用と美のブログ

デザインと使い勝手について書いていきます。

図記号について(1)

2019-05-16 12:20:40 | 日記

皆さんは、こんなマークをよく見たことがあると思います。
左が電源スタンバイマーク、次が電源切、最後が電源入マークです。
えっ?左は見たことあるけどスタンバイって何?っていうのが私の周りの認識です。
最近はデザイン家電という分野の表示で「文字表示はダサい」という流行にのっとり、このような図記号=ピクトが増えています。
こういうジャンルももちろんアリなのですが、ピクトの使い方を間違えているのが多いので気になります。
もともと〇は回路が開いていることを、Iは閉じていることを意味した国際標準の記号です。
スタンバイとは、回路は動いているけど見た目は動いてないよという意味でつかわれるものです。
例えばテレビのリモコンの電源はこのマークが使われます。 すなわちテレビの画面を見るための信号を受信するには、リモコン受信回路は常にオンでなければならず、完全な電源切とは違いますから、これが使われます。
でも、皆さんミキサーとかトースターとかの電源マークにも使われているのです。
本来〇Iで示すところをポンコツデザイナーが良く調べもせず使っちゃったんでしょうね。
このあたりで、そのブランドが3流かどうかが見極められるのではないでしょうか。


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