のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

100号下層描き5

2016年10月10日 23時05分52秒 | アクリル画
背景も一度明度を落として、下層描きができました。これで3連休の自分に課した課題達成です。
 グリザイユ技法をアクリル画に応用することが今の私の課題です。グリザイユ技法というのは、始め白黒で描いた上に透明色を重ねていく油彩画の古典技法です。写真が出現する前は、絵画はある意味写真的な役目を担っていましたから、実物そっくりに描くことに画家たちは腕を競いました。そんな時代の技法です。写真の時代になると絵画の意味が変わってきます。印象派が現れました。キュービズム、抽象画…絵画は写真には出来ないものを追い求めた時代がありました。それは現在も続いています。写実絵画がレベルが低いものとして扱われ、技術よりも発想力が重視されているように思います。画家はまるで哲学者のように絵に意味づけをし、それが理解できる人が絵の分かる人となっているかのようです。私は学生時代は印象派が好きで、それっぽい絵を描いていましたが、今は、重厚な古典技法に魅力を感じます。それは、ホキ美術館に行ってからです。純粋に「ああいいなあ」と思うような絵を描きたいと今は思っています。
 話がだいぶそれましたが、もう一つの理由は、グリーズの透明色を重ねる技法が透明水彩の描き方と共通するからです。
 ま、とにかくこれで下層描き終了。お疲れさまでしたー。(自分に向かって)

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