
図記号についてのコメント二つ目です。
電気製品には時計機能が付いたものがあり、時刻表示のために多くの商品で表示しています。
左のアイコンがISO国際標準・JIS日本工業規格で定められた正式なものですが、あれれ?
真ん中や右のアイコン?も電気製品だけでなくアプリなどで見かけますね。
これは図記号の中でも時計の形に意味を持つピクトグラムに分類される部類のものです。
ピクトグラムは言葉の制約を超えて直感的にわかりやすくする機能を持っているものなので、伝われば良いともいえます。
でも、図記号として標準化したアイコンは、様々な形ではなく多くの製品に共通の形として統一して使っていく文字の役割を持っています。
その事を認識していれば、商品に創作したピクトを図記号かの如く表示するのはいかがなものかと感じてしまいます。
今はネットで楽に調べることが出来ます。
デザイナーは自分の発信する造形にはユーザーの立場と社会性を意識して表現していきたいと思います。