「デニー・タマキ」 と 「ウォロディミル・ゼレンスキー」

ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン：
Владимир Владимирович Путин

ウォロディミル・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキー：
Володимир Олександрович Зеленський

デニー・ヤスヒロ・タマキ：
玉城　康裕


　「ゼレンスキー大統領」と「タマキ知事」の共通点はタレント（人目を引く才能のある人）ですが、知事は５月２５日に県庁で開かれた基地問題に関する有識者会合の入場時に、「ゼレンスキーです、よろしくお願いします。」とあいさつした事で人目を引きました。

　「タマキ知事」の深層心理を窺うと、「ロシアの一部とされて、蹂躙されたウクライナ」と「日本の一部とされて、蹂躙された沖縄」が重ね合っているように見えます。

　日本の原住民である「縄文人」は南洋諸島由来である事が最近になり分かってきたのですが、そうすると「南洋諸島から来た琉球人は、北海道まで移動し日本列島の先住民になった」と言えます。決して、ヤマトンチュ（ナイチャー）が琉球を侵略した訳ではありません。

　但し、日本列島に「縄文人」より前に原住民が住んでいた場合は「琉球人は日本の侵略者」の誹りを受けるかも知れませんが、それはさておきます。

　現在でも沖縄には平安時代（８～１２世紀）の言葉が残っているそうで、常識で考えると「昔から言語が同じ沖縄は、他の列島地域と同じく、日本国に含まれる」と判断できるのですが、「加害妄想と被害妄想がコラボ」すると「文化侵略の結果、同化させられた」との結論を得るのかも知れません。

　最近になり、中共の極秘文書が見つかり「中国の周辺地域を２０３５年までに同化を完了する」とする計画が暴露されました。これが事実だとすると、「中国の周辺地域の同化」の意味するところは、現在同化されていない地域は「中国ではない」事を中共が認めた事になります。

　例えば、「自衛隊基地の周辺地域」には「自衛隊基地」が含まれていない事は明らかで、「中国の周辺地域」には「中国」は含まれません。つまり、まだ完全には同化されていない「東トルキスタン（通称、ウイグル）」「チベット」や、全く同化されていない「台湾」「沖縄」などは、中国には含まれないと「極秘文書」に書かれていたと云う事です。

　それは兎も角、１２世紀ころまでは現在のウクライナからフィンランドにかけて首都をキエフとする「キエフ・ルーシ大公国」があったのですが、モンゴル帝国の侵攻により壊滅し、「キエフ公国」は何とか生き延びたようです。その後、色々あって現在の「キーウを首都とするウクライナ」になりました。

　つまり、ロシア（キエフ・ルーシ大公国の北部：ロシア連邦ではない）とウクライナ（キエフ・ルーシ大公国の南部）は元々は同じ国で、蒙古（元朝）により分断された事になります。

　「ゼレンスキーです・・・」が、７５年前に米国により分断された「日本と沖縄」を象徴しているのならまだ冗談で済みますが、「日本により侵略された琉球国の大統領」を意味するのなら、ゼレンスキー大統領がＥＵ・ＮＡＴＯ加盟を標榜しているのと同様に、タマキ大統領は「新疆リュウキュウ自治区として中華圏に加わりたい」と考えているように解釈できます。

　日本に自治体の分離独立を禁止する法律が有るかどうかは分かりませんが、次の沖縄県知事選挙で何とかケリをつけて貰いたいと思います。