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ヨッピーのアスペルガー症候群について

アスペルガー症候群という発達障害について書かせて頂いています。

ご質問への返答

2011-12-03 17:16:11 | 日記

ご質問

○親として「叱る」と良い場合と「受け止め」とほうが良い場合の区別は、どうつけれは良いでしょうか。


ーありがとうございます。
”叱る”ことと”受け止める”ことの区別はなかなか難しいと思います。
実は、わたし自身もまだ親の立場になっていないこともあり、はっきりとは分かっていない気がします。
だた高校の頃の部活では、
後輩がやるべき努力をしていない場合などには、1回か2回くらい「叱った」ような気もするのですが、
悩んでいたり落ち込んでいる場合には、叱ることはなかったように思います。
そして、わたし自身があまり人を叱るタイプではないので、叱った経験自体少ないような気がします。

そして、おそらく「引きこもり」は、
”するべき努力をしなかった”ために、引きこもりになったのではなく、
引きこもりは、”自分が今何をすべきなのか悩んでいる状態なのだと思います。”
ですので、その場合は見守るというような対応で良いと思います。
その後、本人が何か行動を起こそうとしている様子があれば、情報を提供したり等応援することができればと思っています。


ある有名な精神科医の方が、
”引きこもりの状態の人”を、を”東日本大震災の被災者の方”と重ね合わせて説明されていました。
すごく分かりやすかったです。

被災地で友人やご家族を亡くされた方に対して、
「早く復興しよう」とか、「いつまでも落ち込んでいないで、前を見て生きていかなきゃ」
と、叱咤激励してもご家族や知り合いの方を亡くされた被災者の方の心はまだ整理されていないのです。
復興どころではないのです。
まずは、
「(心から)大変でしたね。つらいですね。」という言葉をかけさせてもらい、
”受け止める”ことから始めます。
復興はその後です。

引きこもりの方に対しても同じだと思いますので、受け止めた後に、励ましたり応援するというのが一番良いのではという気がします。

※答えになっていなくて申し訳ありません。

ご質問への返答

2011-12-03 17:14:16 | 日記

ご質問

○大分大学で発達障害やコミュニケーションをとることが苦手な学生のために、大学が相談できる場所や専門職を配置して学生を支援しているそうですが、このような取り組みについてどう思いますか。


ーありがとうございます。
とても良いのではないかなと思います。
わたしは半年で大学を中退していますが、
発達障害に限らず相談できる人がいたり、
もしかすると悩みや(グチも)聴いてくれる方の存在は大きいと思います。

小・中・高校の不登校もありますが、大学に入ってからもなかなか馴染めなかったり、
相談する人もいなく、大学不登校のような状況もあるようですので、
自分の話を誰かが聴いてくれるだけでも安心できると思います。


ご質問への返答

2011-12-03 17:12:46 | 日記

ご質問

○コミュニケーションの取り方について学びたかったと言っていましたが、どの様にして学びたかったのですか。


ーありがとうございます。
普通であれば、人とのコミュニケーションは自然と人間関係の中で学んでいきますが、
わたしの場合では、他の人よりもそれを覚えるのに時間がかかったように思っています。

友人に何か迷惑をかけてしまった場合には、「謝る」のが普通ですが、謝ること自体をあまり理解できていなかったように思います。「謝る」ということが理解できたのは、小学校5年生又は6年生くらいだったようが気がします。
相手が怒っているのに、自分はそのことになかなか気づけなかったりなどということもありました。

どいうことをしたら相手が怒るのか、
どいうことをしてしまった場合には。謝ればいいのかということを、
学べる機会があれば良かったと思うときがあります。
少しでも社会性を身につけることができればと考えています。

学び方ですが、
道徳のような時間を週に一回でも設けて、
「謝る」ということの大切さをいろいろなケース(場面)をもとに紹介したり、
相手に対する「気遣い」を、教えてくれる時間(授業)のようなものを設けてもいいかもしれません。
本人にとっても無理のない範囲で行えればと思います。

わたしの場合、
いつも思うのですが、みんなが普通に身につけていく社会性が身につくまでに、
みんなよりも数年遅れていたような気がします。
授業の中でも放課後でも、どこかで意図的に学ぶ時間をつくり、
決して無理のない範囲で社会性を学ぶ機会があればいいなと思っています。

ご質問への返答

2011-12-03 17:10:36 | 日記

ご質問

○発達障害の診断は、どこの精神科で診断できるのですか。どのような検査をするのですか。


ーありがとうございます。
わたしの場合は、地元にある発達障害の診断・療育を行っている診療所さんで検査を行っていただいています。
他には、診断はできるかどうかわからないのですが、各地の発達障害者支援センターや療育センターでも相談を行ってくれているようです。

検査の内容ですが、
わたしの場合の検査で覚えているのが、
①十数個の積み木のようなものを、となりにある絵柄と同じ絵柄になるように並べるのにどれだけの時間がかかるか測る検査と、
②絵本の一場面を見せてもらい、そこからストーリーを自分で考える検査、
③検査をしてくれている先生が言った数字を記憶して復唱していく検査。(回を重ねるごとに覚える数字が増えていき、言われた数字を逆に復唱していくことも行います。)
他にもいくつも検査があったように思いますが、
大変すみません。覚えているのは、この三つのみです。

健康診断のように、
何か道具や機械を使うのではなく、
検査者の質問に受け答えしたりする検査です。※痛いことは一切ありませんので大丈夫です。(笑)
1時間前後くらいの検査だったように思います。

わたしは自ら診断を受けて、ホットした面(安心)がありましたが、
逆に自分自身に”障害者”というレッテルを貼ってしまったという想いも、心のどこかにあります。
子どもさんなどに診断を受けてもらう場合は、「心づかい」が大切だと思います。

ご質問への返答

2011-12-03 17:08:27 | 日記

ご質問

○東京の施設へはどのようなきっかけで入りましたか。自分の意志はどうでしたか。施設での様子とその後の生活にどのような影響がありましたか。


ーありがとうございます。
東京方面のひきこもりの方達が共同生活をする寮に約1年間住んでいました。
大学中退後のひきこもりの時期に、自宅のテレビを見ていて、
たまたまNHKでその施設の様子が放送されていて、両親に相談して自ら行くことを決めました。
わたしは自らの意志で決めたのですが、
他の寮生の方の多くは、基本的には、まず親御さんが施設へひきこもりの相談をするところから始まるようです。

北海道をほとんど出たことのないわたしにとって、
東京での生活は、初めてみる高いビルに圧倒されたり、
同じ境遇の方達が全国各地から集まってきますので、
いろいろな人と出会う機会にもなりました。
自分の世界を広げてくれるものでした。

また、寮では、それぞれ交代で炊事を行っていました。
そして喫茶店や食堂などの仕事体験を出来る場がありますので、
自分のやりたい仕事を行うようになっています。

大学を中退するまでは、
学校以外の”社会の場”に出ることが少なかったように思いますので、
地下鉄に乗って、農家へ畑仕事に行ったり、
公園の花壇の手入れをしたり、寮ではサッカーのワールドカップをみんなで観戦したり、
いろいろな思い出にもなりました。
そういう意味では、いろいろな人に会いいろいろな場所に行き、
少しずつ度胸のようなものがついていったように思います。
親元を離れたのも初めてでしたので、「行動力」もついたように思います。

その経験があったおかげで、
地元に戻ってから、一時的にひきこもりにもどってしまいましたが、
地元の社会福祉協議会を訪ねたり、保健所に相談したり、
障害者就業生活支援センターに行ったり、作業所さんに行ったり等、
行動していけるようになったようにも思います。

全てを肯定するわけではありませんが、
「たくさんの経験」を積むことができて良かった思っています。