鉄骨加工「ハンチ付きブラケット」

これは、実例でわかる工作しやすい鉄骨設計（第２版）1995年11月1日発行の写メです。

第１版は1991年2月15日発行で、この本に出合ってから鉛直ハンチはＢＨ材（組み立てＨ形）としています。

 

Ｈ形鋼のウェブを切り開きクサビ形の鋼板を差し込んで鉛直ハンチを作る場合、

フランジ部を曲げ加工しようとすると、どうしてもウェブフィレットにまで切り開きが影響し、

繰返し応力を受けるブラケットフランジ部にミクロの破断を生じさせる可能性があると考えます。

 

実例でわかる工作しやすい鉄骨設計が出版されてすでに31年が経過しようとしていますが、

いまだにＨ形鋼のウェブを切り開きクサビ形の鋼板を差し込んで鉛直ハンチを作る詳細図を見ることがあります。

施主の立場に立った設計や品質管理を望みますね。

http://www.sasst.jp/qa/q3/q3-31.html