今月(2024年6月)の日経朝刊の「私の履歴書」は、ノーベル生理学・医学賞を
受賞した京都大学の本庶 佑(ほんじょ たすく)教授。
研究のいろいろな苦労の話の他に、神戸市の赤字病院の合併、薬の開発の
プロダクトマネジメントなど、研究開発の他に医療産業のビジネスマン的な
動きをしているのが興味深かった。
読んでいたら、北里大学の大村教授の話を思い出した。(同じく日経朝刊の
私の履歴書)2015年に同様にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
大村教授は埼玉県の北本市に北里大学メディカルセンターを設立するときに
地元の医療機関や医師会との折衝の末、総合病院を設立された。
まるで大型スーパーが地方に進出する際に大規模小売店舗立地法の絡みで
地元の商店街と折衝を重ねることと同様だなと思った。
仕事で北里大学を訪れたことがあるが、廊下に大村教授のコレクションの
絵画が何枚も飾られていたのを覚えている。大村教授は東京都杉並区の
女子美術大学の理事長も務めていた。
一流の医学者は一流のビジネスマンだ。
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