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十勝・帯広Hさんの家-製材工場へ

2010-05-27 16:24:59 | 十勝・帯広Hさんの家
Hさんのカラ松原木は、豊頃町・坂口山林から浦幌町・木下林業へ。
8日、製材を見学に瀬上製材所・瀬上さんと浦幌に行ってきました。


  木下林業さんは広葉樹の製材・加工をメインにしていましたが、
  現在はカラ松の製材が多くなってきているそうです。
  大径材の広葉樹が少なくなっています。


  瀬上さんと話されている方が、木下林業・長濱課長(写真右)。
  長い経験を持つ目利き職人さん。
  大径材の製材にはこのような方が必要です。
  手前、皮を剥かれているカラ松材がHさんの家の構造材に製材されます。


  目の詰まった樹齢60年近いカラ松材・・・残念ながらHさんのではありません。
  木下林業の社有林から切り出されたもの。
  大梁、芯去柱、幅広板材、造作材・・・なんでも可能です。
  あるところにはあるものですね。


  製材されるのを待つカラ松丸太。
  直径1mくらいまでは製材できる機械です。
  このような設備は十勝管内でも少なくなってきているそうです。


  4寸角(120㎜)柱材と板材に製材されます。


  挽立仕様書。
  長さ、幅、厚さ、本数が記されています。
  製材の挽立寸法は仕上寸法+12ミリです。
  120×120の柱は132×132となります。


  製材が終わった梁材。
  仕上寸法120×240ですので挽立寸法は132×252です。
  この12㎜で初期の乾燥収縮や捩れを調整します。