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伊豆大島ダイビング 1日目

2008-07-12 12:38:56 | SCUBA diving

5月25日以来約1ヵ月半ぶりの伊豆大島週末ダイビングに来ました。といっても、このログは3日遅れの水曜日に書いています。ゴメンナサイ。

今回のダイビングには、新しいダイブコンピュータを持ち込みました。もう10年近く使っているシャーウッドの初期のダイコンが、春先から水深計が不安定で、3mで減圧停止していても水深表示が+/-2m近く変動したり変な動きをしたので、思い切って買い替えを決断しました。新しいダイコンは、遠征時の荷物減らしの為にホースレスの残圧計組み込みタイプのOceanic Atom 2.0です。同じタイプでSuuntoからD9が発売されていて、一回り小型で惹かれたのですが、Suuntoの無減圧潜水限界は厳しすぎるとの多くの評判を聞いて、これは避けることにしました。すでにAerisのAtmos 2を使っていて、このメーカーはOceanicと共通なのでPC取り込みソフトなども共通に使えるかと思い、Oceanicの最新モデルに決めました。価格は米国のScuba Toysでホースレスの残圧送信ユニットとセットで$959.95+送料$80、米国の独立記念日の祝日に当たってしまいましたがネットで注文してから5日間で自宅に届きました。

ところが、平日の日中は留守の為に、宅配業者に夜間再配達を依頼したりして、実際に品物を手に取ったのは出発前夜金曜日!おまけに勤務先の懇親会で10時過ぎに酔っ払って帰ってきたところ。それでも何とか翌日には使いたいので、ヘロヘロの頭で判り難い英文の取説をめくりながら、時刻を日本時間に合わせて、表示単位をメートル表示に切り替えました。とりあえずこれだけセットしておけば、あとは持って潜れば何とか機能してくれるはず。

 

さて土曜日の朝、久里浜からの高速船で大島に到着しました。晴れてベタ凪ぎ、最高気温の予想も30℃、暑いです!さっそく一本目は石田さんのガイドで秋の浜の右の砂地へ潜りました。

  • Dive #538: 秋の浜、右の砂地、Entry 11:23 Exit 12:27 Dive time 64min. Max. depth 38.4m 残圧200→40bar, 透明度10m, 水温16.7~20.6℃、晴れ、波静か、流れ少々

梅雨の後半で海中は浮遊物が多く、視界は10mくらいしか効きません。表層は20℃以上の暖かい海水ですが、水深20mから下は17℃くらいで冷たいものの、透明度はだいぶ良くなります。6.5mmのセミドライスーツで潜りましたが、下の方では結構冷えてきます。目的の生き物は、-38mの砂地のスナイソギンチャクに付いているアキノハマカクレエビ。こいつは名前のとおり、ここ伊豆大島の秋の浜で発見された固有種として、最近名前が付いた種だそうです。しかし肉眼で見る限り、どう見てもアカボシカクレエビとの違いは判りません。一応写真に撮って見ましたが、やっぱりわかんね~や。すぐ横では、フタイロハナゴイygが比較的じっとしていて写真を撮らせてくれました。しかし、こっちはストロボ光を当て損ないです。

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アキノハマカクレエビ 約5mm、イロカエルアンコウ

-18mくらいまで上がってきたところでは、岩の窪みにキシマハナダイygコウリンハナダイygが1匹ずついました。中層にはイサキタカベの群れが大きく広がっていますが、あいにくの濁り具合のために、一面の群れとはなりません。段落ちでは頭だけ真っ黒の婚姻色のキビレヘビギンポ♂、最後に左ハシゴ下の洞窟の奥には、1m以上ある大きなネコザメがモゾモゾしていました。

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キシマハナダイyg キビレヘビギンポ♂ 婚姻色

 

軽く昼食を取ってから、2本目は6月から常勤スタッフに替わった千晴ちゃんのガイドで、秋の浜正面から左の砂地を廻ってきました。

  • Dive #539 秋の浜、左の砂地、Entry 14:25 Exit 15:36 Dive time 71min. Max. depth 24.7m 残圧180→50bar. 透明度 10m、水温 18.3~20.6℃、波静か、流れなし

ジョーフィッシュに挨拶しながら、最初にsharp eye pigmy gobbyを見せてもらいました。この子も最近になってヒメニラミベニハゼという日本名が付いた種です。岩の窪みの小さな砂溜りに、体長1cmほどの小さな黄色い個体です。その後は左の砂地に出て、ゲスト5人も一緒になって手分けして小さなウミテングを探しました。

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英名: Sharp eye pigmy gobby
日本名:ヒメニラミベニハゼ
ウミテング ウミテングを囲む私たち

続いて砂地ではカスザメを2個体。最初の個体はアクビもしてくれましたが、ダイバーを嫌がってさっさと泳ぎ去ってしまいました。段落ち付近ではいつもどおりネンブツダイやイトヒキベラが群れていますが、この季節はネンブツダイは口内に卵を咥え、イトヒキベラもお腹の大きな♀が目立ちます。

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泳ぎ去るカスザメを追う私たち 卵を咥えたネンブツダイ ヒメギンポ♂

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