ニューヨエコファンミーティング2024 in Tokyo
2024年7月9日(火)@座・高円寺2
出演(敬称略):ヨエコ(ボーカル)、菅原敏(ピアノ)、葛岡みち(コーラス)、渡部沙智子(コーラス)、登坂亮太(MC)
参加してきました。いいライブでした。歌声は、ヨエコさんの歌声の復活を感じました。
【トークパート】
4月13日の「ニューヨエコショープロローグ編」当日の様子や、その時に思ったこと考えたことを、ヨエコさんから直接聴けたのは貴重だった。
ライブ当日の昼の準備中に突然声が出なくなるという悪夢のような状況で、準備をしてくれたスタッフ、集まった観客のためにベストを尽くしたから、あの日の魂の歌唱になったのだと思う。
【ライブ】
1.今日も雨
2.友達のうた
3.卵とじ
4.夜な夜な夜な
5.ドーパミン
6.楯
(アンコール)
7.music
「友達のうた」で、スキャット、裏声、フェイクもある歌を聴いて、「ああ、ヨエコさんの歌声だ」と実感しました。
「music」は、つらいことや嫌なことも、音楽があれば忘れられるという、音楽賛歌のような曲だと、改めて思いました。
「音楽で今日から 人間をやり直そう」という歌詞が好きです。
【今後の予定】
9月20日(金):「ニューヨエコII ラプソディ」リリース
9月:インストアライブを開催予定(詳細は今後発表) ※日時や会場は未定とのことで、修正しました。
12月:レコ発(CDリリース記念)ライブを配信で開催予定
2025年2月22日(土):ニューヨエコショー本編開催予定
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私は以前からポッドキャストでも、色々としゃべっています。
「ニューヨエコショー」の感想も、しゃべりました。自分の中で、ヨエコさんへの思いを振り返ることができたと思います。
【ポッドキャスト】#206 #ニューヨエコショー に参加した感想を家でひとりごとラジオ(22分06秒)
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「ニューヨエコショー プロローグ編」
2024年4月13日(土)@吉祥寺:スターパインズ・カフェ
https://yoeko.jp/
運よく参加できましたので、当日の内容や感想を、メモが取れた限りで記録しておきます。
※記憶や認識などが違う場合は教えていただけると幸いです。
(▲開演前・終演後に一時撮影OKの時間がありました。)
●オープニング
最初にヨエコさんからご説明が。今朝、急に声の調子が万全でなくなってしまったとのこと。トークの話し声は問題ないけれど、ライブで裏声を出すのが難しい。全力ではなくなってしまったけれど、できる限りのライブをするとのお話。
という説明がありつつ、15年ぶりのイベント、ヨエコさんの「みんな、会いたかったよー!」の叫びに会場から拍手。今後もまた会えるように、ボイトレやレッスンを続けていくというお話。
●トーク「ヨエコ講師のボイトレ講座」
ヨエコさんが先生、客席みんなが生徒としてボイトレを。大事なのは「恥ずかしがらずに全力でやること」。
最初に、声帯と体の説明。アコースティックギターに例えると、弦(声帯)だけでなくて、ボディがあって音が出る。のどと全身を使うのが大事。
観客が持参したペットボトルの水と、会場で配布されたストローを使う。息を吐く腹式呼吸と息を吸う胸式呼吸の説明のあと、ストローに息を吹き込んで、水をぶくぶくする。ヨエコさんは息の勢いが強かったのか、ペットボトルの水が多かったのか、ちょっと水があふれる。「水が多すぎるとこういう惨事になります」。
声帯が動くことを実感したら、「普通に出すにはちょっとつらい『ラ』の音を楽に出すには」を目標に声を出す。
試しに声を出して、のどの重さを実感してから、のどを軽くして声が出るようにしていく。
のどは形を記憶できないので、毎日トレーニングしてこの状態を作っていく。
・水をぶくぶくして発声する。
・高低差のある声を出す。
・ヨエコさんのピアノにあわせて、水をぶくぶくしてメロディにあわせて声を出す。
のどが整ってきたところで、「ラ」の音をぶくぶくで出す。
最後に「ラ」の音で歌う。
実際に経験すると、たしかに最初と最後で自分の声の出方も違うし、客席全体の声量も違っていた。
声を使うプロ(歌手、役者、などなど)がボイトレをするのはこういうことかと思いました。
この「水ぶくぶくトレーニング」は、夜中にやっても大声にならないし、カラオケで歌う前にやると声の出方が変わるとのこと。
歌わないで、しゃべる仕事の人にも効果があるし声帯は年齢とともに衰えるので、声の筋トレをするのはよいとのこと。
●ライブ
今のヨエコさんは、ピアノ弾き語りではなく、スタンディングでハンドマイクで歌う。
1.友達のうた
2.今日も雨
3.卵とじ
4.昼の月
5.夜な夜な夜な
6.楯
(アンコール)
7.ドーパミン
『ニューヨエコ』収録曲はすべて歌ってもらえて、これはすごいことだと思う。ヨエコさんがもう一度歌うために積み重ねて来てくれたものが感じられて、シンプルに「感動」とか「うれしい」では言い表せない思いが込み上げてきた。
私はどの曲も好きで、中でも今回披露された中では「今日も雨」が特に好きで。聴いたら、涙が止まらなくなった。2008年7月、最後のライブを聴いた時に、もうヨエコさんに会えることはないと思っていた。それを悲しいとかつらいという思いも飲み込んでいた。15年って、それだけの時間だと思う。
でも、ヨエコさんの歌を聴いて、「ああ、私はずっとヨエコさんが好きなんだ」っていう、自分で自分に蓋をしていた思いがもう一度あふれてきた気がします。
MCでも様々なお話が。
元々は、2023年11月に、スターパインズカフェでアルバム発売記念ライブを予定していた。でも、コロナの後遺症で声帯委縮になってしまった。茨の道を乗り越えたのにまた、という思いもあったというけれど、それでもリハビリをして、ファン、友人、スタッフのエールを励みに歌えるようになった。
これからも、色々なイベントやライブを予定しているとのこと。
以前は、正面を向いてピアノを弾きながら歌っていたけれど、ニューヨエコは客席に横を向いて歌うスタイル。これは、病気の影響で、記憶力の低下という症状があり、原稿や歌詞を見ながら話したり歌う必要があるため。また、薬の副作用で手がこわばる症状があり、ピアノは人前で聴かせることができる演奏はできないとのこと。
その中で、「歌えるだけでも」という言葉があった。それを聴いて、ヨエコさんには色々なことがあったけれど、「歌」は彼女のためにずっとそばにいるのかなと思った。
そして、バンドメンバーの演奏が素晴らしいのでということで、そのままバンド紹介。
歌う時の立ち方の話で、「ほとんどお尻を向けているお客さんもいて」というお話もされていたけれど、間奏では正面を向いてクラップをしてくれたり、客席にワイパーアクションを促してくれたり、「夜な夜な夜な」ではスキャットをしてくれたり、ライブの魅せ方は、今のヨエコさんができるすべてのことをしてくれたと思う。
衣裳のお話。持っている服の半分はデニムとのこと。マイクも、ピンクのヘッドにデニムの持ち手を付けたオリジナル。世界にひとつとのこと。
ヨエコさん、インスタグラムを始める。まだこれから、教えてもらいながら続けていくとのこと。
https://www.instagram.com/newyoeko.0920/
次回は、2024年7月9日(火)、高円寺:座・高円寺2で、ファンミーティングとして開催するとのこと。
アンコールでは、家族以上に大切だった方への思いをお話されていた。そのお話を経ての「ドーパミン」は、ヨエコさんの魂を感じる歌唱だった。
ライブの後、「お越しいただいたお礼に、新曲のデモを」というアナウンスとともに曲が。明るい曲調で、元気がわくような曲。歌詞には「音楽で今日から人間をやり直そう」というフレーズもあった。きっと、引退後にお仕事をされていた時のつらい経験と病気(くわしくは公式サイトのインタビューにて)と、そこから救われた音楽についての曲なのかな。
https://yoeko.jp/interview.html
今回はライブ会場とは別に、近くのスタジオに物販会場が設けられていて、そこでもデモ曲が聴けて、歌詞も展示されていた。
なんというか、奇跡って、こういうことなのかなと思えるような一日だった。今でも、誰かに「それ、夢だよ」と言われたら、「そうですよね」と答えるくらいの出来事だった。
でも、これは現実だし、ずっと続いていくんだなあと思う。それがうれしい。
(▲物販会場にメッセージボードがあったので、思いを書きました)
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まず、セットリストを。
2008.07.19(土)
「感謝的 解体ヨエコ ツアー」@東京キネマ倶楽部
[ピアノ・ボーカル:倉橋 ヨエコ]
[ドラム:一ノ瀬 久(From MeganeWrench)]
[ベース:時光 真一郎(From MeganeWrench)]
[ギター:根上誠二 ]
1.白い旗
2.鳴らないピアノ
《MC1》
3.感謝的生活
4.卵とじ
5.あいあい
《MC2》
6.盗られ系
7.過保護
《MC3》
8.涙で雪は穴だらけ
9.マネキン人間
10.友達のうた
《MC4》
11.損と嘘
12.夜な夜な夜な
《MC5》
13.今日も雨
14.流星
《MC6》
15.夏
16.人間辞めても
17.はないちもんめ
《MC7》
18.輪舞曲
アンコール
《MC8》
19.メドレー(自転車・ラジオ・レモンケーキ・ラブレター・森へ行く・梅雨色小唄)
《MC9》
20.帰りたい家
21.ジュエリー
ダブルアンコール(ゲストボーカル:古城康行(From MeganeWrench))
22.依存症~レッツゴー!ハイヒール~
23.東京
24.楯
予定時刻から少し遅れて開演。暗転とともに、待ちきれないように客席から拍手。コラールのような賛美歌が流れ、まずバンドメンバーがステージに登場。
そして、ステージ脇のテラスにヨエコさんが現れ、客席から歓声。歓声とBGMの賛美歌の中、ゆっくりと階段を下り、ピアノの前に座る。
1曲目は弾き語りでの「白い旗」。続いてバンドとともに「鳴らないピアノ」。
この2曲の後、MC。本日のライブについて、窒息するまで楽しみたいと、ヨエコさんらしい表現で意気込みを語る。
そして、「感謝的生活」、「卵とじ」、「あいあい」と続けて3曲。
「卵とじ」や「あいあい」のような楽しい曲を楽しげに歌うヨエコさんと、盛り上がる会場(自分含む)に、「もうヨエコさんのライブでこういう経験はできないんだ」と思って、ちょっとぐっとくる。
次のMCで、衣装についての話。ちなみに、純白のウェディングドレスに、「廃業いたします」のタスキをかけていました。ヨエコさん曰く、イメージは「ミス廃業」とのこと。自らオカルトチックと語る。
そして、ビデオクリップがオカルトチックな曲ということで、「盗られ系」。続けて「過保護」。ここから「マネキン人間」までは、時光さんがベースをウッドベースに持ち替えて演奏。
次のMCは会場の東京キネマ倶楽部のこと。独特の雰囲気があって、ピンと来て歌を作りたくなったらしく、東京キネマ倶楽部の(勝手につくった)CMソングを披露。
そこから曲づくりの話。偶然の出会いや経験を歌にして、歌は通訳のようなものだったという話。
そして「涙で雪は穴だらけ」、「マネキン人間」、「友達のうた」。経験といえば、「涙で雪は穴だらけ」は「電車の中で携帯電話のメールを見ていたら、優先席の近くでもないのに見知らぬおばさんに怒られた」という経験を元につくったと、以前雑誌のインタビューで話していたなあ。そういう経験から、こういういい歌がつくれるというのは、才能だと思う。
「友達のうた」について、MCでどのように出来上がったかを話してくれる。最初に歌ったものをnobodyknows+さんに預けたら、曲も詞もそのままでダンスナンバーにしてもらえた話。
そこから、音楽による人との出会いについて。その流れでバンドメンバー紹介も。最初、「ギターの方はどなただろう?」と思っていたのですが、なんとヨエコさんのプロデューサーでもある根上誠二さんだったのでびっくりする。なぜなら、モヒカンにメガネという、これまでとは随分イメージの違う外見だったので。
このMCでは、ピアノが故障した話もありました。ヨエコさんとともにピアノも解体する予定だけれど、先走ってツアーの途中にいくつかの音が出なくなって、あわてて修理に出したそうです。
で、ピアノが解体したあかつきには御香典代わりにグッズを買ってくださいと。
そして「損と嘘」、「夜な夜な夜な」。「損と嘘」は照明もかなり派手で、歌と演奏とともに、ステージ全体の雰囲気をつくる。
その後のMCで、夜な夜なといえば夜考えることがある、という話。それは、生きるとはなんなのかという話。ヨエコさんの考えは、まず人はいずれ死ぬ。だから、みっともなくても無様でも、死に向かって暴れるのが生きること、だという。そしてその暴れる方法が、ヨエコさんにとっては歌だった。
生きるというのはそんなもんかな、と言って、そのまま「今日も雨」。
この流れで聴いた「今日も雨」は泣けた。私はイントロをピアノで弾いてくれるライブ用のアレンジが好きで、この曲を聴けてよかった。
そして「流星」。これまでのライブで多く歌ってくれていた定番曲がたくさん聴けて、嬉しい。と同時に、これが最後の集大成のライブだと思うと、寂しさも募る。心に刻み付けるべく、一生懸命聴く。
次のMCで、もういちど「歌を作る」ことについて。自分がひとりで歌っていた、弾き語りだけの時期は引きこもりだった。そこから先は人の力が必要。ライブができるのもバンドやスタッフがいるから。
ここで、今日のライブが楽しいので辞めるの止めたいと言ってくれたことが、なんだか嬉しかった。
続いて「夏」をしっとりと歌い、「人間辞めても」、「はないちもんめ」で盛り上げる。
本編ラストの前のMC。書きたいと思っていた歌詞がすべて書けて、歌に出来た、だから人前で歌うのはこれで終わり、というお別れの挨拶。でもCDは残るので、これからも末永く聴いて欲しいと。
そして「輪舞曲」。CDでも何度も聴いた好きな曲ですが、改めてライブで聴くと、歌に込められた色々な思いを感じる。
一旦退場し、ヨエコさんが再度登場。アンコールはヨエコさんの弾き語り。
まず、客席にお子さんを見つけて、「おー、キッズが」と言って、「おべんとうの歌」を歌ってくれる。そして、同じ歌をブルース風に歌う大人向けの「おべんとうの歌」。ヨエコさん曰く、こっちは浮気した亭主に作るおべんとう、らしい。
そこから、再び歌の話。人の感受性はすれ違うので、人が人を傷つけてしまうこともある。その中で、自分の歌が届いて、好きと言ってくれることは奇跡だという。
そして、初めて曲作りをした頃の歌も含め、メドレーを披露。廃業発表後に公式サイトで発売された福袋内のCD-Rに収録された「自転車」、「レモンケーキ」、そして「ラジオ」、「ラブレター」、「森へ行く」、「梅雨色小唄」が歌われる。
続いて「帰りたい家」を歌ってくれたのだが、歌の前にこの曲が出来た時の思い出を話してくれた。ヨエコさんがアルバイトをしていた頃、渋谷の銀座線が上に見える会社で働いていたらしい。その銀座線の風景と、成功するまで帰れなかったふるさとの電車の風景を重ね合わせてつくったのがこの曲だったそう。
私は「帰りたい家」って、好きな人の家に行ってみたい思いを「帰りたい」と表現した歌と思って聴いていたんだけれど、題名の通り望郷の思いを歌った歌だったんだね。そう思うと、また切ない。
アンコール最後の「ジュエリー」は、ライブで初めて歌われた未発表曲。音楽と歌詞についての思いを歌った歌とのこと。「自業自得の雨が降る」という歌詞や、あなたとの時間は宝物だったということを歌っていたのが記憶に残る。音楽に対して、愛憎が入り混じっていたのかなあとも思った。
以上三曲を歌って、ヨエコさんは退場。何人かのお客さんは帰り支度を始めるが、私はこの日会場内でグッズの腕章を買って、それについていた式次第(セットリスト)を見ていたので、まだ続きがあることが分かっていた。だから、多くのお客さんとともに手拍子でアンコールをする。すると、ステージに新たにマイクが立てられる。
手拍子に合わせて、バンドメンバー3人が、そしてフリル付きのシャツにシルクハットと言うインパクト大の衣装で、古城康行(From MeganeWrench)さんが登場。古城さんは、元はベーシストとして一ノ瀬さんとともにヨエコさんのサポートをしていたのだが、自身がボーカリストに徹したことで、最近はヨエコさんのライブに出演することはなかった。
でも! ラストにステージに登場してくれて、嬉しかった。
古城さんの手拍子と、一ノ瀬さんのドラムにあわせて、会場全体で手拍子、そして古城さんのコーラスに客席からレスポンス。ヨエコさんのライブで、ここまで多くのお客さんが一緒に盛り上げるのは、私は初めて経験しました。
その手拍子とコーラスに迎えられるように、Tシャツに着替えたヨエコさんが登場。ヨエコさんもスタンドマイクでのコーラスで客席とコール&レスポンス。そしてピアノの前に移動し、「依存症~レッツゴー!ハイヒール~」。
曲の間中も手拍子鳴り止まず、「レッツゴー・ハイヒール」や「オエオ、オエオ」のコーラスは客席も一緒になって声を上げる。陳腐な言い方かもしれないが、それまでヨエコさんの曲を聴くことに真剣だったみんなが、一体になって盛り上がった瞬間だったように、後になると思う。
ヨエコさんから古城さんの紹介の後、古城さんのボーカルをフィーチャーした「東京」。
そして本当のラストには、やはりという感じの「楯」。弾き語りで歌われることも多かったけれど、今回は古城さんのギターも含めたバンドアレンジで。何度となくライブでもCDでも聴いてきた曲だけれど、もう聴けないと思うとじんと来る。
こうして、ラスト2daysの1日目が終了。ヨエコさんのテンションの高さ、悔いなしのライブにしようという意気込みを感じ、また聴いている方も充実感を感じるライブでした。
なんだか、ライブ後も放心状態で誰もいないステージを見つめてしまった。これだけ素晴らしいライブができるのにやめちゃうのかあと、複雑な気持ちになる。
そんな思いを抱えながらも、明日も聴く側としても悔いの残らないライブにしようと思い、会場を後にしたのでした。
・倉橋ヨエコ公式サイト
・レーベルBabeStar>>倉橋ヨエコ>>Information

2008年7月20日、東京鶯谷の「東京キネマ倶楽部」で行なわれた倉橋ヨエコさんの「感謝的 解体ヨエコ ツアー」ファイナル、行ってきました。6月から全国で行なわれたラストツアーの最後のライブ。
倉橋さんのデビューは2000年ですが、私は2003年からCDで、2005年からはライブでも追いかけてきました。その活動の最後、見届けてきましたので、記録しておきます。
*色々な思いがありすぎて、客観的なレポートにはできませんでしたが、あらかじめご了承ください。
開演30分前くらいには会場の中に入る。やや後ろの方、PAブースの前くらいで開演を待つ。しかし、落ち着かない。ヨエコさんのライブに限らず、ライブを待つ間にこんなに落ち着かないのって初めてだ。
あまりに落ち着かないので、普段ヨエコさんのライブを見るときはソフトドリンクしか飲まないのだが、ドリンクチケットを梅酒ソーダと取り替える。
最初にセットリストを書いておきます(間違いがあったら教えてください)。
2008.07.20(日) 「感謝的 解体ヨエコ ツアー」@東京キネマ倶楽部
[ピアノ・ボーカル:倉橋 ヨエコ]
[ドラム:一ノ瀬 久(From MeganeWrench)]
[ベース:時光 真一郎(From MeganeWrench)]
[ギター:根上誠二 ]
1.白い旗
2.鳴らないピアノ
《MC1》
3.感謝的生活
4.卵とじ
5.あいあい
《MC2》
6.盗られ系
7.過保護
《MC3》
8.白の世界
9.マネキン人間
10.友達のうた
《MC4》
11.損と嘘
12.夜な夜な夜な
《MC5》
13.春の歌
14.夏
《MC6》
15.人間辞めても
16.恋の大捜査
17.はないちもんめ
《MC7》
18.輪舞曲
アンコール
《MC8》
19.メドレー(自転車・ラジオ・レモンケーキ・ラブレター・森へ行く・梅雨色小唄)
《MC9》
20.沈める街
21.ジュエリー
ダブルアンコール(ゲストボーカル:古城康行(From MeganeWrench))
22.依存症~レッツゴー!ハイヒール~
《MC10》
23.東京
24.楯
開演前BGMが消えて、暗転したと同時に大きな拍手。その拍手の勢いは、バンドメンバーが登場し、ヨエコさんが登場するまで続く。ヨエコさんの登場には歓声が上がる。
最初の「白い旗」は弾き語り。次の「鳴らないピアノ」でバンドが入る。しかし、どっちの曲もこれが最後と思うと、CDで聴いていた時とは違った思いが湧いてくる。ヨエコさんの引退と結び付けてしまうんだな。「白い旗」の「♪私には明日なんてもうないのでしょう」や、「鳴らないピアノ」は題名がまさしくヨエコさんの音楽活動の最後に思いを馳せてしまう。
最初のMCで、今日のライブについてと、これまでの8年間のことを話す。今日のMCでも、ヨエコさんのテンションは高いです。それから続けて3曲。
8年間の感謝の気持ちを込めたような「感謝的生活」、気持ちは言葉では言えないのでという前置きからの「卵とじ」(「♪言えない気持ちを卵とじ」ですね)、バンドメンバーが手拍子をあおって盛り上がる「あいあい」と、駆け抜けるように明るい曲を。
次のMCで衣装に言及する。ウェディングドレス(純白。そして頭にカチューシャ、「廃業いたします」の黒いタスキ)で、一人で新婦みたいでイタいという話。しかし、バンドメンバーの白シャツと黒ズボンが新郎っぽい服装だと。でも、ヨエコさんの演奏につき合わされるのは新郎というよりむしろ心労っぽい、という話。そしてヨエコさんはバンドメンバーを「シンロウズ」と命名。
「そんなシンロウズとイタい女で」なんて言葉も出ていたけれど、(素の)ヨエコさんが「倉橋ヨエコ」というミュージシャンを客観的に見ているなあと感じた。昔はもっとMCも曲もあっぷあっぷの感じがあって、それはそれで応援したい気持ちになったのだけれど、今の余裕のある姿も、強くなったんだなあと感じる(偉そうな言い方で申し訳ありませんが)。
そして「盗られ系」、「過保護」と、初期から中期の代表的な2曲。この頃の曲って、私がヨエコさんのCDを最初に聞き始めた頃の曲(初めて買ったCDは『婦人用』だった。次がひとつ遡って『思ふ壷』だったかな)なので、懐かしい。
次のMCで、「『♪かーほーご』って、すごい歌い出しですよね」と自らコメント。たしかに、今の曲とかつての曲、芯の部分は変わっていないけれど、色々な要素が積み重なっていったのだと思う。シンプルなアレンジから、色々な音楽を吸収しての厚みのあるアレンジに。
ここのMCで曲作りの話。ヨエコさんはただ自分の喜びや悲しみを歌っていて、人を思いやる気持ちまではなかった。でもそれが人に届くということは、歌は通訳のようなものだという。
歌詞のネタ帳になる「うらみ帳」というのがあって、デビューしてからでも100冊くらいある。うらみを歌うのは、強い人からしたら甘いと思われるかもしれない、という思いもあったそうです。でも、弱い人が強くなる方がいいから、強くなりたいという。
ヨエコさんは自分に対するハードルが高い人だろうから、こういう言葉になったのだろう。でも、私から見ればヨエコさんは充分に強い人だと思う。ヨエコさんが作った歌でやヨエコさんのライブで、心が良い方向に変わったり(「救われた」と表現してもいい)、行動を起こすことができたりした人がいた。少なくとも私はそうだった。それができるヨエコさんは強い人だろうし、それに甘んじないでもっと強くなろうとするのも、また強さなのだろう。
それから、「生きているだけで、死なないだけですごいこと」という言葉もあったけれど(最近、泣きながら友達にそう訴えたらしい)、その通りだと思う。
そんな話の後に聴いた「白の世界」は、すごくよかった。そんな表現しかできなくて申し訳ないけれど、とにかくよかった。弱さを弱さとして隠さず表に出すことは、ひとつの強さだと思う。
続いての「マネキン人間」で、ラストのピアノと「マネキン人間」という言葉の繰り返しが迫力があった。そして「レッツダンス!」の掛け声とともに「友達のうた」。
その後のMCの「たのしーですか!」は、ヨエコさんが誰よりも楽しそうで、それが見ていて嬉しかった。ここではツアー中にピアノが壊れた話。先走って解体を始めたので、「鳴らないピアノ」という曲を歌っているのに、ピアノが鳴らないので急いで修理に出したそうです。
そして「損と嘘」と「夜な夜な夜な」。「夜な夜な夜な」の「♪夜は自己嫌悪で忙しい」の時のピアノのフレーズが童謡みたいで、「暗黒童謡」って言葉が浮かんで仕方なかった。
次のMCで、座って水飲んでごめんなさいといいながら水を飲むヨエコさん。バンドメンバー3人も、自分の持っているペットボトルをかかげて確認。ヨエコさんは見ておらず、客席の笑いで後ろを振り返る。「『志村後ろ!』って感じですか」って、懐かしいなー。
それから、体験から出てくるシンプルな言葉を歌いたいと話して、「♪元気は出るまで出すな」と「春の歌」。今日は、歌に込めた思いを少しずつ話しながら歌ってくれる。これまでは歌は歌として歌って、受け取り方は聴く側にゆだねていた印象があったけれど、最後だけにヨエコさんも伝えたいことがたくさんあったのかもしれない。このあたりから、私はしっとりとした曲は聴いていると涙が出てきて仕方なくなる。「夏」もそうでした。
次のMCは、やはり記憶に残る。話しながら涙を流すヨエコさんは、初めて見ました。最初は、今日のライブがドキドキして幸せで、みんなの力を吸い取って、みんなを解体する感じで、という話で、客席も笑っていた。
そこからライブについて、ライブに来てくれることは大変なこと、という話になる。ヨエコさんが引きこもりがちだった頃、外に出るのが怖い、人と会うのが怖い、電車に乗るのが怖い、という経験をしていたので、ライブに来てくれた人にもそういうのを乗り越えて来てくれた人がいるんじゃないかと言いながら、涙で詰まっていました。
なんだか、すごく印象的でした。ただ「ライブに来てくれてありがとう」じゃなくて、お客さんがライブに集まるということに、そこまでの価値を感じてくれていたことが。
ただ、すぐに気持ちが戻って、「人間辞めても」、「恋の大捜査」、「はないちもんめ」で盛り上げる。歌では詰まることなく、一気に歌い切る。
本編最後の一曲の前にMC。言葉が言いたいがために音楽をやっていた一面があった。だから、言葉を言い切ったので音楽も終わり。倉橋ヨエコが人の前で歌うことはない。ただ、CDはいつまでも残るので、これからも聴いて欲しいという話。
「CDはうっかり割らない限りは残るから」とヨエコさんが言った時、「割れたらまた買うよ!」と言いたかったが、私が涙でぼろぼろになっていて言えなかった。言えなかったので、心の中で叫びました。
本編ラストは「輪舞曲」。今年、CDリリース前のライブで聴いた時からずっと好きでしたが、今日ここで聴くと、色々なことを感じて、更に泣く。この歌って、本当にストレートにメッセージをぶつけてくれた歌だったんだな。
アンコールでは、ヨエコさんのみが登場し、弾き語り。曲の前に、客席にお子さんを発見して、「おべんとうの歌」を歌う。東京キネマ倶楽部の雰囲気に影響されて勝手につくったというCMソング(サウンドロゴ)も歌う。
そして、一人で好きに歌うのとは違い、ディレクター・プロデューサー・レコーディングに参加したミュージシャン・プロモーターなど、色々な人がいての倉橋ヨエコという話。「倉橋ヨエコである」ということはそういうこと。自分一人でなく、みんなが素晴らしいものを作るのが音楽の醍醐味。
そして、メドレー。「自転車~ラジオ~自転車~レモンケーキ~ラブレター~レモンケーキ~森へ行く~梅雨色小唄」。「森へ行く」の前には学校のチャイムのメロディーがピアノで奏でられる。「自転車」と「レモンケーキ」は、公式サイトの通販限定で発売された福袋に入っていたCD-Rの収録曲。
それから、もう一度曲のネタ帳であるうらみ帳の話。今思うと驚くような歌詞があるということで、セットリストにはなかったらしいが「沈まぬ街」。
そして、歌詞を伝えたいのに、音楽が邪魔なことがあったという話。しかし、振り返ると音楽は宝物だったそうです。そんな音楽への愛情を歌ったのが「ジュエリー」。倉橋ヨエコとしてつくった最後の曲とのこと。
以上をもって、ヨエコさんは退場。客席で再び拍手。その拍手の中、ステージに追加でマイクが立てられる。
最初にバンドメンバーがツアーグッズのTシャツで登場。そして、シルクハットに口髭、フリルのついたYシャツ姿の古城康行さんが登場。ダブルアンコールを待っていた拍手が、一ノ瀬さんのドラムと古城さんのあおりで手拍子に変わる。そして「依存症~レッツゴー!ハイヒール~」のイントロへ。
古城さんのスキャットにあわせて、客席とコール&レスポンス。そこにヨエコさんもTシャツに着替えて登場。スキャットの部分で「解体しても」、「みんな大好き」、「忘れない」と叫び、観客も同じ言葉で応える。
この曲で会場全体で一緒に歌い、踊りながら、なんだかその場にいられたことに感激して、私は涙が止まらなくて仕方がなかった。
それから古城さんとヨエコさんの思い出。10年位前にオーディションで出会ったことがきっかけで、それから一緒にライブをして、という話。古城さんが「今日の楽屋でもしなかった思い出話ですねー」と言えば、ヨエコさんも「道端でおじさんとおばさんが久々に会ったみたいで」と返す。
もうひとつ、古城さんが「ルネッサンスの人(「髭男爵」の山田ルイ53世)」みたいで、ヨエコさんが「ヒットエンドランの人(鳥居みゆき)」に似ていると言われるなんて話もありました。
そして、古城さんのボーカルをフィーチャーした「東京」。
その後、最後の曲になるのだが、客席から「寂しい」、「辞めないで」の声が上がる。それを聴いて、寂しい、でももう終わりなんだと答えるヨエコさん。そして、「あまり言うことじゃないかも」と言いながら、「もう倉橋ヨエコじゃなくなるからいいんだ」と、次に歌う曲はうらみ帳から生まれたのではなく、お母さんのためにつくった曲だったことを明かしてくれた。
そして歌ってくれたのが「楯」。この歌に元々持っていた思いと共に、「そうか、お母さんを思っての歌だったのか」と別の感慨も沸いてきて、ぼろぼろ泣きながら聴く。
最後に「ありがとうございました」の挨拶の後、カチューシャをお客さんに渡し、退場の途中で靴を脱ぎ(念のためにおいをかいで首を傾げる様子に、客席笑い)、客席に投げるサービス。そして、ステージ横の少し高くなったテラスで、メンバー全員で頭を下げる。なおも鳴り止まない拍手に、ヨエコさんは崩れ落ちるようにして土下座する。そして2階席から花束。ヨエコさんは退場し、ライブは終わりました。
しかし、ダブルアンコールの後も拍手鳴り止まず、一部お客さん(私含む)はその場を動かず。私は、ヨエコさんにもう一度出てきて欲しいというよりも(その思いもあったけれど)、ライブが終わってしまうのがとにかく惜しくて、動けなかった。このままずっと拍手をしていれば、その間だけはライブが終わらないのではないかと(そんなわけはないのに)、考えていた。
客席の拍手に対し、ヨエコさんが最後に出てきて挨拶してくれたのは嬉しかった。「また日本のどこかで会いましょう、そうでなければあの世で一緒に歌いましょう」と。この時の表情がとても晴れやかで、充実感があって、「ああ、よかったな」と思った。前にヨエコさんが雑誌のインタビューで、今回の活動終了を「スポーツ選手が金メダルを取って辞めるような感じ」としゃべっていたのを思い出した。最後に挨拶したヨエコさんの表情は、引退を決意した大会で優勝したスポーツ選手みたいだった。なんとなく、ファンとしてもしっかり送り出せたかな、という気持ちになれました(おこがましい言い方かもしれないけれど)。
ライブの後も、なんだか放心状態で、しばらく会場内でたたずんでしまいました。
これからヨエコさんの歌をライブで聴けないのは寂しいですが、ライブの中でも話していたように、CDやDVDなどは残ります。大事に聴いていこうと思います。
そして、もうヨエコさんには会えないと思うけれど、ヨエコさんには私たちと同じ空の下で、元気に暮らして欲しいなと思います。ヨエコさんは何度も「ありがとう」と言ってくれたけれど、こちらこそ本当にありがとうという気持ちです。
・倉橋ヨエコ公式サイト
・レーベルBabeStar>>倉橋ヨエコ>>Information
*ネタバレ含みますのでご注意ください。あと、まとまりのない話ですがご了承ください。
■個人的に印象的だったこと。
・ヨエコさんの衣装がウェディングドレスで、バンドメンバーが新郎っぽい服装(白シャツと黒ズボン)だった。でも、ヨエコさんの演奏につき合わされるのはむしろ心労っぽい、という話。そしてヨエコさんはバンドメンバーを「シンロウズ」と命名。
・MCで涙を流すヨエコさんは、初めて見ました。ライブに来てくれることは大変なこと、という話で。ヨエコさんが引きこもりがちだった頃、外に出るのが怖い、人が怖い、電車に乗るのが怖い、という経験をしていたので、ライブに来てくれた人にもそういうのを乗り越えてきてくれた人がいるんじゃないかと言いながら、涙で詰まっていました。
・「白の世界」、「春の歌」、「輪舞曲」など、しっとりした曲はすべて心に染みました。
・「依存症」で、会場全体で一緒に歌い、踊りましたが、なんだかその場にいられたことに感激して、私は涙が出て仕方がなかった。
・最後の「楯」の前のMCで、「あまり言うことじゃないかも」と言いながらも、お母さんのためにつくった曲だったことを明かしてくれた。それを聞いてから聴くと、元々歌に持っていた思いと共に、別の感慨も沸いてきて、ぼろぼろ泣きながら聴く。
・ダブルアンコールの後も拍手鳴り止まず、一部お客さん(私含む)はその場を動かず。私は、ヨエコさんにもう一度出てきて欲しいというよりも(その思いもあったけれど)、ライブが終わってしまうのがとにかく惜しくて、動けなかった。最後に出てきて挨拶してくれたのはうれしかった。「また日本のどこかで会いましょう、そうでなければあの世で一緒に歌いましょう」と。
ライブの後も、なんだか放心状態で、しばらく会場内でたたずんでしまいました。
これからヨエコさんの歌をライブで聴けないのは寂しいですが、最後のライブでしっかり送り出せたような、そんな充実感があります(おこがましい言い方かもしれないけれど)。
もうヨエコさんには会えないと思うけれど、ヨエコさんには私たちと同じ空の下で、元気に暮らして欲しいなと思います。
■セットリスト
間違いがあったら教えてください。
2008.07.20(日) 「感謝的 解体ヨエコ ツアー」@東京キネマ倶楽部
[ピアノ・ボーカル:倉橋 ヨエコ]
[ドラム:一ノ瀬 久(From MeganeWrench)]
[ベース:時光 真一郎(From MeganeWrench)]
[ギター:根上誠二 ]
1.白い旗
2.鳴らないピアノ
《MC1》
3.感謝的生活
4.卵とじ
5.あいあい
《MC2》
6.盗られ系
7.過保護
《MC3》
8.白の世界
9.マネキン人間
10.友達のうた
《MC4》
11.損と嘘
12.夜な夜な夜な
《MC5》
13.春の歌
14.夏
《MC6》
15.人間辞めても
16.恋の大捜査
17.はないちもんめ
《MC7》
18.輪舞曲
アンコール
《MC8》(「おべんとうの歌」と勝手に作った東京キネマ倶楽部のCMソングも披露)
19.メドレー(自転車・ラジオ・レモンケーキ・ラブレター・森へ行く・梅雨色小唄)
《MC9》
20.沈める街
21.ジュエリー
ダブルアンコール(ゲストボーカル:古城康行(From MeganeWrench))
22.依存症~レッツゴー!ハイヒール~
《MC10》
23.東京
24.楯
■ライブの感想をしゃべってみました
またもや個人のポッドキャストに感想を音声でアップしました。
ダウンロード 080720_02konohamoero.mp3 (4360.6K)
*ネタバレを含みます。
・倉橋ヨエコ公式サイト
・レーベルBabeStar>>倉橋ヨエコ>>Information
倉橋ヨエコさんのCDを探す:Amazon.co.jp ・ @TOWER.JP

*ネタバレ含みますのでご注意ください。
■印象的だったこと
・「卵とじ」や「あいあい」のような楽しい曲を楽しげに歌い、盛り上がる会場(自分含む)に、「もうヨエコさんのライブでこういう経験はできないんだ」と思って、ちょっとぐっとくる。
・MCの中で「生きるとは」という話が出て、人はいずれ死ぬので、みっともなくても無様でも、死に向かって暴れるのが生きること。ヨエコさんにとって、その暴れることは歌だった。生きるというのはそんなもん。
という話のあとの「今日も雨」は泣ける。イントロをピアノで弾いてくれるバージョン(ライブ用のアレンジ)は、やはりよかった。
・「帰りたい家」が、渋谷でアルバイトしていた頃に見上げていた銀座線と、故郷の鉄橋を渡る電車を重ね合わせて書いた望郷の歌だったというのは初めて知りました。そう思って聴くと、改めて感慨深い。
・ダブルアンコールの「依存症~レッツゴー!ハイヒール~」での、ヨエコさん、古城さんの盛り上げ。ヨエコさんのライブでコール&レスポンスしたのは、私が行ったライブでははじめてだった。
・「輪舞曲」、「楯」も心に染みた。
・ヨエコさんのテンションの高さ。悔いなしのライブにしようという意気込みを感じました。
■今後のヨエコさんのサイトについて
ライブでもらったチラシに、kurahashiyoeko.comが引越しをするという告知がありました。今は工事中ですが、2008.08.01にOPEN予定のhttp://audio-grafico.com/(オーディオグラフィコ)というサイトでグッズの販売を行うようです。
kurahashiyoeko.comとの関係はよく分からないが、今回のツアーのグッズや自主制作の5曲入りCD-R「お帰りなさい」の復刻版などを発売予定とのこと。メールマガジンにヨエコさんの日記も載るようです。
■セットリスト
7/19分のセットリストです。
2008.07.19(土)
「感謝的 解体ヨエコ ツアー」@東京キネマ倶楽部
[ピアノ・ボーカル:倉橋 ヨエコ]
[ドラム:一ノ瀬 久(From MeganeWrench)]
[ベース:時光 真一郎(From MeganeWrench)]
[ギター:根上誠二 ]
1.白い旗
2.鳴らないピアノ
《MC1》
3.感謝的生活
4.卵とじ
5.あいあい
《MC2》
6.盗られ系
7.過保護
《MC3》
8.涙で雪は穴だらけ
9.マネキン人間
10.友達のうた
《MC4》
11.損と嘘
12.夜な夜な夜な
《MC5》
13.今日も雨
14.流星
《MC6》
15.夏
16.人間辞めても
17.はないちもんめ
《MC7》
18.輪舞曲
アンコール
《MC8》
19.メドレー(自転車・ラジオ・レモンケーキ・ラブレター・森へ行く・梅雨色小唄)
《MC9》
20.帰りたい家
21.ジュエリー
ダブルアンコール
22.依存症~レッツゴー!ハイヒール~
23.東京
24.楯
■ライブの感想をしゃべってみました
実は私は個人でポッドキャスト(というほどでもない)をやっていて、そこにも感想を音声でアップしました。
ダウンロード 080719konohamoero.mp3 (4087.1K)
*後半はネタバレを含みますので、明日7/20に行く方など、ご注意ください。
とりあえず、現時点で書きたかったのはこんなところです。
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倉橋ヨエコさんのCDを探す:Amazon.co.jp ・ @TOWER.JP


2008年3月7日(金)、青山の月見ル君想フでのライブ「[ 2MANS WORLD-① ]言葉の森に棲む。~春風編」の感想です。
ヨエコさんは、本日はソロでのピアノ弾き語り。
1.桜道
2.春の歌
≪MC1≫
3.聴こえたから
4.線を書く
≪MC2≫
5.泣き止め剤
6.シーソー
≪MC3≫
7.森へ行く
≪MC4≫
8.ままごと
9.夜な夜な夜な
≪MC5≫
10.ロンド(新曲)
会場に入ったら、前の方に椅子が出ていたのはちょっと意外だった。そして開演前のBGMが高田渡というのも意外だった(嬉しかったけれど)。
今回は、オープニングアクトの今井三弦→倉橋ヨエコ→野狐禅という出演順。
春が近づきつつある時期のライブらしく、「桜道」、「春の歌」の二曲から始まる。ピアノも声も結構音が大きめで、力強さを感じる。前半は、ピアノの伴奏の音数がやや少なく、その分歌に集中しているようなアレンジ。ピアノの音と歌声が響く。
「聴こえたから」はテンポも速くて、スウィングっぽいノリがあってかっこよかった。バンドアレンジではあまり演奏しない「森へ行く」も、マーチっぽく聴かせてくれた。
「ままごと」は、CD収録版とはちょっと雰囲気が変わっていて「小さなママ」というフレーズのリフレインとスキャット、ハイテンポなピアノで押しまくる。そこから「夜な夜な夜な」へつながったのも印象的。
新曲「ロンド」は、ややゆっくりしたテンポにきれいなメロディー、ネガティブな思いから力強い決意へ、という歌詞。人生良いことも悪いこともあるけれど、だから生きるという、そんな歌。ちょっと中島みゆきの歌に通ずるような雰囲気のある歌。
MCの内容も簡単に紹介しておきます。
MC1
春らしい歌を二曲歌いましたが、外は雨。私が雨女なので。そんな中みなさんお元気でしょうか。
今井さんと野孤禅さんという素敵な殿方にサンドイッチされてのライブ。1月以来久々のライブで、2月はスタジオでレコーディング。久々に地下(のスタジオ)からシャバに出てみたら、春になっていた。春らしい楽しい曲をお送りするので、最後まで楽しんでいってください。
弾き語りは自分の原点で、己のさじ加減でし放題のライブをしたい。
MC2
野孤禅とは再会。2007年にツアーで各地を一緒に回った。車の移動の時に、高速道路で野孤禅の車を追い越す時ににハイテンションでアピールしたら、二人は寝起きだったのかテンションが低かった。気分を損ねたかと心配していたら、次に野孤禅の車が追い越していく時にふたりがハイテンションでアピールを返してくれた。そんなカーチェイスをしながら移動していった。久々にあった二人は素敵でした。
野孤禅の歌を聴くと号泣してしまう。出番前に聴くと自分の歌う前に泣いてしまうので我慢する。今日は自分の出番が先なので、自分がライブをすることともに、ライブを見ることも楽しみ(そして、泣きそうな自分を抑えるために、と紹介して「泣き止め剤」へ)。
MC3
友だちやお客さんに、お母さんになっている人も多い。子どもがCDを持っている写真をもらうこともあるけれど、自分の歌には教育上よくないものもあるのにいいのかしらと思っている。人間を食べたいとか辞めたいとか。子どもにも聴いて欲しいけれど、大丈夫かと思うこともある。
中には大丈夫な歌もあるので、そんな曲から一曲(そして「森へ行く」)。
MC4
「森へ行く」は、花粉症の方にはむずがゆい歌だったかもしれない。杉の生えていない森だと思ってください。
感想はアンケートにお願いしたいという話。物販の紹介。次回の東京ライブの告知(5月4日(日)「MUSIC DAY 2008 “東京百歌Vol.50”」@渋谷O-WEST&duo MUSIC EXCHANGE)。これも弾き語りになる予定とのこと。
続いて、激しい思い込みの世界へ(「ままごと」へ)。
MC5
本日はありがとうございました。ぜひまたライブでお会いしましょう。
というような感じでした。今日のライブでは、レコーディングが終わったという充実感と開放感を感じた。春にはアルバムが出るらしいので、楽しみです。
2008年4月・5月のライブの予定は、このエントリに書きましたのでどうぞ。
最後に、対バンの二組についても少し。二組とも良いライブだった。
今井三弦さんは、月見ル君想フのパンフレットには「ジャパニーズアシッドフォークの新星」と紹介されていた。ギター一本での弾き語りだけれど、浮遊感のある曲から激しい曲まで、色々な雰囲気を聴かせてくれる。
今井三弦-公式サイト
野狐禅のステージに立った時のたたずまいというのは好きです。思いや力を振り絞って演奏し、歌う様子が。
野狐禅 [yakozen_net]
・倉橋ヨエコ公式サイト
・レーベルBabeStar>>倉橋ヨエコ>>Information

国内盤 DVD /発売日: 2007/07/25 /レーベル: ビクター /組枚数: 1 /規格品番: VIBB-3
<ミュージッククリップ集>:1.盗られ系/2.東京ドドンパ娘/3.人間辞めても/4.恋の大捜査/5.東京/6.楯/7.夏/8.損と嘘/9.今日も雨(新作撮り下ろし作品)
<ライブ映像>(2007.03.25「損と嘘は色々ツアー」ファイナル@東京キネマ倶楽部):10.オープニング/11.桜道/12.卵とじ/13.あいあい/14.梅雨色小唄/15.追跡/16.人間辞めても(アンコール)
・BabeStar>>倉橋ヨエコ「ザ☆狂鍵ヒットパレード」


1.桜道/2.薬箱/3.いただきます/4.赤い屋根の下で/5.花とダンス/6.あいあい/7.方程式/8.ダルマさんが転んだ/9.損と嘘/10.廃工場/11.今日も雨/12.白の世界/13.春夏秋冬(CD-EXTRAとして「損と嘘」ライブ映像)
BabeStar>>倉橋ヨエコ『色々』特設サイト

2008年3月7日(金)、青山の月見ル君想フで「[ 2MANS WORLD-① ]言葉の森に棲む。~春風編」を見てきました。出演は倉橋ヨエコさんと野狐禅 。オープニングアクトに今井三弦さん(ex.真空メロウ)。
詳しい感想はまた書くとして、簡単な感想を。
ヨエコさんは、本日はソロでのピアノ弾き語り。
2008.03.07(金)@青山・月見ル君想フ
[ボーカル・ピアノ:倉橋ヨエコ]
1.桜道
2.春の歌
≪MC1≫
3.聴こえたから
4.線を書く
≪MC2≫
5.泣き止め剤
6.シーソー
≪MC3≫
7.森へ行く
≪MC4≫
8.ままごと
9.夜な夜な夜な
≪MC5≫
10.ロンド(新曲)
ピアノの伴奏の音数をやや少なくして、その分大きなピアノの音と歌声を聴かせるライブ。
スウィングっぽい「聴こえたから」、「小さなママ」というフレーズのリフレインとスキャット、ハイテンポなピアノで押しまくる「ままごと」、新曲「ロンド」が特に印象的。「ロンド」は、ややゆっくりしたテンポにきれいなメロディー、ネガティブな思いから力強い決意へ、という歌詞。人生言いことも悪いこともあるけれど、だから生きるという、そんな歌。
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国内盤 DVD /発売日: 2007/07/25 /レーベル: ビクター /組枚数: 1 /規格品番: VIBB-3
<ミュージッククリップ集>:1.盗られ系/2.東京ドドンパ娘/3.人間辞めても/4.恋の大捜査/5.東京/6.楯/7.夏/8.損と嘘/9.今日も雨(新作撮り下ろし作品)
<ライブ映像>(2007.03.25「損と嘘は色々ツアー」ファイナル@東京キネマ倶楽部):10.オープニング/11.桜道/12.卵とじ/13.あいあい/14.梅雨色小唄/15.追跡/16.人間辞めても(アンコール)
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1.桜道/2.薬箱/3.いただきます/4.赤い屋根の下で/5.花とダンス/6.あいあい/7.方程式/8.ダルマさんが転んだ/9.損と嘘/10.廃工場/11.今日も雨/12.白の世界/13.春夏秋冬(CD-EXTRAとして「損と嘘」ライブ映像)
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2008年1月8日(火)、新宿レッドクロスでのライブ「新春新宿グランプリspecial」のレポートを書いておきます。
まずは倉橋ヨエコさんのセットリスト。
2008年1月8日@新宿レッドクロス
[ピアノ・ボーカル:倉橋 ヨエコ]
[ドラム:一ノ瀬 久(From MeganeWrench)]
[ベース:時光 真一郎(From MeganeWrench)]
- 追跡
- 東京
MC
- 感謝的生活
- あいあい
MC
- 涙で雪は穴だらけ
MC
- 人間辞めても
- 盗られ系
MC
- はないちもんめ
MC
- 梅雨色小唄
(アンコール)
- 楯
レッドクロスは、立ち見で200人くらい入るのかなあ。こぢんまりとしているけれど、その分近くで見ることのできるライブハウス。今日は100人ちょっとくらい入ったのかなあ。
ヨエコさんの衣装は、紫のドレス(腕は白いレースになっている)。同じ色で、ビーズの刺繍のついた、つばのない帽子をあわせる。
会場の大きさもあって、久々にステージの近くでヨエコさんを見て、改めてきれいだと思って、なんだかドキドキしてしまいました。
最初に「追跡」、「東京」と2曲。最近私が聴いたバンド形式のライブと同じく、いきなり力強い2曲で一気にヨエコさんの世界に引き込まれる。
MC:2008年初のライブ。そろそろ仕事に学校に忙しくなり始めたところにありがとうございます。暗い歌が多いけれど、少しでも元気になってもらえれば。
ヨエコさん自身はお正月らしいと思っている曲ということで、「感謝的生活」。続けて「あいあい」。時光さんが手拍子をあおってくれて、客席も手拍子しつつ。
MC:お正月は、おもちばかり食べつつ、レコーディングに向けて曲づくり、デモづくり。
ヨエコ:時光さんはお正月は?
時光:多分みんな別に聴きたくないと思いますよ。
ヨエコ:じゃあ、やめておきましょう。
そのままメンバー紹介。
みんなお正月にどう過ごしているのか。たこ揚げする子どもも見ない。みんな人生ゲームとかやっているのかしら。東京のお正月の過ごし方について、よかったらアンケートに。
正月気分から表に出ると、つらいこともあるかもしれない。そんな時雪が降って、その雪を涙で溶かしてしまえばいいのにと思って作った曲を。
ということで「涙で雪は穴だらけ」。ベースも(アンプにつなげるタイプの)ウッドベースで。
MC:新宿はすごい。リハーサルの後ご飯を食べようと、歌舞伎町のピンクの看板や無料案内所の間を米と肉を求めて3周くらい回った。でもなかなか見つからない。ラーメン天国ではあったけれど。
その中で、「つるかめ食堂」を見つけて入った。夜遅くまでやっていて、ピンクの看板の店の看板娘さんも行くような店なのだろう。メニューの数が多くて、てんぱってしまう。店員さんが来て、とっさにジンギスカン定食を頼んだ。きっと、メニューの漢字の中で、カタカナが目立ったから。
そんなジンギスカンの力を借りて歌います。
「人間辞めても」、「盗られ系」。「涙で雪は穴だらけ」を間に挟みつつも、ノリのいい曲が続く。
MC:次回ライブ告知。メガネレンチともども、物販コーナーでグッズを用意している、という話。
ヨエコ:今更ながらジンギスカンのパワーを感じています。
一ノ瀬・時光:ヒツジの。
ヨエコ:ヒツジの。ネズミ年ですけれど。
そして「はないちもんめ」。そして、「2008年もよろしくお願いします」のあいさつを挟んで、本編ラスト「梅雨色小唄」。曲紹介をしたときに、客席から「あ、あの曲」という感じの歓声が上がりました。
ここまでパワフルな曲で押しまくる感じの構成だったので、「梅雨色小唄」、メリハリが利いた感じで染みました。
アンコールでは、「楯」。「楯」もライブでは久々に聴いたなあ。「梅雨色小唄」、「楯」と、余韻の残るような2曲は、ライブの締めくくりにふさわしかった。
2008年最初のヨエコさんのライブ、久々に間近で見ることもできたし、ノリのいい曲もしっとりと歌い上げる曲も、両方堪能できて、よかった。
今年もCDのリリースが予定されているようなので、今年もCDもライブも、楽しみです。
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国内盤 DVD /発売日: 2007/07/25 /レーベル: ビクター /組枚数: 1 /規格品番: VIBB-3
<ミュージッククリップ集>:1.盗られ系/2.東京ドドンパ娘/3.人間辞めても/4.恋の大捜査/5.東京/6.楯/7.夏/8.損と嘘/9.今日も雨(新作撮り下ろし作品)
<ライブ映像>(2007.03.25「損と嘘は色々ツアー」ファイナル@東京キネマ倶楽部):10.オープニング/11.桜道/12.卵とじ/13.あいあい/14.梅雨色小唄/15.追跡/16.人間辞めても(アンコール)
・BabeStar>>倉橋ヨエコ「ザ☆狂鍵ヒットパレード」


1.桜道/2.薬箱/3.いただきます/4.赤い屋根の下で/5.花とダンス/6.あいあい/7.方程式/8.ダルマさんが転んだ/9.損と嘘/10.廃工場/11.今日も雨/12.白の世界/13.春夏秋冬(CD-EXTRAとして「損と嘘」ライブ映像)
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2008年1月8日(火)、新宿レッドクロスでのライブ「新春新宿グランプリspecial」に行ってきました。出演は、MALCO・倉橋ヨエコの2組。
詳しい感想はまた書きますが、取り急ぎの感想を。
2008年1月8日@新宿レッドクロス
[ピアノ・ボーカル:倉橋 ヨエコ]
[ドラム:一ノ瀬 久(From MeganeWrench)]
[ベース:時光 真一郎(From MeganeWrench)]
- 追跡
- 東京
MC
- 感謝的生活
- あいあい
MC
- 涙で雪は穴だらけ
MC
- 人間辞めても
- 盗られ系
MC
- はないちもんめ
MC
- 梅雨色小唄
(アンコール)
- 楯
レッドクロスは、立ち見で200人くらい入るのかなあ。こぢんまりとしているけれど、その分近くで見ることのできるライブハウス。今日は100人ちょっとくらい入ったのかなあ。
ヨエコさんの衣装は、紫のドレス(腕は白いレースになっている)。同じ色で、ビーズの刺繍のついた、つばのない帽子をあわせる。
会場の大きさもあって、久々にステージの近くでヨエコさんを見て、改めてきれいだと思って、なんだかドキドキしてしまいました。
曲はノリのいい曲が続いて、ラスト2曲「梅雨色小唄」と「楯」でしっとりと歌い上げて締めくくる、という、メリハリの利いた構成。
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国内盤 DVD /発売日: 2007/07/25 /レーベル: ビクター /組枚数: 1 /規格品番: VIBB-3
<ミュージッククリップ集>:1.盗られ系/2.東京ドドンパ娘/3.人間辞めても/4.恋の大捜査/5.東京/6.楯/7.夏/8.損と嘘/9.今日も雨(新作撮り下ろし作品)
<ライブ映像>(2007.03.25「損と嘘は色々ツアー」ファイナル@東京キネマ倶楽部):10.オープニング/11.桜道/12.卵とじ/13.あいあい/14.梅雨色小唄/15.追跡/16.人間辞めても(アンコール)
・BabeStar>>倉橋ヨエコ「ザ☆狂鍵ヒットパレード」


1.桜道/2.薬箱/3.いただきます/4.赤い屋根の下で/5.花とダンス/6.あいあい/7.方程式/8.ダルマさんが転んだ/9.損と嘘/10.廃工場/11.今日も雨/12.白の世界/13.春夏秋冬(CD-EXTRAとして「損と嘘」ライブ映像)
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ヨエコさんのセットリストは下記の通り。
2007.12.13@渋谷クラブクアトロ(CLUB QUATTRO)
[ピアノ・ボーカル:倉橋 ヨエコ]
[ドラム:一ノ瀬 久(From MeganeWrench)]
[ベース:時光 真一郎(From MeganeWrench)]
≪MC≫
1.追跡
2.損と嘘
≪MC≫
3.卵とじ
4.あいあい
≪MC≫
5.涙で雪は穴だらけ
6.今日も雨
≪MC≫
7.残り者
8.恋の大捜査
≪MC≫
9.はないちもんめ
【アンコール】
10.感謝的生活
客席は、何人くらい入ったかなあ。スタンディングで400人くらいいたかなあ。渋谷のクアトロをご存じの方なら、ステージ近くの一段低い部分はお客さんで埋まったといえばイメージできるかな。更にその後ろのカウンター席も、その後ろのスタンディングもかなりの人出。
銀色でワンピースのドレスと、同じく銀色でふわふわした帽子で登場したヨエコさん。スキャットから「追跡」に入るが、なぜか演奏がストップ。なんとピアノにドラブルが発生し、鳴らないというアクシデント。
スタッフが復旧作業を行う中、場をつなぐために急遽長めのMC(ヨエコさん曰く「ピアノの出待ち」の「小話」)を開始。
・ミドリカワ書房さんのライブを見ていたら楽しくて、ライブ後に帰りそうな気分になり、「私も歌うんだ」と思い返した。
・ツーマンのオファーはヨエコさんから。ミドリカワ書房さんのことは前から知っていたけれど、いつか会いたい、対バンしたいと思っていた。だからこのライブはクリスマスプレゼントだと思う。
・ツアーは大阪、名古屋とやってきて、大阪では打ち上げにも参加した。ミドリカワさんは飲んでも酔わないで紳士だったのが意外で、自分はお酒は飲まないけれど楽しかった。
ツアーが終わるのは寂しいけれど、今日もパワーを使いまくって楽しみたい。
・早々にバンドメンバー紹介も。ベースの時光さんが話し始めたらスポットライトが当たって、時光さんが「そんな照明なんていいですよ」と言ったら消えたのは面白かった。
・広島では、30人のお客さんを前に、マイクもない本当のアコースティックで歌ってきました。
今日は電気の力を借りてのライブですが、電気が……。これはライブですね。これも含めて。
・大阪、名古屋のライブ、移動では雨が影響した。
ヨエコ「私が雨女なので」
時光「それは疑いようがないですね」
一ノ瀬「(時光も)雨男なんですよ」
「ミドリカワさんはどうなんでしょう?」の問いかけに、客席から「雨男」の返事があり、「じゃあ、こう色々な力が合わさって(雨が)」。
今日もライブが終わったらどしゃぶりかもしれませんが、濡れて帰ってください(会場から笑い)。
・そうこうするうちピアノが鳴り始め、ヨエコさんの「でんき?」にスタッフからOKが出て、さも今登場したかのような「こんばんはー、倉橋ヨエコです」のあいさつの後、ようやく「追跡」。
いやあ、このトラブルを乗り切ったヨエコさんを見ると、場数を踏んだんだ(ライブパフォーマーとしての経験値があがったんだ)なあと思う。2~3年前の、おどおどした感じのMCからは今の姿は想像もつかなかったよ。
そして「追跡」、「損と嘘」を続けて。ドラム、ベースの音もガンガンなるノリのいいアレンジだけれど、音のバランスがいいように感じる。クアトロって、やっぱり音響がいいんだろうなあ(後ろの方で聴いていたことも影響しているのだろうか)。
2曲終わってのMCの第一声は、「ピアノ出てよかった」。そして、先ほどのMCで今日話そうと思っていたことはすべて話してしまったヨエコさん。「言いたいことをしゃべりながら、楽しくライブをしていきます」。
・ミドリカワさんのネットラジオに出演したのが、初めてちゃんと対面した機会だったので、記者のように曲づくりについてなどたくさん質問した。
配信された番組を聞いたら、結構編集されていてしゃべりすぎたと反省。
・今回のライブは私も楽しみだったけれど、お客さんも自分なりの楽しみ方をしてください。踊りたい人は踊って、(体が)かゆいひとはかいて。
そんな感じのMCに続いて「卵とじ」、「あいあい」の2曲。今日は盛り上がる曲が続く。「卵とじ」の間奏で、ピアノとベース・ドラムがそれぞれかけあうのが、ジャズっぽくてかっこいい。
「あいあい」で、時光さんがベースソロの前に手拍子をあおってくれて、客席も手拍子で盛り上がる。
その後のMCで、やおら立ち上がって「こんばんはー」のあいさつ。客席からの「こんばんはー」の返事に、「いい人たちだ」と感慨深げ。「追跡」のイントロのスキャット「♪サバダー」の後に客席を見た時にみんな帰っていたらどうしようという被害妄想を抱いていたそうです。夢じゃなかったことにひと安心。
次の曲紹介は、クリスマスにからめて。去年の今ごろ、クリスマスに「今頃街にこんなのが流れていたら楽しいわ、うひひ」と思って、泣きながらつくった曲とのこと。
そう、「涙で雪は穴だらけ」です。電車で理不尽に怒られた悲しみと恨みを込めた曲。
でもきれいな曲で悲しくも美しい詞なんだよなあ。ここではベースはウッドベースで、ピアノの音色がそれまでよりも目立つようなアレンジ。曲の中盤では会場に雪が舞うような照明効果も。
続いて「今日も雨」。これもいつもながらのピアノの音色と、バランスよく聞こえるベース・ドラムで、弾き語りバージョンとも、CD収録のギターをフィーチャーしたバージョンともまた違った、ピアノロックみたいな雰囲気に。
次のMCがアンケートとグッズの告知。アンケートを書く時に「ペンがない人には私の眉墨を貸します」とか、新グッズのパスケースについて「なんの絵柄? と不安に思う人も多いと思いますが」とか、なんというかMCも絶好調な感じ。ちなみにパスケースのデザインは、「春待ちの感じ」で「梅と髑髏」が描かれたもの。
つづいて「残り者」と「恋の大捜査」。「残り者」も、CDではピアノメインの曲ですが、これもリズムが相まってかなり激しい感じ。
「恋の大捜査」で盛り上げて、ラストのMCで次のライブの告知。「ピアノが鳴らない時はどうなるかと思ったけれど」、いよいよ最後の曲「はないちもんめ」。
当然のようにアンコールが起こる。ベース時光さんがメガネレンチTシャツに着替えてぴょんぴょん跳んでいるのを「そんなにアクティブな人とは初めて知った」とつっこみつつ、「せっかくのツーマンなので、セッションしたいなー。ミドリカワさーん」の呼びかけにミドリカワ書房さん登場。12月6日がミドリカワさんの誕生日だったということで、ヨエコさんから客席の手拍子とともに、ジャジーな感じの「Happy Birthday to You」のプレゼント。
ミドリカワさんが「ツーマンは楽しかったけれど、明日あたりはもう私のこと忘れてるでしょ」と言えば、ヨエコさんも「じゃあ毎日手紙を書きましょうか」と返す。それから、セッションに当たりミドリカワさんがヨエコさんに手書きの譜面をもらった話や、ミドリカワさんと時光さんのじゃれあい(二人は以前からの友人だそうです)を挟みつつ、客席の手拍子も一緒になってラストのセッション「感謝的生活」。このデュエットは、すごく合っていた。お互いにお互いのファンなんだなあということが感じられた。
最後は客席に一礼した後、2人で武藤敬司の(というか「武藤敬司のモノマネをする神奈月の」に近い)「プロレスLOVE」のポーズも披露。
選曲もアレンジも、かなり激しい感じで、10月の渋谷O-nestの「F.A.N感謝祭」に近い雰囲気だったかな。今のヨエコさんの気分として、そういう弾ける感じのライブを、ということなのかもしれません。私は弾き語りもバンド編成もどちらも好きなので、今回のライブもよかったです。
・倉橋ヨエコ公式サイト
・レーベルBabeStar>>倉橋ヨエコ>>Information

国内盤 DVD /発売日: 2007/07/25 /レーベル: ビクター /組枚数: 1 /規格品番: VIBB-3
<ミュージッククリップ集>:1.盗られ系/2.東京ドドンパ娘/3.人間辞めても/4.恋の大捜査/5.東京/6.楯/7.夏/8.損と嘘/9.今日も雨(新作撮り下ろし作品)
<ライブ映像>(2007.03.25「損と嘘は色々ツアー」ファイナル@東京キネマ倶楽部):10.オープニング/11.桜道/12.卵とじ/13.あいあい/14.梅雨色小唄/15.追跡/16.人間辞めても(アンコール)
・BabeStar>>倉橋ヨエコ「ザ☆狂鍵ヒットパレード」


1.桜道/2.薬箱/3.いただきます/4.赤い屋根の下で/5.花とダンス/6.あいあい/7.方程式/8.ダルマさんが転んだ/9.損と嘘/10.廃工場/11.今日も雨/12.白の世界/13.春夏秋冬(CD-EXTRAとして「損と嘘」ライブ映像)
BabeStar>>倉橋ヨエコ『色々』特設サイト
倉橋ヨエコさんはもちろんよかったけれど、出演4バンドが全部よかった。これはお得なライブでした。

まずはセットリストを。
(2007年10月18日 @渋谷O-nest)
[ピアノ・ボーカル:倉橋 ヨエコ]
[ドラム:一ノ瀬 久(From MeganeWrench)]
[ベース:時光 真一郎(From MeganeWrench)]
[ギター:中泉 裕貴(From MeganeWrench)]
[ゲストボーカル(M3-M6):古城 康行(From MeganeWrench)]
1.盗られ系
2.あいあい
== MC ==
3.追跡
4.金魚想ふ
== MC ==
5.人間辞めても
6.東京
(アンコール)
7.恋の大捜査
久々のバンド編成でのライブ(ギターも入った編成)ということもあり、全部で4バンドの出演で曲数少なめということもあってか、かなりノリ重視の選曲・アレンジでした。私はこういう感じのセットもかっこよくて好き。
元気な(変なテンションの)お客さんもいて、客席からもばんばん手拍子が起こるような、普段のライブからするとちょっと意外な雰囲気だった。
それから、私にとってはベースが古城さんから時光さんに変わってから見た2回目のライブだった。1回目の代官山UNITの時は、見慣れなくてちょっと落ち着かなかったけれど、今回のアンコールで、「恋の大捜査」をヨエコ・一ノ瀬・時光の編成で演奏したのを見て、「やっぱり、この三人編成もかっこいい」と感じた。
私は始めて見たヨエコさんのライブから、2年間くらいバンド編成といえばヨエコ・一ノ瀬・古城という三人だったし、この三人の立つステージの雰囲気が好きだったので、古城さんがボーカリストに専念してしまうことに少し寂しい気持ちも持っている。ただ、古城さんがボーカルに専念し、4人編成になったメガネレンチは、以前よりも更によかったし、時光さんのベースの腕前もたしかだし、これからもバンド編成も楽しみにしていきたいと思います。
ヨエコさんの衣装は、これまで見たことない雰囲気で、これもまた素敵だった。腕の部分に白いレースのついた黒いドレス、帽子も黒、そして白のネックレス。MCでは「今日は未亡人で」と言っていましたが、そんな感じの衣装です。
MCも短めで、最初は今回のイベントについて、二つ目はグッズと12月のツアーの紹介。それから、今レコーディング中ってことなので、CDのリリースにも期待ができる。
MCでもお客さんから声をかけられていて、「ヨエコ様」の叫び声には「ぜひ敬っていただいて」とか、何人かがバラバラと「好きです」と言ったのには「みんなに順番に言ってもらうと、それで時間が終わっちゃうので」とか、ヨエコさんの結構余裕のある切り返しが面白かった。
あの「元気者」(byヨエコさん)のお客さん、人によってはうざいと思ったかもしれませんね。私も好きではないけれど、後ろの方で(離れて)見ていたので、個人的にはぎりぎり許せる範囲。近くにいた人はまた違った感想を持ったかもしれませんが。
あと、「人間辞めても」を歌う前に、なぜかヨエコさんが「グッバイヒューマン、人間辞めても」と曲紹介したのはちょっと面白かった。
弾き語りとはまた違った魅力(ノリとかパワフルさとか)が凝縮されたライブだったな、と思いました。
以上、なんだか散漫な感じの感想ですが。
・倉橋ヨエコ公式サイト
・レーベルBabeStar>>倉橋ヨエコ>>Information

国内盤 DVD /発売日: 2007/07/25 /レーベル: ビクター /組枚数: 1 /規格品番: VIBB-3
<ミュージッククリップ集>:1.盗られ系/2.東京ドドンパ娘/3.人間辞めても/4.恋の大捜査/5.東京/6.楯/7.夏/8.損と嘘/9.今日も雨(新作撮り下ろし作品)
<ライブ映像>(2007.03.25「損と嘘は色々ツアー」ファイナル@東京キネマ倶楽部):10.オープニング/11.桜道/12.卵とじ/13.あいあい/14.梅雨色小唄/15.追跡/16.人間辞めても(アンコール)
BabeStar>>倉橋ヨエコ「ザ☆狂鍵ヒットパレード」特設サイト


1.桜道/2.薬箱/3.いただきます/4.赤い屋根の下で/5.花とダンス/6.あいあい/7.方程式/8.ダルマさんが転んだ/9.損と嘘/10.廃工場/11.今日も雨/12.白の世界/13.春夏秋冬(CD-EXTRAとして「損と嘘」ライブ映像)
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10月18日、渋谷のO-nestで行われたライブイベント「F.A.N感謝祭」に行ってきました。
倉橋ヨエコさんはもちろんよかったけれど、出演4バンドが全部よかった。これはお得なライブでした。
感想はまた改めて書こうと思いますが、少しだけ。
久々のバンド編成でのライブということもあり、4バンドの出演で曲数少なめということもあってか、かなりノリ重視の選曲・アレンジでした。私はこういう感じのセットもかっこよくて好き。
元気なお客さんもいて、客席からもばんばん手拍子が起こるような、普段のライブからするとちょっと意外な雰囲気だった。
ヨエコさんの衣装も、これまで見たことない雰囲気で、これもまた素敵だった。腕の部分に白いレースのついた黒いドレス、帽子も黒、そして白のネックレス。MCでは、「今日は未亡人で」と言っていましたが、そんな感じの衣装です。
・倉橋ヨエコ公式サイト
・レーベルBabeStar>>倉橋ヨエコ>>Information

国内盤 DVD /発売日: 2007/07/25 /レーベル: ビクター /組枚数: 1 /規格品番: VIBB-3
<ミュージッククリップ集>:1.盗られ系/2.東京ドドンパ娘/3.人間辞めても/4.恋の大捜査/5.東京/6.楯/7.夏/8.損と嘘/9.今日も雨(新作撮り下ろし作品)
<ライブ映像>(2007.03.25「損と嘘は色々ツアー」ファイナル@東京キネマ倶楽部):10.オープニング/11.桜道/12.卵とじ/13.あいあい/14.梅雨色小唄/15.追跡/16.人間辞めても(アンコール)
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税込価格 : 1,680 (本体 : 1,600) 出版 : ドレミ楽譜出版社 サイズ : A4変形 / 95p・ISBN : 4-285-11452-6・発行年月 : 2007.4
1.感謝的生活/2.ままごと3.ラブレター/4.梅雨色小唄/5.盗られ系/6.人間辞めても/7.沈める街/8.ラジオ/10.白い旗/11.楯/12.春の歌/13.夏/14.流星/14.流星/15.桜道/17.白の世界


1.桜道/2.薬箱/3.いただきます/4.赤い屋根の下で/5.花とダンス/6.あいあい/7.方程式/8.ダルマさんが転んだ/9.損と嘘/10.廃工場/11.今日も雨/12.白の世界/13.春夏秋冬(CD-EXTRAとして「損と嘘」ライブ映像)
BabeStar>>倉橋ヨエコ『色々』特設サイト