鹿角市河川漁業協同組合 米代ジャッコ語りー渓流 アユ サクラマス

十和田八幡平のイワナ・ヤマメ、
米代川のアユやサクラマス、
鹿角市河川漁協の管轄する河川と釣りと魚のお話です。

解禁直前、雨

2022年06月29日 | アユ
 
28日、東北地方を除き、平年と比べ20日ほど早い梅雨明け。
北東北は、前線の通り道になって愚図ついた日が続き、今日も暗いうちから屋根を叩く雨。
このまま南の高気圧が一気に前線を押し上げてしまうのか、
それとも北の高気圧が勢いを増して押し戻すのか、ヤキモキする日が続きます。


大雨警報が県内各地の出されている雨の中、ダメ元で比内の関所へ向かう、
もときどき見える米代川は増水し濁り。
比内の関所に着いたとき運よく雨が止む、右岸の水門が開かれ奔流と化す、
反対に中央の魚道、左岸の新魚道の方は水が流れていない。





現在29日午前2:00、音して雨が降ってきた。
楽しみにしていた解禁日からの再会に赤信号が点いた。




    

解禁まであと4日、最後の日曜日

2022年06月26日 | アユ
 
たぶん本隊が比内の関所に到達したのは19日から21日の間かと思うので、
順調に遡上したら最先端は鹿角入りをしているかもと、高屋橋に行ってみる。
 
一昨日の雨で濁りが入り流れのなかを確認できない、残念。
雨模様の予報も外れて太陽が出ている、
しかし解禁日まで降水確率90%の愚図ついた日が続いている。
橋の上から流れを覗いている方、土手道をゆっくりと走る釣系ステッカーを張る車、
たぶん下見をしているだろう方を何組も見かけました。
 
高屋橋の近くのお地蔵様も夏姿に衣替えしていた。





    

期待を込め比内の関所 来たぁ~

2022年06月22日 | アユ
大滝温泉へ行ったついでに足を延ばして比内の堰堤の状況を見てきた。
堰堤周辺に何羽ものサギがじっとしている、右岸側から観察。


待つまでもなく、吹き出てくるように白泡の中からウグイまじりでアユが飛び出してくる。
絶え間なく上へ上へ、しかし右岸は通せんぼ。
真ん中の旧魚道、左岸の新魚道を越えて、たくさんの魚たちが鹿角へと遡ってきてほしい。
アユ解禁まで10日。





     

四角の鬼って コメントがあったので

2022年06月17日 | ジャッコ余談
画像(犬吠森より)では、なだらかな山が四角岳、尖った三角形の山が中岳です。
「四角」とは秋田・岩手・青森の3県の県境に位置する四角岳だけのことで、
米代川源流に当たります。

オホーツク高気圧がどっしり構えるようになると梅雨入り、
親潮の上を通り冷たくなった東風が北日本太平洋側に吹付け、
さらに強まると脊梁の峰を越えて日本海側に達します。
その風をヤマセと呼び、その冷たい風は四角岳や東山の鞍部を越え鹿角盆地に下ってきます。
四角の山が曇って東ボッチ(傘雲のような)が出来ると
「四角の鬼」がその風を吹かすと言われています。
梅雨が明けぬまま8月中旬に入ると様々な作物に影響を与えだし最悪冷害・飢饉を起こします。
 
井伏鱒二がそんな日に八甲田・奥入瀬で釣りをした時を綴った名作「川釣り」があります。






     


梅雨入り

2022年06月16日 | ジャッコ余談
川上からの風に川岸の木々が揺れています。
梅雨前線が本州の南岸に延びて、続々と梅雨入り、
もう一回晴れの日が何日か続いた後の愚図つきで梅雨入り宣言かと予想していたら、
昨日、南北東北に梅雨入り宣言が出ました。

四角の鬼が気になるし、アユの遡上も気になる、梅雨入りです。