オメガねこ

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「少子化」 と 「経済動向」

2023年04月15日 | ニュース
 「Nアッチ系のニュース」によると、2022年10月の日本の外国人を含めた総人口が1億2494万7000人で、おととしよりも55万6000人、率にして0.44%減ったそうです。

 記事には、人口区分では極端に「少子高齢化」が進んでいるとも書いています。但し、15歳未満の人口が減っているので「少子化」は良いのですが、65歳以上の人口割合が最も高くなった理由は「長寿化」であり、「高齢化」とは限りません。「高齢化」とは人数に関係なく高齢な人が更に齢を重ねることであり、「長寿化」は高齢者の人数が増える事を意味します。

 「
日本経済新聞」には、同期間の外国人の増加は19万1000人と書かれているので、「日本人の減少は約74万人」のようです。日経新聞は「経済記事以外は正しく解りやすい」と噂されているので、私はいつも無料版を参考にしています。

 記事によると、この74万人減は自然減少」と書かれていて、これが「経済成長鈍化を招く恐れがある」と経済に結び付けているのですが、日経の経済予想は、書いてある逆が正しいと言われているので、安心しましたww

 それは兎も角、「人口の自然減」が有るのなら「人口の人工減」も考えられます。それぞれの定義は定かでは無いのですが、現在のところ去年の「超過死亡10万人超(ワクチン接種開始前と比べると年間死亡者増は20万人を超える)」の原因は判らないとされていて、これは「人工減」かも知れません。「人口の人工減」とはその字の通り「人為により人口が減少した(或いは、された)」と云う意味です。

 「先進国」の少子化も問題視されているようですが、実際に経済を牽引する年齢層は「20~40歳、精々60歳くらい迄」で、他は消費者として君臨しています。但し、高齢者は巨大な消費者層であると同時に、次世代への資金提供者でもあります。

 「非正規労働者の増加と少子化には相関関係がある」のですが、当然「因果関係」が有る事も想像に難くは有りません。

 「経済」が、生産・流通・消費の合理的なシステムであるエコノミーの日本語訳であり、「経世済民」を意味しないのなら、経済合理性から「非正規労働者」を多用する事になります。つまり、「非正規労働者」は経費を抑える手段であり、「労働手段の多様性を齎す」と云うのは、経営者側に偏った詭弁であると言えます。

 近未来では、生産手段や流通の自動化が進み、更にその先はAIによる最適化が確立する事で、「AIマシンと消費者」が直結し経済から労働の概念が消失します。

 「働かざる者、食うべからず」から「働く者、食うべからず」の時代になり、今はその過渡期と言えます。つまり、能力の有る者は働く必要が無く資本が資産を生む「資本主義社会」に住み、一方、富の蓄積が無くその日暮らしの貧困層が苦役(賃労働では無い)を担う「原始共産主義社会」に住むと云う、「高度に分化」された未来の社会構造です。中共で言う「共産党員と農民工」の関係に近く、中国での「都市戸籍」が消滅した時点で完結します。

 農民工の前駆形態である「非正規労働者」は、現在では未婚率が高く「少子化」の原因である事も確かなようです。社会を歴史的に見ると、一般に「貧困層は多子化」するのですが、現在は反対のようです。これは、「個人主義」と「多様性」が流行しているせいなので、いずれ反転すると思われます。

 現在の「合計結婚出生率(婚姻家庭の出生率)」は2.0前後で推移しているので、日本人全員か結婚すると人口は減らない事になります。つまり、情勢に変化が無ければ、現在の婚姻家庭のみの人口が「日本の安定人口」になると思われます。

 1人の女性が生涯に産む子供の数を示す「合計特殊出生率」をみると、2022年(令和4年) は1.30です。日本の婚外子の割合(2021年)は2.4%(チリ:75.15、アメリカ:40.5%、スイス:27.25)なので、日本では「結婚できるかどうかで出産数が決まる」と言えます。

 「ワクチン接種率と相関関係を示す超過死亡の増加」や「非正規労働者の増加と相関性を示す人口の減少」は、今のところ因果関係は確認できませんが、合理的に「人口の人工減」と言えます。




2 コメント

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Unknown (gai6969)
2023-04-15 21:59:06
<「働かざる者、食うべからず」から「働く者、食うべからず」>
資産の無いものは苦役を負わされる…奴隷制度ですね。アメリカの偉い人達の思惑通りのような感じがして、不快の極みです。
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Unknown (yk-soft-85)
2023-04-16 10:05:32
gaiさん、お早う御座います。

私は趣味を兼ねて働いているので問題は無いのですが、生活のために働いている人にとっては更に困難な時代になるような気がします。
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