のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

研修視察旅行

2015年09月17日 05時29分25秒 | 水彩画




 


先週の日曜日は、須賀川美術協会の研修視察旅行に行ってきました。事務局長として、旅行の計画から、参加者の取りまとめ、ツアーコンダクターと、忙しく働いてきました。今年の旅行は宮城県方面。当初は、宮城美術館と佐々木美術館を計画し、下見まで行っていたのですが、宮城美術館の変わりに、エール蔵王島川記念館に変更となりました。佐々木美術館は、秋保にあり、画家佐々木正芳さんの作品を中心としたコレクション。誰にでも分かる前衛芸術を目指したとされる画風は、空虚感や社会への風刺が感じ取れる。本美術協会の安斉先生曰く。「現在80歳代の人の作品だから、どうしても戦争の影を引きずっている。戦争が終わって社会が180度変わってしまったことへの空虚感。虚脱感を感じる。」とのこと。そのあと、名誉顧問の小豆畑先生と戦争話に花が咲きました。本会にもシュールな画風の会員はいますが、彼らに言わせると、きれいだけの絵は、装飾的で、主張がないらしい。ちょっと偏見の塊のような方もいます。ハイ。
 島川記念館は、今年7月にできたばかりの新しい美術館で、仙台の事業家島川さんが集めた800点のコレクションを収蔵しています。展示されている作品は、日本が、横山大観、平山郁夫・・・洋画が、岸田劉生、梅原龍三郎、小磯良平など名の知れた画家ばかり・・じっくり見ると3時間はかかります。金に物を言わして買い集めた?そんな感じです。しかし、画集ではなく本物を間近でじっくり見る機会があることはいいことです。筆の運び方や、マチエール、色の使い方など技法を観察してきました。

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