On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

ペーロン祭りライブ当日・スタッフ編

2005年05月29日 | コンサート
ペーロンライブだけに限ったことでは無いのだが、ライブイベントの時のスタッフの数は結構たくさん必要になることが多い。そのなかにはPAや舞台のこと、楽器のことを分かっているひとばかりではないのが当たり前である。

相生On楽工房のスタッフも最初(去年だ!)は全然右も左も分からず、「DIってなに?」「この線どうやってつなぐの?外すの?」「上手(かみて)ってどっちのこと?」「MCってなにのこと?」てな状態であり、恥をかきながらすこしずつ憶えてきた。 機材のセッティングや撤収はもちろんであるが、ミュージシャンが変換するときの配置換えなどにもスタッフの動きの良い悪いで時間が全然違ってくる。ライブを1~2回やれば結構手慣れた感じになるのが不思議であるけれども、右往左往している人もいて皆で教えあい、助け合うように心がけるのが一体感が出てきて良いもんだと思う。

さてこのペーロンライブでも時間的な制約で出来なかったのが悔やまれるのであるが、きちんとしたスタッフミーティングはとても大切である。 皆の役割分担と連絡体制の確認である。
あらかじめスタッフの中で役割分担を決めておくのは当然である。総括責任者、ステージ進行責任者、PA責任者、司会、ミュージシャン担当、記録係、タイムキーパー。

相生On楽工房では当初、全てのスタッフはスタッフ証を首からさげ、名前を確認できる手段を取った。1つには名前を覚えるため、1つにはスタッフである証しである。ペーロンの時はこれはやらんかったんだけど(すみません。手が回らなかった。持って行っていたんだけども)これからのライブでもやっていきたい。
全員が集まったくらいで一度集合(ミュージシャンリーダー+スタッフ)を掛け、名前の確認と役割確認をする。分からないことがあったら聞く人間を1人にしぼり、その人は全ての情報を持つ。総括責任者である。
そして各担当責任者とサブをにつく人を確認しあう。役割に当たっていない人がいないかどうか?の確認をする。 今回は全て各自があらかじめ分かっていたと思うので問題は無かったかも知れないが、ボランティアの人が現れたり、別のグループと合同開催の場合などには絶対に必要である。
総括責任者は、これからの作業の流れを簡潔に説明して待機場所などの指示をする。ミュージシャンには待機場所とスタンバイ時間を確認しておく。呼びにいく人間(ミュージシャン担当)を決めておき皆に紹介する。またミュージシャンにはタイムキーパーを紹介し、遅れを取り戻す必要のある場合の掲示方法・指示方法を確認して貰うとともに、楽器のシールドケーブルを抜き差しする際には必ずPAの許可を得る旨徹底させておく。また昼食やゴミの扱い、撤収作業への協力依頼も大切なことだ。
今回のペーロンライブではこのスタッフミーティングが不徹底だったため、ミュージシャンの待機状態が非常に悪く、反省会でも問題になった。幸いタイムキープはうまくいったけれど。

それでは流れに沿って見ていこう。
ライブの始まりは朝早いことがおおく、やはり全員が揃わないのが普通。手の空いた者から準備に掛かっていく。ステージはステージ責任者が指示を出し、PA関係は機材を扱える者が組み立てていく。これはごく自然にそうなっていく。有る程度組み上げ終わったら、音出しチェックがはじまりリハにはいる。このときマイクを動かしたりって作業が多いんだけれども舞台上にバミっておくなどすることを大ホールではきちんとやっていた。今回はそれほど大きな動きは無かったのでやってないとおもう。(注:バミる・・・舞台床に装置やスタンドの位置をビニールテープで明示すること)
だれかにテープとマジックを渡しておくなど、記録者をもつ事も良いと思う。
また同時に線のとりまわしには注意を払いたい。 ステージが真上から丸見えになる場合などは特に線の固定・まとめは重要になる。これは線を引っかけたり、こんがらがってマイクを動かせなくなるなどの防衛策にもなる。責任者は客席からの視線で数度見てみることが重要なことである。

本番が始まったらスタッフは観客のじゃまにならないよう行動すること。また特に屋内イベントでは照明を落とした中での作業があるため
1.小さな照明(マグライト)を準備しておくこと
2.スタッフは暗い中で動き回るのが目だたぬ様な色合いの服装(黒か紺色)をすること
3.お客さんの視線を意識する。バックステージが丸見えのばあい、そこでうろうろしない。

撤収の時にはPA編でも書いたがまずはマイクをはずして集め、ホルダーをはずしてまとめ、線はPA捲きをしてまとめ、線の切断等破損があればただちに責任者に報告する。以前電源ケーブルが破損していてエレピが鳴らず、ステージが台無しになったことがあったのだが、これは報告ミスによるものを考えている。状態をみてたいしたことだと思わなかったのかも知れないが・・

撤収が終わり、積み込みが済んだら倉庫への片づけを経て全てがおわる。あとは打ち上げとなるわけであるが反省会なども重要なこと。できるだけ熱いうちに反省点などを記録しておくことにしよう。
こういったブログやBBSに書いていくこともいいと思う。ただし、残さないと意味がないのですぐに見れるようなところにプリントアウトしておくべきである。(特にBBS)
ボランティアスタッフの反省意見をよく聞くことは非常に大切なこと。今回気になったところ、ああすればよかった、やり忘れた・・・等々

ライブをやり終えて、スタッフ皆がよかったねと言える動きをめざして活動をしているのだが、実際は大変な作業をお願いしているわけで、皆の力がなければすばらしいステージなど出来るわけがない。そこには感謝の気持ちがすごく自然にわいてくる。それを全員が感じてくれればこれからもいいイベントが続けられるのだと思う。意思疎通と一体感。皆で同じ目標と夢に向かいたい。

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