テレビとうさん

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「協会けんぽ収支」 と 「コロナ収支」

2021年10月21日 | 政治
 自営業者などの零細企業や中小企業が加入する健康保険である「協会けんぽ(全国健康保険協会)」の令和二年度決算報告書によると、

科目 :  予算  :  決算  :  差額
収入 :12,339:11,786:  △553
支出 :12,339:11,142:△1,196
収支差:     0:   643:   643

注)何れも単位は「十億円」で、単位未満を四捨五入しているので元データの金額とは違います。

 この、「収入減(△5,530億円)」の主な理由は加入者の報酬額(給料)が減ったことが原因で、「支出減(△11,960億円)」は加入者に対する医療給付額(△5,391億円)が減った事によるものとされています。

 「最終収支差(利益)」は6千430億円の黒字になり、当然ながら、配当金は無いので全額が次期繰り越し金になると思うのですが、是非とも令和三年度の一般管理費(人件費)や天下り団体に流れない事を希望します。と言うも、「協会けんぽ」は悪名高い元「社会保険庁」の後継公法人で、今でも「態度がデカい」ので信用できないからです。

 「協会けんぽ」の加入者は、当初は自前で健保組合を持てない中小零細企業が中心で、加入する事業所の約8割が従業員10人未満の零細企業でしたが、近年は大企業でも経費節減の為に自前の健保組合を解散して「協会けんぽ」に移行する例が増えているそうで、益々「態度がデカく」なってきました。もう直ぐ「先祖返り」する気がします。

 それは兎も角、「協会けんぽ」の加入者数は3千5百万人で、中小零細企業の経営者・被用者そしてその扶養家族が加入しているので、そのデータは国内の経済・社会指標を示すように思えます。

 「コロナ禍」で、国民の収入が減った為に協会の収入も減る事は理解できますが、「医療給付金」も減ったのは不思議です。コロナ感染症に関する医療費は全額国が負担したとは言え、常識で考えると「コロナ禍のお陰で、それ以外の病気が減少する」のは不自然です。但し、私は「非常識」なので、「武漢ウイルスのお陰で他の疾病が減少した」考えていますがww

 このデータをそのまま解釈すると、「収入が減ると健康になる」事になります。贅沢三昧の国民なら、質素な生活で健康になるのは理解できますが、日本は20~30年間デフレ状態で、贅沢できる高額所得者層は、人数の少ない「上級国民」に限られます。その他多くの「協会けんぽ」に加入する中小零細企業の国民は、これ以上質素には出来ません。

 統計上は「超過死亡(流行性感冒などによる死亡者)」が減り、
「過少死亡(例年なら死ぬ筈の生存者)」が増えた(死者が減った)事によるもので、実際には「コロナ禍」で病院に通う人が減り、健康な人が増えたお陰で医療費が減少したと思われます。つまり、素直に考えると「健康になったから通院しなくなった」と言えます。勿論統計上は、「病院に通うと寿命を縮める」と言えなくもないのですが、気の小さい私には言えません。

 恐らく今年(2021年)は、2020年に寿命を全うする筈だった人も加算されるので、例年を上回る死亡者が出ると思います。

 それはさておき、今回の「コロナ禍」は、実社会も統計上も異常な事ばかりで「自然現象」によるものとは思えませんが、「人工キメラウイルス」でも自然には勝てず、徐々に統計データは正常に近づく気がします。但し、「PCR検査」で陽性者を全員感染者にカウントしたり、「ブースター接種」をすれば、「コロナ禍」は継続するかも知れません。



コメントを投稿