急ぎ足の自然散策

天気がよくて元気があればきっといい発見がある。

ヒマラヤスギの果実

2015-07-14 | 日記
新聞やスマホの文字も不自由なく読めるし遠くの鳥や木にとまったセミもしっかり見ることが出来るのに、視力調節機能が徐々に低下したのを確かに感じる。子供の頃は特に視力がよかった。教室の後ろの方の席からでも黒板横に張ってあるプリントの文字が読めたので、漢字のテストでは思い出せない漢字をその中から探した記憶がある。もうすぐ誕生日がくるよと運転免許更新の葉書が教えてくれたので先日免許センターへ行った。視力検査はどうかなあと思ったが難なく通過。今の視力は1.0くらいか。今回はスピード違反一回だけだったので1時間講習で5年間の免許をもらうことができた。


ヒマラヤスギ マツ科

遠くから見てもヒマラヤスギは威厳がある。ヨーロッパのドラマを見ていても時々貴族の城に植えられているし、北京に行った時にも大きな建物の正面によくヒマラヤスギを見かけた。職場近くの中学校の校庭の周りに植えられたヒマラヤスギは枝が道路に張り出さないように刈り込まれていて可哀そう。


市の公園に植栽されたヒマラヤスギの枝の上に白い卵状の塊がいくつも乗っているのが見えた。果実だろう。






大きさは10㎝くらい。淡い緑色と肌色で横線を入れたような模様で表面には松脂と思われる滴がにじみ出ている。触るときっとべとべとするに違いない。ヒマラヤスギの球果は翌年の10-11月に熟すらしい。

アガパンサスとナガサキアゲハ

2015-07-11 | 日記
森山良子が新アルバム「フォークソングの時代」をラジオで紹介していた。その中で「あの素晴しい愛をもう一度」(北山修作詞、加藤和彦作曲)が流れてきた。懐かしいと思ったら1971年リリースで44年前の歌だった。

命かけてと誓った日から
すてきな想い出 残してきたのに
あの時 同じ花を見て
美しいといった二人の
心と心が今はもうかよわない
あの素晴しい愛をもう一度

これが1番で2番3番まである。試しに4番を作ってみた。

あれから何十年たったけれど
いまでもあの日の声がする
あのとき遠く離れても
忘れないと言った二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴しい愛をもう一度


アガパンサス Agapanthus africanus ユリ科



近くの公園には薄いブルーのアガパンサスが満開。この清々しい青色はこのうっとうしい梅雨の季節には気持ちがいい。






近づくと黒いアゲハがヒラヒラと飛んで蜜を吸っている。ナガサキアゲハのようだ。日本に生息する黒いアゲハチョウの仲間で、尾状突起がないのはこの蝶だけ。


白いアガパンサスもある。


ユリ科は子房上位であり、ヒガンバナ科は子房下位であると定義すれば、この花は子房上位なのでユリ科。


花弁の中央に濃い青の線がある。

ソバ

2015-07-08 | 日記
ソバ  タデ科ソバ属の一年草

一面に広がる畑に小さな白い花が咲いている。こんなに近くにソバの畑があるとは思わなかった。随分前に働いていた県境の町のそば屋にも裏の畑にソバが栽培されていたのを思い出す。


虫が集まって蜜を集めている。




総状花序。


花弁はなく萼が花披片として5枚あり、8本の雄しべ、3本の花柱(雌しべ)で構成。

ウィキペディアによれば、ソバは種まきをしてから70-80日程度で収穫でき、痩せた土壌やpH6程度の土壌でも成長し結実することから、救荒作物として5世紀頃から広く栽培されていたらしい。ただし、日本でソバの栽培が始まった時期はかなり古く縄文時代にさかのぼるという。昔、学生時代何かの講義で、ソバはシベリアから北海道を経て日本に伝わったのか、チベット辺りから中国、朝鮮半島を経て伝わったのか学会でも論議されていると聞いた。決着はついたのかなあ。

赤い睡蓮

2015-07-08 | 日記
スイレン スイレン科

車を走らせて行くと広い池が見え、そこにたくさんの赤いスイレンが咲いていた。


日中に花びらが開き午後になると閉じる、これを3日繰り返して花の寿命は終わるらしい。白い花を、午後の未の刻ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われるヒツジグサ(未草)はよく見かけるが赤い睡蓮は少ない気がする。鮮やかで美しい。


そういえば例年見に行く大賀ハスを今年はまだ見ていない。まだ咲いているか、そちらもちょっと気になるなあ。

ムラサキニガナ

2015-07-06 | 日記
昨日、海外ドラマチャンネルで放映したスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮『フォーリング スカイズ シーズン1』を録画して半分ほど見た。SFテレビドラマ『V』(ビジター)を連想させるような話でわりと面白い。シーズン4までアメリカでは放映されているらしい。「メンタリスト シーズン6」「ブラクリスト シーズン2」「ブレイキング・バッド シーズン5」も欠かさず見ているけど、海外ドラマは止められない。


スギ林の林床は日当たりが悪くて、ひどい所ではシダ類も育たない。少し間引きが行われるだけで日当たりがよくなり植物相も多様化し生き生きとしてくる。今では放置されているスギ林を少し広葉樹林の森へ変えていったらいいのになあ。

ムラサキニガナ キク科アキノノゲシ属  学名:Lactuca sororia

こんなことを考えつつ歩いていると、少し日の当たるスギの木の隙間に人の背丈ほどの大きさのキク科植物が冠毛のある果実を飛ばしていた。一見するとアキノノゲシにも少し似ている。でもアキノノゲシは秋の花だから違う。何だろう?藪が深くて近づけない。ネット検索してムラサキニガナと判明。


薄紫の花が見える。


さらに歩いていると再び同じ花に出会った。花は少ないけれど道端なので近づいて観察。ピントが合わなくて苦労する。


頭花は円錐花序に多数下向きに咲いている。




花は小さくて頭花は1cm位。花の基部は筒状でその先に十数枚の花弁(舌状花)を平開させる。


下部の葉は大きく長さ20cm以上あり、羽状の裂れ込みがある。

ヤマホタルブクロとヤマハギ

2015-07-06 | 日記
高齢の夫が亡くなったと奥さんから電話があった。完全房室ブロックと心不全、糖尿病のために循環器専門病院で入院治療中だった。先月最後に会った時はいつもの毒舌で笑わせてくれた。まだまだ死なないよと励ましたばかりだったのに。個性の強い人で逝ったあとも生前残した言葉はふと傍で話す声のように繰り返し蘇り、その姿はホタルの光のように宙をさまよって、残された者たちの周りでその気配はいつまでも消えることがない。


ヤマホタルブクロ キキョウ科ホタルブクロ属の1年草

ヤマグワ、ヒメコウゾを観察した同じ道を歩くと足元にはピンクがかったキキョウ科の花が咲いていた。




ホタルブクロかな?とよく見ると、萼片の間は盛り上がっているのでヤマホタルブクロの方のようだ。ホタルブクロは萼片の間の付属体が反り返っている。


花の中を覗いてみると花粉を外側に着けたまま花柱が伸張し、既に雄しべは枯れてしまっている様子。この時期を雄性期と呼ぶ。


こちらの花はすでに自分の花粉は無くなり、柱頭が3裂して他の花粉を待っている状態で雌性期。


ヤマハギ マメ科ハギ属の落葉小低木

ヤマホタルブクロのすぐ横ピンクの鮮やかなマメ科植物が花を付けていた。


コマツナギかな?とよく見ると、葉はマメ科に普通の三出複葉で小葉は3cmくらいの円形に近い楕円形。


ヤマハギかなあ。


優しい感じの花。

ヒメコウゾとヤマグワの果実

2015-07-01 | 日記
ヒメコウゾ クワ科

久しぶりで田舎の道を歩いてみた。低木に赤い実がなっているので近づいてみると、ヒメコウゾの果実だった。


懐かしいなあと思いながら、余りに美味しそうにみえるので一つ食べてみた。『スタートレック』や『宇宙家族ロビンソン』などでクルーたちが未知の惑星に降り立ち未知の動植物に遭遇する時ほどではないにしても、日常と少し異なる体験というのはエキサイティングだ。ヒメコウゾの果実はそれほど甘くはないけれどまずくもない。ただ食べた後、舌先が何故かピリピリする感じが30分くらい残っていた。気になってネットで調べると「果実は甘いけれど花柱が残っていてこれが舌に刺さると耐えられない」と書いてあった。


各葉脈の先が葉の縁を縁取るようにつながっている。ヒメコウゾの葉はヤマグワより毛が多く、鋸歯が細かく、葉柄が短いなどの特徴がある。


ヤマグワ クワ科

ヒメコウゾの横でヤマグワが黒い果実を実らせていた。赤から黒に変わると甘くなり食べごろとなる。


ヤマグワは花柱が長く果実にも、長い花柱が残る。この果実は食べなかったけれど、間違いなく美味しいだろう。


ヒメコウゾと似たような葉で時々混乱する。どちらも葉には切れ込みがあったりなかったり。特に成長期の葉は切れ込みが大きい。枝を軸とすれば軸から遠いほう、すなわち外側から切れ込みは入りやすいような感じ。

オニグルミとムラサキシキブとネムノキ

2015-06-29 | 日記
時計の針は一瞬も休むことなく否応なしに動き続け、季節はいつの間にか春から夏に変わろうとしている。焦燥感にとらわれてあたりを見回すと少し見ぬ間に森の様相は一変している。今を留めておくことはできず、季節の歯車は坂道を転がり落ちるように進んでいく。特急列車の窓から見る光景のようにあっという間に過ぎ去ってしまう。


オニグルミ クルミ科

田舎道を走っていたら脇の山林の中に大きな羽状複葉の木が見えた。近づいてみると果実をたくさん付けているオニグルミだった。




果実を触ると接着剤が手についたような感じでべたべたしていている。葉柄も果実の表面も毛深い。ずっしりと重くて手の届く所まで垂れ下がってきているものもある。


羽状複葉の葉。


葉痕は猿か羊の顔に似ている。


ムラサキシキブ クマツズラ科



ついでに少し林の奥にまで行ってみよう。薄紫の小さな花をつけた低木があった。ムラサキシキブだったが、その花は終わりに近づいていている。




花は拡大してみるとその美しさがわかる。


ネムノキ マメ科





あちらこちらでネムノキの花が咲いている。熱帯にすむ鳥の羽のような濃いピンクの輝くような花が遠目にも鮮やかで、初夏を感じさせてくれる。もう少しでこの季節を忘れるところだった。


公園の生垣にはクチナシの花が満開で、畑の棒にはオオシオカラがとまっていた。水辺ではシオカラトンボとムギワラトンボのペアがくっ付いている。

八重のクチナシ アカネ科


オオシオカラ


シオカラトンボ

シオカラトンボの雌をムギワラトンボと呼ぶ。誰にも教えられずにこの体位をとることができることが驚き。こんなところまで遺伝子に組み込まれているのだろうか?人間の遺伝子にはここまでの力はないだろうなあ。

シナノキの花

2015-06-22 | 日記
『解剖学はおもしろい―死体からDNAまでの秘密』(上野正彦著)を読んだ。この本は看護学校で解剖学の講義をした時の講義録をもとに書きおろされたもので、内容は平易で法医学の挿話が興味を引く。以前の職場にいたころ上野先生を招いて講演会が催されたことがあり数々の殺人事件の話をされたことを思い出した。死体硬直は死後2時間くらいから始まり20時間後に最強度になる。死斑は死後1-2時間後から出現し20時間で完了する。死斑は始めは押すと白くなるか15時間たつと指圧では戻らなくなる。死後の腐敗の進行によって死体の色は変化していき青鬼、赤鬼、黒鬼、白鬼と呼ばれる、などなど。これらのことから死亡時刻を推測することが出来るという。

生体に死が訪れると瞬く間に死後の変化が現われてくる。積み上げてきた積木が音を立てて崩れ落ちるように。生とは現在の姿をとどめるために破壊される分だけ自分をたえず作り続ける営みで、その流れのような営みを止めると現在の姿を留めておくことはできなくなってしまう。

ここ1-2週は忙しくて散歩できていない。早いもので今日は夏至らしい。これからは日が短くなっていく。この間公園でみたシナノキの花はいい香りがした。


シナノキ  シナノキ科



淡黄色の小さな花をたくさん付けていた。




花は集散花序で花柄が分枝して下に垂れ下がる。花序の柄には特徴的な苞葉がある。


萼片5、花弁5、多数の雄しべ。


葉は互生、葉身は心円形、先は鋭尖頭、基部は通常心形。表面は濃緑色で無毛。縁には鋸歯がある。


裏面はやや白色を帯び、脈腋に褐色の毛が見える。

クマノミズキとミズキ

2015-06-18 | 日記
先週から講演会などで忙しくて睡眠不足。散歩に行く暇もない。アジサイも終わりが近づいているのにアジサイ祭りを見に行くことも出来なかった。最近左肩が痛み始めている。5年前のブログ(せっかち散歩2010-06-19)を見てみたら、今頃にクマノミズキを観察していて同時期に右の50肩で苦しんでいたことがわかる。50肩は今時がひどくなりやすいのかも?


クマノミズキ ミズキ科

県立公園の一番高い丘の上で樹冠に白い花を戴いたクマノミズキが市内を見下ろしている。空気が澄んでいれば富士山も視界に入っているはず。


クマノミズキの葉は対生でミズキは互生。




クマノミズキの花はミズキが真白に対して、薄いクリーム色。花弁4。雄しべ4、中心部には1本の花柱があり、基部には花盤があって蜜を分泌している。クマノミズキはミズキに比べて雄しべが短くて花盤は大きい。


ミズキ ミズキ科

こちらは1カ月前にみたミズキ。








クマノミズキに比べて色が白くて雄しべが長い。

ホワイトレースフラワーとアルストロメリア・プルケラ

2015-06-11 | 日記
久しぶりで県立公園を散歩。随分来てなかったので花壇の花もすっかり変わっていた。真っ赤のアルストロメリアとセリ科植物の白い花がいいコントラストで咲いていた。


ホワイトレースフラワー  セリ科



この白い花は何だろう。フェンネルも近くにの黄色い花を咲かせていた。葉を揉んでかいでみるが、フェンネルと違って何の匂いもない。ネットで検索するとホワイトレースフラワーが近い感じがする。ホワイトレースフラワーはアミ・マユス (Ammi majus、ドクゼリモドキ) とアミ・ヴィスナガ (Ammi visnaga、イトバドクセリモドキ) の2種類が出回っているらしい。葉が糸のように細いのでアミ・ヴィスナガの方だろうか。


テントウムシなどが集まってきている。




オルレアやコリアンダーのように花序の外側の花弁が大きくなっているわけではなくて、小さな同じような大きさの花が集まっている。


アルストロメリア・プルケラ  ヒガンバナ科

このアルストロメリアも時々見かけるけれど、普通のアルストロメリアと違ってエキゾティックで野生的な感じがする。アルストロメリア・プルケラ(Alstroemeria pulchella)はブラジル北部原産でアルストロメリアの原種の一つらしい。




6弁の形と模様がすべて同じで花はあまり大きく開かない点が普通のアルストロメリアとは違う。


上から見てみる。アリストロメリアは子房下位でヒガンバナ科。しかし最近は分類によってはユリ科に含められることもあるから紛らわしい。

ヒペリカム・カリシナムとヒペリカム・ヒドコート

2015-06-10 | 日記
梅雨に入ったというのに今日はとてもいい天気。先日職場近くの県立公園で2種類のヒペリカムが咲いているのを見た。


ヒペリカム・カリシナム Hypericum calycinum オトギリソウ科

ヒペリカム・カリシナムはセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)とも呼ばれる。ビヨウヤナギ(Hypericum monogynum)に似ている。但しビヨウヤナギは枝先に多数の花を集散花序としてつけるが、ヒペリカム・カリシナムは枝先に一つの花をつける。








ヒペリカム・カリシナムの雄しべは密生し、花弁と同程度の長さ。ビヨウヤナギの雄しべは花弁よりも長くしかも湾曲している。


花の後ろ。


ヒペリカム・ヒドコート Hypericum patulum cv. Hidcote オトギリソウ科

ヒペリカム・ヒドコートはキンシバイの園芸品種でタイリンキンシバイ(大輪金糸梅)とも呼ばれる。ヒペリカム・カリシナムが枝先に一つの花をつけるのに対し、ヒペリカム・ヒドコーは数個の花をつける。花の大きさはヒペリカム・カリシナムより少し小さい。




雄しべは短く、花弁の半分くらいしかない。ヒペリカム・カリシナムとの区別は容易。


花の後ろ。

葉を比較してみる。

ともに葉は対生、全縁で葉柄ほとんどなく、両面とも無毛。右のヒペリカム・カリシナムでは裏面には網状脈が目立つ。一方、左のヒペリカム・ヒドコートの葉脈には細かな網状脈は見られない。

クリの花

2015-06-08 | 日記
近所を散歩するとクリ林があった。今の季節はクリが花をつけるので見つけやすい。たくさんの白い花穂を長く垂らしているのがクリの木。

クリ ブナ科



少し近づいて花を観察。


クリの花は下垂する雄花が特に目立つ。これが特有の匂いを放っている。特有といってもスダジイやマテバシイと同じような匂い。これは芳香成分としてスペルミンを含むため、ヒトの精液にも似ている。雄花は目立つが、では雌花はどこにあるのか?


花穂には雄花だけをつける雄花穂と帯雌花穂と呼ばれる雌花と雄花を両方つける2種がある。この写真では枝先に突き出た花穂が帯雌花穂で、それより下の垂れ下がっているのはすべて雄花穂のようだ。




どこに雌花があるのだろう?帯雌花穂をよく見ると基部にひとつずつ雌花がついている。


左が雌花、右はすべて雄花。


雄花。雄しべは約10個。花被の外に飛び出ている。


雌花。花柱は長さ3mmほどの針状で、9ー10個あり総苞の外に飛び出る。

ヤグルマソウとヤグルマギク

2015-06-08 | 日記
ヤグルマソウとヤグルマギクは名前を混同しやすい。


ヤグルマソウ(矢車草) ユキノシタ科



林床で面白い形をした葉を見つけた。葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で葉柄は50cmに達する。小葉は倒卵形で先端が3-5浅裂する。ユキノシタ科ヤグルマソウ。


矢車に似ているからヤグルマソウ。花はまだ咲いていなかった。花を見たかったなあ。


葉裏。


ヤグルマギク キク科

こちらは庭や公園に植栽されているキク科ヤグルマギク。明るい日差しがよく似合う。


ヤグルマギクには舌状花がなく、長い筒状花が周辺に一列並び、中心部には花筒の短い筒状花が位置している。


上から見ると確かに矢車だなあ。

ドクウツギ

2015-06-06 | 日記
沼のほとりに見慣れない小さな花をつけた落葉低木を見つけた。

ドクウツギ ドクウツギ科ドクウツギ属

この独特の葉はドクウツギを連想する。ドクウツギはドクウツギ(毒空木)、ドクゼリ(毒芹)と並んで日本三大毒草のひとつ。


雌雄同株で花は雌雄別々の総状花序につくというから、この花はドクウツギの雌花だろう。雄花は見つからなかった。


とても可愛らしい。


以前夏に見たことのあるドクウツギの写真を復習。



葉の表面は光沢があり3主脈が目立つ。先端は尖り基部は円形でほとんど葉柄は無い。