のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

言葉と黒歴史

2018年06月17日 19時32分45秒 | 日記
NHK プロフェッショナル 仕事の流儀は毎回録画しておいて時間の余裕がある時や妻が居間にいない朝方や外出時に見る番組だ。今回は、辞書編纂者の飯間浩明さんの話。言葉の海で心を編むだ。
飯間はどの言葉も大事にしてあげたいとの思いで編纂しているそうだ。そんな飯間も中学時代は言葉で悩んだという。「言葉というものは取扱注意だ。一つ間違えると取り返しがつかないことになる。」
私ははっとした。ちょっとした言葉の使い方で相手を怒らせてしまったり、軽い冗談のつもりで相手を不愉快にさせてしまったりしたことが山ほどあるからだ。そんな時大抵私は言葉に対して臆病になる。人によっては使ってはいけない言葉があることをを幾度もの手痛いしっぺ返しで私は学習した。
今回の三省堂国語辞典で「的を得る」が決して「的を射る」の誤用ではないことが示された。どちらも正しいと飯間は主張する。しかし編集会議では、それは教育現場を混乱させるのではないかと慎重になる。ある一部の人によって誤用であると言われ出したために世間ではそれが浸透しつつある。しかし飯間は「的を得る」は江戸時代から使われていることを古書で突き止める。辞書に誤用ではないと書きたいが、飯間はそれに躊躇する。誤用と信じて使っている人にも愛される辞書を作りたいからだという。

改めて言葉について考え直した。しかし過去の過ちの苦い経験が蘇ったひと時であった。前任校の職場やプールでの黒歴史が蘇ってしまった。さて、「黒歴史:人に知られてしまっては困る恥ずかしい消してしまいたい歴史」は新語で掲載されるか?

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