読売新聞オンラインの記事(2021/07/21)によると、
新型コロナウイルスワクチンを2回接種した65歳以上の高齢者は、未接種の高齢者に比べ、人口当たりの新規感染者数が15分の1にとどまることが、厚生労働省の調べでわかった。政府高官は「ワクチンの効果が実証された」と評価している。
同省が、感染者のデータを一元管理する情報システム「HER―SYS(ハーシス)」の登録データをもとに今月5〜15日の11日間に感染が判明した人について、ワクチンの接種回数ごとの感染者数を分析した。65歳以上では、10万人当たりの感染者数は未接種が13.5人、1回接種が3.7人、2回接種が0.9人だった。2回接種後に感染した人の割合は、未接種で感染した人の15分の1だった。
(後略)
です。この報道を検証します。
東洋経済ONLINE(2021年7月20日)のデータを整理すると、
年代 : 陽性者数 : 死亡数 : 致死率
60才未満:(623千人): 459: 0.07
60~69: 68,327: 971: 1.42
70~79: 50,238: 3,047: 6.07
80才以上: 58,182: 8,270:14.21
70才以上:108,420:11,317:10.44
60才以上:176,747:12,288: 6.95
注)この表は去年の2月以降のデータですが、7月以前は無視できる数値なので「過去1年間のデータ」と読み替えます。
です。
「65才」で区切ったデータがみつからないので、各データの「60才以上」と「70才以上」の平均値(致死率は8.7%)を使用し、10万人当りの調査を解析すると、
新型コロナウイルスワクチンを2回接種した65歳以上の高齢者は、未接種の高齢者に比べ、人口当たりの新規感染者数が15分の1にとどまることが、厚生労働省の調べでわかった。政府高官は「ワクチンの効果が実証された」と評価している。
同省が、感染者のデータを一元管理する情報システム「HER―SYS(ハーシス)」の登録データをもとに今月5〜15日の11日間に感染が判明した人について、ワクチンの接種回数ごとの感染者数を分析した。65歳以上では、10万人当たりの感染者数は未接種が13.5人、1回接種が3.7人、2回接種が0.9人だった。2回接種後に感染した人の割合は、未接種で感染した人の15分の1だった。
(後略)
です。この報道を検証します。
東洋経済ONLINE(2021年7月20日)のデータを整理すると、
年代 : 陽性者数 : 死亡数 : 致死率
60才未満:(623千人): 459: 0.07
60~69: 68,327: 971: 1.42
70~79: 50,238: 3,047: 6.07
80才以上: 58,182: 8,270:14.21
70才以上:108,420:11,317:10.44
60才以上:176,747:12,288: 6.95
注)この表は去年の2月以降のデータですが、7月以前は無視できる数値なので「過去1年間のデータ」と読み替えます。
です。
「65才」で区切ったデータがみつからないので、各データの「60才以上」と「70才以上」の平均値(致死率は8.7%)を使用し、10万人当りの調査を解析すると、
接種回数;65歳以上のワクチン接種回数による分類。
陽性者数;報道記事中の10万人当たりの「感染者数」。
死者数 ;年代別致死率(8.7%)から推定される、期待死亡数(この「期待」は、死亡を期待しているのではなく、統計計算で得られる値を意味する)。
補正値 ;ワクチン接種後に、何らかの理由で死ぬ人が、10万回に付き+1人とする。
補正死亡;補正値を加算した「10万人当たりのコロナ関連死亡数」。
接種回数:陽性者数: 死者数:補正値:補正死亡
0回 :13.5:1.17: 0:1.17
1回 : 3.7:0.32: 1:1.32
2回 : 0.9:0.08: 2:2.08
ワクチンを10万人に規定接種(2回)すると20万回接種になり、2人死亡(補正値=2)が加算されます。つまり、この報道の「11日間でのデータ」を緻密に分析すれば、ワクチン接種者は2倍の危険性がある事を証明できるにも拘らず、ワクチン接種後に何らかの理由で死亡する人数を無視して、「安全性誘導」を目的にした報道である事が判ります。
また、「ワクチン接種後の死亡」が中長期で現れないと仮定し、2回接種で65歳以上の陽性者が「1/15」になることから、過去(1年間とする)の65才以上の陽性者数(平均値の143千人を年間陽性者数とする)から計算すると、ワクチン接種後の「陽性者数は9500人」に激減し、致死率を「6.95%」とすると「死者数は660人」になります。
65歳以上の人口は総人口の約30%(4千万人)とし、10万人当りに換算すると、「660/400=1.65」から、10万人当り1.65人が死亡する事になります。
ワクチン2回接種後の補正値は「2」なので、ワクチン接種を毎年2回すると、毎年10万人に2人死亡する事になり、10万人当たりの「補正死亡数は3.65人」になります。
一方、ワクチン未接種者の場合は過去の値から「年間10万人当り29.5人」と推定でき、
(29.5-3.65)/29.5≒0.88
なので、「88%の有効性」を示します。これを報道の様に倍率で言うと
29.5/3.65≒8
で、推論としては「2回接種後にCOVID-19関連で死亡する人の割合は、未接種者の8分の1になる。」となります。
但し、この試算は「ワクチン接種者」に有利になる様に仮定・推定をしているので、「有効性88%」を極大値として実際にはそれ以下になります。その論拠は、「ワクチン接種後に何らかの理由で死亡する人は、元々コロナに感染すると死亡する確率が高い人」と推論でき、ワクチンを接種した感染者の母数から、前もって取り除かれていると思われ、調査期間が短ければその影響は大きく現れます。
陽性者数;報道記事中の10万人当たりの「感染者数」。
死者数 ;年代別致死率(8.7%)から推定される、期待死亡数(この「期待」は、死亡を期待しているのではなく、統計計算で得られる値を意味する)。
補正値 ;ワクチン接種後に、何らかの理由で死ぬ人が、10万回に付き+1人とする。
補正死亡;補正値を加算した「10万人当たりのコロナ関連死亡数」。
接種回数:陽性者数: 死者数:補正値:補正死亡
0回 :13.5:1.17: 0:1.17
1回 : 3.7:0.32: 1:1.32
2回 : 0.9:0.08: 2:2.08
ワクチンを10万人に規定接種(2回)すると20万回接種になり、2人死亡(補正値=2)が加算されます。つまり、この報道の「11日間でのデータ」を緻密に分析すれば、ワクチン接種者は2倍の危険性がある事を証明できるにも拘らず、ワクチン接種後に何らかの理由で死亡する人数を無視して、「安全性誘導」を目的にした報道である事が判ります。
また、「ワクチン接種後の死亡」が中長期で現れないと仮定し、2回接種で65歳以上の陽性者が「1/15」になることから、過去(1年間とする)の65才以上の陽性者数(平均値の143千人を年間陽性者数とする)から計算すると、ワクチン接種後の「陽性者数は9500人」に激減し、致死率を「6.95%」とすると「死者数は660人」になります。
65歳以上の人口は総人口の約30%(4千万人)とし、10万人当りに換算すると、「660/400=1.65」から、10万人当り1.65人が死亡する事になります。
ワクチン2回接種後の補正値は「2」なので、ワクチン接種を毎年2回すると、毎年10万人に2人死亡する事になり、10万人当たりの「補正死亡数は3.65人」になります。
一方、ワクチン未接種者の場合は過去の値から「年間10万人当り29.5人」と推定でき、
(29.5-3.65)/29.5≒0.88
なので、「88%の有効性」を示します。これを報道の様に倍率で言うと
29.5/3.65≒8
で、推論としては「2回接種後にCOVID-19関連で死亡する人の割合は、未接種者の8分の1になる。」となります。
但し、この試算は「ワクチン接種者」に有利になる様に仮定・推定をしているので、「有効性88%」を極大値として実際にはそれ以下になります。その論拠は、「ワクチン接種後に何らかの理由で死亡する人は、元々コロナに感染すると死亡する確率が高い人」と推論でき、ワクチンを接種した感染者の母数から、前もって取り除かれていると思われ、調査期間が短ければその影響は大きく現れます。
これらは、COVID-19とmRNAワクチンが、その病原体として同じスパイク蛋白を共通因子としている事が原因かもしれません。
ワクチン接種後1週間以内に何らかの理由で死ぬ人は「10万回に1人」。
従来国ウイルスによる死亡とされた人は一年間に「1万人に1人」。
イベルメクチンなどによる「適切な治療」が為されていれば、死者数は1/5になると言う人もいます。
ワクチン接種2回で1週間(1ヶ月)以内に死ぬ確率と、従来国ウイルス罹患で適切な治療後に1年間に死亡する確率が同じ。
接種2回なら、生存期間の違いは有っても、死ぬ確率は同じです。3回接種は、タバコ・アルコールと同じで、嗜好の問題なので私は勧めません。
冬になったら3回目も打ってください。
これも書かないといけない。
かもです。