

令和6年が暮れていきます。
今,子どもたちは各学級の大掃除をしています。
何はさておき,職員も含めると700人を超える大所帯の本校で,大きな事故や事件がなく年を越せるのは本当にありがたいことと,保護者の皆様や地域の皆様に感謝申し上げます。
学校では集団で生活するので,大小様々なトラブルが起こります。その一つ一つに子どもたちは保護者の皆様のご協力のもと,正面から解決に向かいました。
この子らは,将来好きな相手とばかり仕事をしていくわけにはいきません。苦手な相手とも一緒にやっていかなくてはならないときもあるでしょう。そんなときのために,学校ではいろいろな友だちとつきあっていくなかで,「うまく」(この言葉は適切でないかもしれませんが)やるチカラを身につけていくのだと思います。「なかよく」という言葉がありますが,それは誰もを「好き」になることとは違うと思っています。「好き」ではなくても,相手を傷つけないように生活する状態を「なかよし」というのだと思います。
本校の職員も,子どもたちの楽しい学校生活のために,一つ一つのトラブルを含む出来事に根気強く真摯に対応してくれました。職員にも心からの感謝を伝えたいと思います。
若い頃,当時の校長先生が「今年が『無事に』終えられてほっとしています」と言われたとき,「そんなの当たり前でしょ。校長先生守りに入っとるなあ」と思ったことを思い出しました。お恥ずかしい話,今まさに私はその心境にいます。700を越す人が『無事で』いることはすごいことだと思います。
明日から,年末年始のお休みに入ります。
保護者の皆様,地域の皆様,今年もお世話になりました。来る年もどうかよろしくお願い申し上げます。大切な子どもたちが,理不尽な事件や事故に巻き込まれることがないよう願っています。
新年は,1月8日から授業再開です。
良いお年をお迎えください。
寒い朝でしたが,全校朝礼と各種表彰を行いました。
陸上大会・青少年読書感想文・図画作品展の表彰を行った後,「大切なことは目に見えない」話をしました。
詳しくは子どもさんにきいてみてください。
あと2日で冬休みです。
益田市教育長さんが,学校訪問においでになりました。
5年生の授業を参観されました。
子どもたちが率直に意見を言い合う雰囲気を褒めていただきました。
益田市は「対話的で深い」学びを求めています。
本校も,「かかわりよしだ」のコミュニケーションを大切にしながら,楽しい授業を目指しています。
秦佐八郎顕彰委員会の皆様による出前講座が,4年生の教室で開かれています。
益田市がうんだ世界的な人物である秦佐八郎先生。
先人の遺業をしっかり学んでほしいと思います。
今週一週間,栄養教諭の教育実習が行われています。
本校卒業生でもある実習生が,5年生のクラスで授業をしました。
初々しい中にも専門性を活かした楽しい授業となりました。
1週間,お疲れ様でした!
学習発表会を終えました。
たくさんの保護者の皆様にご来校いただきました。ありがとうございました。
「これまでの自分を超える」実感をもてた子が何人居るのか,一人でも多くの子にその実感を味わってほしいと願っています。校内発表会のときより大幅にレベルアップした演技をみせた学年もありました。
莫大なエネルギーと時間を使うこういった学校行事に,何故わざわざ取り組むのでしょうか。
それは,そこにはおそらく日本の学校教育でしか育てられない,社会に出るための大切な「もの」があるからだと思います。
言葉にすればありきたりの「協調性」「勇気」「規律」「耐性」「創造力」「コミュニケーション力」「リーダーシップやフォロアーシップ」などの単語が並びますが,一人ではできないことをみんなでやって拍手を浴びたときに感じる「成就感」や「達成感」が,この子らが将来社会に出て誰かと協働していくための原動力となる意欲につながると思います。
取り組んだ子どもたち一人一人,取り組みの具合によって得るものの種類や程度は違ったとは思いますが,この学習発表会への取り組みの中で何かひとつでも「未来の自分へ」の糧が見つかったらいいなあと願います。
保護者の皆様の大きな拍手,子どもたちの励みになったことと思います。ご参観,ありがとうございました。