
「歳の市」は旧暦の歳末セールでここで正月の準備と、農家の産物を売り、年越しの収入を得た。所謂「地産地消」の原型を垣間見ることが出来る。
藁工品は藁靴、ゴザ帽子、草鞋など実用品の座をプラスチックなどの化成品に追われ、伝承産品としてこのような歳時に実演されるほどの存在になっているので商売にはならない。
他方、蕎麦こね鉢のような高額な木工品が多く、マニアックな蕎麦通(蕎麦天狗族?)の商材として賑わっていた。ろくろ挽きの木工品はこの地域の特産で、ロクロ(轆轤師)が転じて「六呂師」の地名のルーツになっているところから、特産ともいえるが。。。地元業者は何程いるか疑問である。勝山では商売にならないことが伺える。
