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Malapasqua Is. ダイブツアー Vol.2 Thresher Sharks

2023-03-16 20:52:05 | SCUBA diving

フィリピン Malapasqua島でのレジャーは、ほぼ唯一スキューバダイビング。しかもここを訪れるダイバーのお目当ては、ほぼ100%Thresher Sharkです。ネットやダイビング雑誌によると、この島の近くでほぼ通年Thresher Sharkの群れが見られる、世界でも稀なダイビングスポットだそうです。

 
そのThresher Sharkですが、日本でも伊豆大島などでダイビング中にも頻繁に目撃されるニタリザメと同じオナガザメ属ですが、生態はやや外洋性の別種らしいです。成魚の体長は3mくらいになりますが、特徴はその体長の半分近くにもなる長い尾鰭です。臆病な性格でダイバーを襲うことはなく、彼らのエサはもっぱら小魚だそうです。
 


 
そんなThresher Sharkが見られるのは、Malapasqua島から20kmほど東に離れたMonad ShoalとKimud Shoalというポイントです。そこはかつて小さな島があった場所で、その島が地盤沈下で海面下に沈んで、今は一番浅い所で水深20mくらいの暗礁になっている場所です。ここでThresher Sharkがよく目撃されるのは早朝から午前中が多く、Malapasqua島からはバンカーボートで1時間ほどかかるので、Thresher Sharkを見に行くツアーは早朝5:30から6:00くらいに出発する1日ツアーになります。
 
 
Malapasqua島中のダイビングボートがShresher Sharkを求めて、世界中からのダイバーを乗せてこの地点に集まってきます。


ボートがポイントに到着して装備を整えると、暗礁の端の斜面の上に落としてくれます。水深15mくらいの根頭まで一気に潜ると、早速ギンガメアジの群れとマンタが通り過ぎて行きました。水温は27℃、透明度は20m程度です。薄暗がりに目が慣れてくる頃、ガイドが合図する方向に目を凝らすと、沖合20mくらい先を鉛色のThresher Sharkが通り過ぎて行きます。「追いかけてはダメ。斜面近くでじっと待っていると、回って来るから。」と事前にブリーフィングを受けていたので、水深25mほどの斜面にそっと降りて周囲を見渡していると、次から次へとThresher Sharkが通り過ぎて行きます。ここではサメの保護のため、ストロボやビデオライトなど照明を使った撮影は禁止で、水中ライトでの合図もダメです。
 
ハンマーヘッドのような密な群れで一方向に流れて行くわけではありませんが、同時に3〜4個体が視界に入って来て行ったり来たりしているくらい、この辺りに多数生息しているようです。ダイバーを特に避けている様子もなく、普通に5mくらいまで近寄ってきますが、やはりSCUBAダイバーが出す排気の泡は嫌いなようで避けて行きます。その点、私はほとんど排気の泡を出さないリブリーザー装備なので、頭の直上や手が届くほどの近くまで近づいて来てくれることも何度もありました。
 




 
 結局私はMalapasqua島滞在の6日間のうちに3日、ここKimud Shoalに6ダイブしました。もっとも、そのうち1日2ダイブは同リーフでのマクロ被写体の撮影に費やしたのですが、海底の斜面で小さなサカナやエビ、カニ、タコなどをマクロ撮影している背後にも、常にShresher Sharkが何匹も往ったり来たり接近して来ていました。


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