隠岐の島の野山に咲く花/野生蘭/山野草/樹木

島根県隠岐の島の野山に咲く花/野生蘭/山野草/樹木等を紹介します。

アカメガシワの花

2009-08-09 | 隠岐の野山 海岸付近の樹木
本州・四国・九州・東南アジアの山野に自生し、



日本では二次林に多く、空き地などによく生えてくる、



典型的なパイオニア植物である。




雌雄異株で、樹高は5~10mに達する。



葉は互生し倒楕円形、浅く3裂する。



裏に黄色の腺点があってアリが集まることもある。


初夏、白色の花を穂状につける。果実は秋に熟し、果で軟針がある。


木の根は生命力が強く、シュートを生じて繁殖する。



また、種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、



伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖する。



材は軟らかく、床柱・下駄・薪炭に用いる。


樹皮は日本薬局方に記載の生薬で、



これを煎じたものは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症に効果があるとされる。


また、果実の軟針は駆虫剤に用いる。


近年、アカメガシワの葉に含まれる成分にポリフェノールが
多いということが発見された。

これを利用した、お茶などが商品化されている。

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