病室に入ったら見慣れないパジャマを着てました。
看護師さんに聞いたら
「おむつを取ってしまうので、取れないパジャマに着替えさせました」と言いました。
又「おいた」をしたんですね
「つなぎ」のようなパジャマです。これでは中に手を入れられません。
母も、ここの環境に大分慣れて来たようです。
特に、お隣りのベッドの「92歳」のおばあちゃまと良く話しをしてます。
認知症同士の会話はチンプンカンプンな所もありますが
それでも、会話はちゃんと成立しています。
これは、2歳くらいの子供たちの会話と共通する所もあると思います。
見ていてとても微笑ましいです
二人共、笑顔でとても楽しそうに話しています。
笑いが溢れます
年をとると子供にかえるといいますが、まさにその通りです。
帰る時が大変です。「一緒に帰りたい!」と哀願します。
それは、ママと離れる時の子どもの不安な表情と全く同じです。
言葉を選び、納得するように説得します。
不安をとり払うように。
昨日はとても聞きわけが良かったです。
「まだ仕事があるから、帰らなくちゃならないの、いい子にしていてね。 」
というと、「そう仕事なの、大変ね」と言い、自分から「ばいばい」としてくれました。
安心して、部屋を出る事ができました
6人部屋です。全員80歳以上です。
5人は一人で食事が出来ません。
驚く事は、面会が全くない事です。
土・日にはパラパラっと来ますが、直ぐ帰ってしまいます。
平日は「ゼロ」です。
病院では、一番重症患者の部屋です。
食事は、ヘルパーさんから無理やり口の中に押し込まれています。
会話する相手もいません。(
家族がいたら、語りかけながらゆっくりご飯を口に運んであげられます)
子どもがいるとしたら、私と同年代だと思います。
其々事情があって来れないのだと思いますが、患者には家族が必要だと思います。
動け無くても、「聞ける」し「考えられます」
「刺激」を与える事がとても必要だと思います。
「反応」します。
「脳」に刺激を与えたら、きっとそれが、「細胞」の隅々に行きわたると思います。
母が思いのほか、回復が早いのは、私が毎日行って「語りかけ」「会話」をしてるからだと思います。
「乳児」はちゃんと聞いてます。
「病人」も同じだと思います。
もう一踏ん張り頑張ります