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急ぎ足の自然散策

天気がよくて元気があればきっといい発見がある。

ヤマコウバシ、クロモジ、アブラチャン

2015-02-23 | 日記
今年はなかなか暖かくならないと思っていたら今日は15度以上にもなり外はぽかぽか。昨日まであんなに寒かったのに。もう少しで春が来る。


ヤマコウバシ クスノキ科クロモジ属

冬の林はほとんどの落葉樹は葉を落としてものさびしい。その中でヤマコウバシはいつまでも枯れ葉を落とさない落葉低木であるから見つけるのは簡単。






冬芽は紡錘形で芽鱗は赤褐色。冬芽は中に葉と花が入った混芽。クロモジ属で混芽をつけるのはヤマコウバシだけ。葉痕は半円形。


クロモジ クスノキ科クロモジ属

今の時期はクロモジの冬芽観察に最適。職場近くの公園にはクロモジが植えられている。枝先で中心に葉芽がありその両側、周りに手を広げたような花芽がある。




冬芽の葉芽は長さ1-1.5cmの紡錘形。基部に丸い花芽がつく。花芽の柄には淡褐色の毛が生える。葉痕はほぼ円形で小さく、維管束痕は弓状で1個。


アブラチャン クスノキ科クロモジ属

この公園内にはアブラチャンも植えられている。アブラチャンは落葉低木だといってもこの公園内のものは5-6mはある。3月過ぎれば一面が黄色くなるほどの花が咲くことだろう。待ち遠しいなあ。


葉芽は褐紫色で小さく花芽は球形で柄とともに無毛。同じ仲間のクロモジは、花柄が有毛なので区別できる。

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