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宮冨 miyatomi ガラスと日々あれこれ 

神奈川県足柄上郡松田町寄(やどりき)にある宮冨ガラス工房の活動や、日々のあれこれを綴っています。

ガラス創作体験。

2011-08-02 00:13:23 | 日記


夏休みに入り、寄地域にはスポーツクラブの子供達や学生さん達の合宿が増えて、工房の周辺も朝から賑やかです。
川沿いの道をランニングしたり、山歩きをしたり。汗をかいた後は川遊びも。

宮冨ガラス工房にも少年野球チームの小学生達がガラス創作体験に来てくれました。
去年はコースターを作ったので、今年はマイ箸置き作りです。



工作の時間です!



デザインが決まったら、重ねたガラスをのりで固定します。皆さん、一生懸命です。


力作ぞろい!それぞれにアイディアが詰まっています。

現在800度で焼成中です。溶けたらどんな感じになるかな? もうしばらく、お待ち下さいね。

良い思い出になりますように!






みやとみ ガラス新作展のお知らせ

2011-07-24 06:08:02 | 日記


宮尾洋輔、冨樫葉子のユニット「みやとみ」の新作展のお知らせです。




色ガラスを溶解し、吹きガラス技法で作った器をご紹介いたします。今回は様々な形の注器、グラス等が並びます。
会場となる「レストラン荷風」は、宮冨ガラス工房から歩いてすぐの場所にあります。是非、寄散策も兼ねてお越し下さい。

会期:8月3日(水)~28日(日)11:30-18:00   *(月)・(火)休み
〒258-0001神奈川県足柄上郡松田町寄4097-1
tel 0465-88-3021

レストラン荷風 ホームページ→http://www2.tbb.t-com.ne.jp/kafoo/

もうすぐ夏休み!

2011-07-19 23:20:02 | 日記
週末からの3連休は、快晴で気温も高く、河原は大賑わいでした。


キャンプ、バーベキュー、


川遊び!
工房脇の道路を渡った辺りの河原です。(徒歩30秒位?)






そして工房では、ガラス創作体験!
アクセサリーづくりを体験していただきました。
夢中になって制作している姿を見ると、私達も嬉しくなります。



お父さん、お母さんのアドバイスを受けて、デザイン通りの可愛い作品になりました!
この後、焼成してストラップの金具を付けてお送りします。

これから夏本番ですね。***楽しい夏の思い出作りに是非おでかけください***

雑誌の撮影現場に

2011-07-09 23:54:51 | 日記
今日は、高橋ハウジングさん(横浜市保土ヶ谷区)が設計・施工された個人住宅に伺いました。

「住まいの提案、神奈川」という雑誌(8月発売の創刊号)にこの住宅が掲載されます。
宮冨の作品も一緒にご紹介いただくことになり、撮影に同行させていただきました。

インテリアの一部として作品を空間に置いてみると色々な発見があり、また新たな可能性やアイディアが生まれてきそうです。


「光と影のコントラスト、ユーロナチュラルな暮らし」がコンセプトの、 横浜市 Tさんのお住まいです。


二世帯住宅の二階にある、キッチンにて。カメラマンさん、コーディネーターさん、コピーライターさん、複数の専門家の方々と一緒に作業をするというのも、私にとっては新鮮なお仕事です。




壁にもガラスを取り付けて、夏らしく、涼やかなインテリアを。


高橋ハウジング代表の 高橋 政明さん。空間の特色などを説明していきます。この壁の奥側が洗濯などのワークスペースで、手前側がダイニングキッチンです。壁には手刺繍作品と、ステンシルとガラスのコラボ。

この他にもMIYATOMIのガラスを沢山使っていただきました。
どんな紙面になるのか、今からとても楽しみ!です。
また、素敵なお住まいと素敵な暮らしを拝見できて、仕事ながらも楽しい一日でした。

有限会社 高橋ハウジング さんのホームページは → http://www.takahashi-housing.co.jp

書店などでこの創刊号を見かけた時には、是非完成を見届けてください!

先人に学ぶ。

2011-07-09 21:35:35 | 日記


今週は宮冨の工房を離れて、伊豆にある作家SさんとUさんの主宰するガラス工房で制作させていただきました。

私達は、宮尾、冨樫の個人作品の他に、MIYATOMIというユニットで器やインテリアの作品も制作・発表しています。
MIYATOMIの器の作品は、宙吹きという技法で作るものが多くあります。熱したガラスの塊の中に(風船のように)息を吹き込んで器の空洞を作る方法で、紀元前1世紀頃に開発されました。
常に独自の技法研究を心がけていますが、時おりそのほとんどは伝統的な技法の上に成り立っていることを実感します。

今回作ったのは、15~16世紀にベネツィアで生まれた”レース・グラス”の材料です。
これは、遠くイタリアの伝統技法ですが、時々自分達でもチャレンジすることで改めてその素晴らしい発明に感動し、多くを学ぶことが出来ます。




奥にある溶解炉から透明なガラスを巻き取ります。(手前がSさん。作業しやすいように設備が配置されています。)


先に色を付けておいたガラス棒をあたためて、


更に透明なガラスに付けます。




それを回転させながら引っぱり、


10mちかく延ばします。


出来上がった模様はこんな感じです。


一日の仕事。


こちらで作ったレース棒(レースグラスの材料)を自工房に持ち帰り、製品に仕上げます。グラスを吹くとこんな風になります。




夕食にはUさんの手料理までいただきました。美味しくて、美味しくて、美しかった!です。


お二人の作品は、きめ細やかでひとつひとつ丁寧に、そしてとても高い技術をもって作られています。
工房にも沢山のこだわりと工夫がなされていて、その設備は美しく機能的で、とても快適に作業させていただくことが出来ました。


Sさんと、愛犬と。

Sさん、Uさん、大切な工房を使わせてくださって、細やかな心遣い、本当にありがとうございました!