健康と福祉を考えるブログ

双極2型障害の患者「レモンメロンパン」が、現代の医療、健康、福祉を素人なりに考えて綴るブログです。

子供の気分障害

2007-10-10 07:27:23 | 精神疾患
昨日、信濃毎日新聞の一面トップに、
「中一『うつ』1割超」
という見出しの記事が掲載されていた。

以下、「47NEWS」のサイトより転載させて頂く。

小4-中1の「うつ」4% 国内初の大規模面接調査

 小学4年-中学1年の一般児童・生徒738人に、医師が面接して診断した北海道大研究チームの調査で、うつ病とそううつ病の有病率が計4・2%に上ったことが8日、分かった。これまで質問紙を郵送する方式では例があるが、医師が面接する大規模な疫学調査は国内初という。

 研究チームの伝田健三・北大大学院准教授(精神医学)は「有病率がこれほど高いとは驚きだ。これまで子供のうつは見過ごされてきたが、自殺との関係も深く、対策を真剣に考えていく必要がある」としている。

 調査は今年4-9月に北海道内の小学4年から中学1年までの児童、生徒計738人(男子382人、女子356人)を対象に実施。調査への協力が得られた小学校8校、中学校2校にそれぞれ4-6人の精神科医が出向き問診、小児・思春期用の基準などに基づき診断した。

 それによると、軽症のものも含めうつ病と診断されたのは全体の3・1%、そううつ病が1・1%。

 学年別にみると、小学4年で1・6%、同5年2・1%、同6年4・2%と学年が上がるほど割合が高くなり、中学1年では10・7%だった。

2007/10/09 02:03 【共同通信】

以上転載。

過去のデータがないので、もともと子供にも気分障害が多かったのか、増加傾向にあるのかわからないが、この現状をみると、児童精神科を正式な診療科目とすることや、児童精神科医の育成がますます必要に感じられる。

長文なのでリンクのみ張らせて頂くが、北海道新聞のサイトに更に詳しい記事が掲載されているので、そちらもご覧頂きたい。


【関連記事】

小4-中1の「うつ」4%(47NEWS)

中1の1割「気分障害」 北大准教授 初の面談調査で判明(北海道新聞 The Hokkaido Shimbun Press)


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