ別の弦で次のメロディを弾く。運指を考えていくと段々弾きやすくなってくる。自分の好きな曲、弾きたかった曲を採譜して弾ける喜びは結構おおきくて、知らぬ間に時間が過ぎてしまう。年のせいか、今日は半分通せても明日になればまたすこし逆戻り。3歩進んで1歩下がる感じでやってる。いつになったら全部通せるかなぁ。

私はオープンチューニングの曲は実はキライである。弦が切れやすいからってのが一番。それと次の曲をするのにいちいちチューニングせねばならないから。とはいえソロギター曲にはオープンチューニングの物が多い。昔からラグタイムでもドロップDは多用されていたし、ケルティックはたいがいDADGADでやってる曲が多かった(レンボーンのも結構多い)。この「キライ」ってことは、練習の継続性に問題を引き起こす。ぱぱっと始められないために、いつのまにか弾かなくなってしまうのである。押尾コータローのカノン、戦場のメリークリスマスなどは全然弾かなくなりやはり挫折してしまうのだ。カノンなどはだいたい弾けていたんだけどもうダメだ。この「くじら」もそうならないよう注意せねばならないなぁ。。

ところで自分のブログに演奏を貼り付けている人をみつけた。
http://shinchan.seesaa.net/category/846185.html

これ、こんなことできるんかな、それともダメなのに勝手にやってるんかな。

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