横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

買う!VS借りる!2020年②(長嶋修の不動産経済の展開を読むより)

2019年11月07日 10時47分44秒 | 日記

買うVS借りる2020年版の第2回は多数の著書などを出されている不動産コンサルタントの長嶋修さんの動画内容をご紹介したいと思います。

<長嶋さんの動画要点まとめ>

●不動産を購入することについて

住宅ローンは長期雇用、終身雇用を前提とした仕組みである。

住宅の価値は、新築を購入した直後に2割減、10年で半値、25年でほぼゼロ、土地の値段だけになってしまう。

4,000万円で購入したものが30年というスパンで見た場合に、1,000万円以下になってしまう可能性がある。

日本の住宅が年数を追うごとに値下がりしてしまう理由の1つは新築住宅の造りすぎにある。他の先進国に比べると中古住宅流通量が少なすぎる。必要以上の新築工事が発生していることが良くない。

他の先進国は新築着工数に制限をかけることで中古住宅流通を促進している。

新築の評価だけが高いのは先進国では日本のみ、新興国と同じようなことではいけない。

価値の落ちにくい物件を購入できるのであれば持ち家の方が良い。

ただ人口減少の時代に不動産は、価値の落ちにくいものとそうでないものと別れていってしまう。

不動産の「価値を判断する」「選別する力を持つ」必要がある。不動産業界は行政などと協力して災害情報や学校の評判などが不動産価格で反映されるような仕組みを作りあげていく必要がある、実際にアメリカなどでは導入されている。

●中古マンションについて

中古マンションを購入のする際は、管理状態と建て替えの問題をよく調べておくべきである。都内で年数の経過した中古マンションで建て替えが成功したのはほんの少ししかない。成功した例というのは、容積率が余っていて売却した部分から建築費用を捻出できたからである。

今後、行政と協力して容積率の緩和と優遇を行って建て替えを推進すべき、またハザードマップなどを活用して安全な地区、地域への住み替えを促進していくべきである。

◎長嶋修さんのご紹介です。

不動産コンサルタント、株式会社さくら事務所の創業者で代表取締役会長、1967年生まれ、「住宅購入学入門」「絶対に後悔しない中古住宅選び」など多数の著書を出版されています。

下のリンクは長嶋さんのユーチューブチャンネルへのリンクです。

長嶋修の「不動産経済の展開を読む」

●横山ビルとしての感想とコメント

長嶋さんらしく日本の不動産事情から紐といた内容でした、住まいや家に関しては「プライスレス」、損得で判断するものではない!とするものの日本の不動産事情が新築の建てすぎによる空き家問題、中古住宅流通の観点から「価値の下がらない不動産・土地建物」に限っては購入しても良いという結論を導きだしています。

また中古マンションについては管理の問題や将来の修繕の問題をはらんでいるので購入はかなり慎重にならなければならないということを力説していました。

 

 

 

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